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10月29

ケーブル端末処理一例

on 2017年10月29日

 

スピーカーケーブル端末処理にも色々ありますね。各社高価なバナナプラグやYラグも用意されていて、どれも立派な見栄えに機器側への強固な装着を謳っています。所がどうにも私はココが一番気になっているのですが、安い物も高価な物も押し並べてケーブル側への留め方は殆ど皆同じなんですよね、大概イモ螺子留め。しかも螺子自体は価格に関係無く各社ほぼ同じ物使っています。次に二点圧着。色々試して調べてみましたが、多芯構造線を使う限りどう頑張っても全線に均等な伝達等難しいよねコレはと常々感じています。
ここの話は今までも散々QEDのAIRLOCの項で述べさせて頂いていますので本日は割愛致しますが、現代の機械には少ないですがバナナプラグやYラグが使えない機材が有りますよね、SPターミナルが対応していないケースです。例えば80年代90年代のサンスイや、2000年ちょっと頃までのアキュフェーズ等です。ダイヤトーンも復活後の事はロクな販売ルートもアピールも無いんで良く知りませんが、無慈悲にオーディオ事業終了した1990年代後半年前迄の彼らの全盛期はそうでした。一般的にはこれらは線を捩ってターミナル穴に挿入してから締めるのですが、ここどんなに締めてもいずれ緩むんですよね、撚り線が相手じゃ。でもって力任せに締めあげると簡単にターミナル捩子切ります。結構多いんですよ、そう言う事故。特にターミナルが小さい時代はそなに力は入らなかったでしょうが、主に見栄えを求めて年々ターミナルは大径化して来たので、非常に力が入ります。親の敵みたいに捩子回してる内に急に手応え軽くなったと思った刹那ポロっと頭が落ちる瞬間って悲しいですよぉ。お前はやったのかと?ええ、やりました。アンプじゃなくてホイールナットで。20年以上前ですが、本来トルクレンチで管理して締めるなんて基本的な事も知らずに、古い英車のそれを力の限り十字レンチ回したらポロっと。泣く泣くナット三本だけ締めて自動車屋さんに掛け込んだら怒られたなぁ、あんときゃ。たまたまそこにおフランスのパナールって1960年代初頭のドマニアックな車が入庫していて、この車はなんと初めからホイルナット三本締めなんですが、一本欠けた3/4状態とトライデントに3本ナット締めてんのは当然意味違いますし危ない。
話が逸れました。で、端末の話。QEDのAIRLOCは勿論お勧めしたいです、見事なもんです。オーディオアクセサリーなどは本来効果は色々で、100%絶対とかは当然あり得ないのは他の製品も含めてですが、AIRLOC処理に関しては今の所両手両足の指合わせて5人分くらいの処理件数数えても、お客様方からは絶対的な好評価です。非常に分かりやすく差が出るのでしょうね、こちら。ただどうしたって有る程度の金額は掛かります、ケーブル同時購入で8箇所処理バナナプラグ代込みで17,200円。これを安いと感じるかどうかはその効果を体感したか否かで大きく変わるのですが、なんであれそれだけのお金は必要です。そこで、バナナプラグ対応で無い方も含めてそこまでお金使うのはまだ躊躇するし、でも確かに撚り線締めるだけってのもどうもなぁとお感じの方には、次善の策として端末角圧着処理をお勧めしています。こちらはAIRLOC処理の応用で、リングスリーブを専用の工具で全方位から均等な加圧で噛み潰します。こうすると全線が均等に筒内で強烈な加圧でおし並びます。どれ一本として遊んでる線が存在しません、コレは一般的な二点圧着工具では為し得ない仕上がりです。これなら片側プラスマイナス左右4箇所で基本的には2000円で行えます。つまりアンプ側スピーカー側両端で4000円でこの仕様が手に入ります。お持ちのスピーカーケーブル持ち込みで一向に構いません、その方が新規購入よりも処理前処理後の体感が鮮明になるのでオーディオ趣味的には面白いかも知れません。また、私達で扱い切れていない様なケーブルを利用されたい場合は、他所の超大型カメラ家電販売店のオーディオコーナーで購入なさってそのまま持ち込まれても一向に構いません、何しろケーブルの在庫だけは山盛り(ある有名なお店で数えたら200種類もロールで並んでましたよ!)あっても、どうせ彼らはケーブルは販売しても角圧着は愚かAIRLOC端末の加工等、下手すれば半田程度の事でさえ受けてはくれないので。写真は先日ご注文頂いたスピーカーの納品に一緒に何か適当なケーブルをとの依頼の際に、お客様からの指定は無かったのですがせめてもの気持ちで、ただ線切ってお渡しするのも何なので、バイワイヤ―16箇所分加工させて頂いて納めたQEDのXTCケーブルの角圧着後の姿です。どうです、綺麗な見栄えでしょ?結局のところ良い音ってこういった所への「適度」な拘りが近道だと個人的には感じています。皆様も是非手元のスピーカーケーブルの端末処理見直してみませんか?

 

ケーブルの端末処理はまずは近所のオーディオが並ぶだけは並んだ超大型カメラ家電量販店のオーディオコーナーか、或いはまだ日本中に100軒ほど残ってると言われるオーディオ専門店に相談してみましょう、それでも駄目だったらでんき堂スクェアまでどうぞ。→0466-20-5223

 

PS:まぁ他所で買ったケーブルいきなり持ち込んで「端末処理しろ」言われて気持ち良く応対して貰える店がどんだけあるのかは流石に私も保証は全く致しかねますので、そういった心配が先に立つ方は、お住まいの地域に関係なく始めからでんき堂スクェアまでどうぞ、大歓迎です、私、ハイ。→0466-20-5223

 

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10月28

オリジナルシェルのグレースF-8L´10にシルバーのリード線を

on 2017年10月28日

グレースのF-8L、ベテランにはお馴染みの、今から何十年も昔のオーディオ隆盛期から全盛期の一時代を築いた国産MMの雄ですね。当時の資料を紐解くと、アナログカートリッジの構造はMCかMMどちらがベストかみたいな大論争があったそうで、何を根拠にかまでは知りませんが、グレースの一方的な勝利宣言なんかあったりして、私が知らない時代、当時のオーディオは本当に面白そうですね。因みにグレースと言う会社は屈託ないと言うか未練がないと言うか、1980年代初頭のCDの登場と同時に、無駄な抵抗や転進はしなかったというか、ブランド元の品川無線は時代の変化にいち早く気が付いて、この先アナログカートリッジビジネスは終息すると他社より早く感じた様子で、もうや~めたって感じであっさりオーディオビジネスから手を引いてしまいました。つまり潰れたとかじゃないんですよね。
さて、今日のお仕事はその癖の無いフラットな再生音が魅力のグレースF-8L、後期の´10(ダッシュテン)と呼ばれる針先が奢られた、しかもどういった経緯かは存じませぬが、奇跡の未使用新品!に凝り性のお客様が別口で入手された純正のシェルを装着して銀線のリード線を奢る作業です。RedRoseMusicのこのリード線、あまり流通無いですが良い線ですよ、でんき堂スクェアは比較的この線を安定して供給致しますので、興味おありの方はお早めにどうぞ。何故なら、製作側の手持ち部材品限りなのです、この線。何でもマークレビンソン氏の個人所有物の線材だったのだとか・・・。その線をgraceロゴも眩い当時の専用シェルに組み上げていきます。

 

 

そこで注意なのが、このシェル、ピン根元の色分けが通常のシェルとは正反対になって居ます。当時のグレースのアームはどういった理由か、内部配線が独自で、赤白緑青の配線順序が一般的他社製品とはが逆なのです。よってそのアームの為にこさえたシェルの色番手指示も当然逆さまで、皆が皆リードピンの配色順等覚えている訳ないですから、この指定順に習ってリード線の色を組んでいくと、グレース以外のアームにそのシェル組む限りは必ずステレオ再生音は左右逆になります。勿論今回はそんな失敗もなく、無事組み上げて再生確認したその音は、成る程当時彼らが一方的に勝利宣言してみたくなる気持ちも分からんくもないよねと思える滑らかで必要な情報はキチンと提示しながらも抑制のきいた素敵な音でした。

 

 

実際グレースのシェルにそのまま組んだ針を他社のアームで何十年に渡って聴き続けた為に、聴いて来た音楽が全て一般の方と逆に身体に擦り込まれて記憶されてしまい、今更どうにもならなくなってしまっている人を何人か知って居ます。中にはCD化されたらステレオ左右逆になってんだよね、CDやっぱ駄目だよねみたいなこと真顔で言った方も居ました。とにかくそういった不幸な事故を起こさない為にも、アナログカートリッジの取り扱いは当然その程度の知識はアナログ製品扱っている以上は有している筈のオーディオ専門店にお任せになって下さい。残念ながら不幸にしてそういった事どころかグレースさえも知らずにアナログ製品だけは激安ポイントで山と積んで音も出せず、失礼、だ「さ」ずに販売されている立派な販売コーナーを有した大型家電カメラ量販しか見当たらなかった時は、グレースの事で、いや違った、この売り場に置かれているアナログ製品の事で質問ですがって尋ねてみて、それが何であるかピンと来なかった様子だったり、質問をきき返して来たらサヨウナラして下さい、それ以上はお客様にとっても、オーディオたいして好きでもないのに仕事でそこに立っている店員にとっても時間の無駄になるので。

 

 

お客様はこのグレースを未使用新品の触れ込みでオークションで入手されたとの事、顕微鏡で針先を見る限り、その言葉に出品者側の嘘偽りはなかろうねと思える美しい状態でした。何故そんな事が分かるのかと簡単に言うと、ダイヤは綺麗に磨けても、カンチレバー全体に纏わり付く使用に伴う汚れやアルミ材の腐食までは、スタイラスクリーナーでは落としきれないからです。私自身がグレースの針が好きで良く使うのですが、手元にあるのはどうしたって全て中古です。こんなに綺麗でフレッシュな音を出すグレースは初めての経験でした。何しろ40年前ですもんね、この針現役だったの。つまり、お客様は良い取引を今回そのオークションでされたと言う訳です。

 

超凄い立派で滅茶苦茶巨大な資本と売上を誇って優秀な人材も山盛り配属された超大型カメラ/家電量販のスゲー立派な売り場で、何故だかオーディオコーナーだけは全然見掛けない店員探し回って漸く捕まえてアナログカートリッジの装着を頼んだのに話が伝わらなかったら→0466-20-5223

 

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10月27

ケーブル作成時のカスタムお受けします

on 2017年10月27日

ちょっと更新が滞って居ます。実はここでお見せしたい作業は毎日沢山行っているのです、今日だってQEDのエアロック噛んで右90度出しの電源ケーブル作成してケーブル作ってカートリッジ組んで端末加工して半田ゴテ振り回してと、依頼を受けての仕事は沢山あったのですが、故にPCに向かってる時間が全然無いのです、気が付けばもう完全に深夜回って二時、ここんとこずっとこの調子ですが明日の午前は配達入って居て参ったなこりゃ。でも一つくらい紹介したいからなんとか。

 

 

写真はでんき堂スクェア的には結構人気の通称“ The Yellow ” 米国MIL規格同軸線とSwitchCraft端子で組んだRCA-ステレオミニケーブルですね。写真を良く見るとアモルメットコアが二種類各一個通してあります。今回お客様からこのケーブルを作製依頼お受けして、同時にお客様持ち込みのコチラを通す依頼をお受けしたのです。価格は・・・、追加料金無しです、このケーブルの価格のみです、端末ハンダする前に通しておくだけの簡単な作業だったので。今回は全く手間の必要の無い作業だったのでそういう時もあります、手間が掛かる時も最小限可能な範囲でのお値段計算です。皆様も色々相談なさってみて下さい。

 

ケーブルの作製依頼も加工依頼もカスタムも→0466-20-5223

 

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10月23

GRAD Platinum2をShelter Model1011Lに銀線リードを介して装着

on 2017年10月23日

 

台風一過の今日、皆様にはお変わり御座いませんでしたか?お変わりないと言えば国政選挙も大した変わり映えの無い毎度の結果でしたね、投票率が5割程度だったとか。つまり有権者のたっぷり3割近くが選んだ政党が選挙以前に散々引き起こした色んな問題なかった事にしてこれから数年やりたい放題やる訳です、極めて優れた選挙制度に心底感謝して、民主主義には諸手で万歳ですね、まったく。

さて、その自由主義だか民主主義だかの優れた運営の先輩にあたる、第二次世界大戦戦勝国側我が国から見れば占領軍代表たる自由主義陣営の雄にして未だに根強い人種差別とかを結構オープンに引きずってトランプ氏みたいな偉大な大統領選んじゃう正義と自由の代表の米国からやって来たGRADの針です、今日は。
この針はいいですねぇ、本当に。木製ボディの関係でどうしても大柄なのですが、セットアップ終えてアームに据えて音出しした途端、依頼下さったお客さんと顔見合わせました。こういうの接する度に僕は不思議な感覚にとらわれます。見るのも聞くのも不愉快になる様なニュースを提供するのは毎度毎度米国とその関係であり、なるほど畜生大したもんだなと感心させる物を色々と提供するのもやはり米国なんですよね。如何にも大雑把な感じのざっくりとした造りのケースに収まって納品されるこの針が出す音は、やはり色んな面で懐の深さを感じさせる米国製のおおらかさとスケール感でもってレコードを再生してくれます。米国の針と言うとシュアーやエンパイヤ等が思い浮かぶでしょうが、グラドが聴かせるスケール感と押出しの良さは、もう少し広く皆様の耳にも届いて欲しいなと感じた次第です、何しろ今時としてはこの価格帯は魅力ですよ。 

 GRAD Plutinum2 → http://www.a-sq.net/item/refplatinum2.html

 

 

グラドの針も他の針も、とにかく「でんき堂スクェア」までどうぞ→0466-20-5223

 

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10月23

でんき堂スクェア開店中

on 2017年10月23日

 

ここ暫くここの更新が出来て居ませんでした。言い訳したくないのですが、要するに忙しくて手が回らなかったのです、期待されていた方には御免なさい。例えば今日10/22㈰は季節外れの超大型台風襲来前日で、流石にお客様方も少なかろうと、事務仕事やこのブログやケーブルの作製側に回ろう等と、雨脚強まるばかりの県道の通勤の道すがらハンドル握ってそんな事考えながら店に出たのですが、でんき堂スクェアはつくづく気の優しいお客様方に支えられているな改めて感じましたが、店開けるなり

「いつも忙しいそうだから、今日みたいな悪天候ならゆっくり話も出来ると思って」

と、実の所は内容の乏しいあまりにお粗末な国政選挙のせいでTVが最悪に詰まらないしこの天候じゃどうにもならないからとの本音なぞはおくびにも出さずに、お客様が何人も来店されるのですよ、本当にありがたい話ですね。その結果実にたくさんの仕事を頂戴頂けたので本日もここには多くを書き込めないのです、よって本日はココを見て下さっている皆様にはゴメンなさい、ご来店下さっている皆様には心より有難うございますと申し上げさせて頂いて今日の所はお終いとさせて頂きます。

追伸、QEDエアロック処理やオリジナルケーブル作成等が、当初の目論みより大分注文数が増えて来た為に、オリジナルケーブル作成やアナログカートリッジの装着なども含めて、作業系の即日対応が些か難しい状況となって来ております。必ずベストの内容で承りますので、お時間的猶予だけ何卒ご承知下さいませ。上の写真みたいな仕事が増えて来ていて、どうしてもお時間掛かってしまうのです。

そう言えば監視カメラで社員と客の動向を監視しているとっても気分の良い家電量販の、その中にこさえてあるオーディオコーナーのスタッフブログ覗き見してみたら、役所に提出された道路工事の許可申請用紙読んでる方がまだ面白いかもと思えるくらいつまらない内容で、殊更自慢ゲに自分が今度買う150万のスピーカーを述べてる僕も大変良く知ってる死んだ魚の腐った様な眼で人の事見て下さる出戻りのスタッフの文章に行き当たって、僕彼の事大好きだから何とか全部読み終える前に気が付いたらキーボドに涎流して突っ伏してましたが、前年比でドンドン数字落としてるこのオーディオ売り場のスタッフが、自分のオーディオとかスピーカーとかどんどん高額な物に買い替えていく話を、ましてや責任者でも店長でもないペーのスタッフの、しかも一度辞めた筈なのに何故か戻った出戻りレベルの人間がブログで吹聴出来るんだから、さぞかしこの会社景気も利益も給料もいいんだろうなぁと、僕もその十分の一くらいのでも良いからオーディオ買いましたって皆さんに報告できる位にはがんばろっと!

どっち道何買おうと、オーディオ屋のスタッフが自分の購ったオーディオを、公開ブログで嬉しそうに騙ってる様じゃアホですがね・・・

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10月15

DENON モノラル用カートリッジDL102です

on 2017年10月15日

各社モノラルレコード用にカートリッジを出されていますが、ベラボ~な物は別として、最も価格的にも性能的にも安心してお薦め出来かつ安心して使えるのは、やはりコロムビア以来の伝統のDL102です。所がこの針、企画と規格が60年近く前と余りに古いので、現代の感覚ではちょっと安心してリード線装着等はお勧めできません。ハッキリ言うとまず大抵の方には無理だと思って頂いて結構です。二極しか出ていない、しかもエライ長いピンにそれぞれリード線二本づつ挿すなんて、恐らく数百、千回はリード線付け外しして来た私でも御免蒙りたいです、勿論何度もやってきましたが。50年前の昔はこの針皆さん気軽に半田付けしてたんですが、今時はちょっとそれもね。以前も書いたように専用のY字型リード線を用意してあります。最近上位グレードも作って貰いました。所がですね、それでも事故の報告が絶えません。線の取り回しが難しいのですよ、コレ。それにピンセットでチップ握ってピンに挿そうとする方が殆どですが、大変失礼ながらそれ間違いです。ピンセットは摘む物であって力を入れる道具では有りません、サクッと滑ってスカッと針飛ばします。さりとてペンチも不向きです。先日超高価な針のリードピンをペンチで握り潰して一発オジャンにされた方もおられましたし、高価なリードチップの付け根を折られた方もいらっしゃいました。とにかくもう止めましょう、不幸な事故は。よって、でんき堂スクェアとしては、一般カートリッジもですが特にDL102に関しては、装着を各地のオーディオ専門店に、或いは頼れるべきお店が見当たらない際には手前どもに依頼する事をお勧め致します。尚、DL102は現在DENONの奮闘も虚しく絶望的な品薄状況です。取り扱い量は実質でんき堂スクェアがトップクラスなので供給自体は必ずされますから、ともあれ予約を入れて下さい、必ず入荷次第順番にお渡し致します。それから毎度繰り返しますが、アナログカートリッジは必ず取付技術を持ったスタッフの居るオーディオ専門店でお買い求めください、取引の力関係上、アナログ製品に対して技術もロクに持ち合わせないどころか売り場に人さえ居ない様な超大型家電カメラ量販にそれを卸さずにはいられない各メーカーに成替わりまして切にお願い申し上げ致します。まぁ、家電量販で売れさえすればいいと言う価格体系と営業姿勢でオーデイオ製品こさえてるメーカーの事までは言う気ないですがね。

 

 

カートリッジ取り付けのご依頼は→0466-20-5223

 

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10月14

シスコン復活とパイオニアに思う

on 2017年10月14日

ここでは、普段からオーディオ的に凝った方々の好みそうな物ばかり紹介して来て居ますが、オーディオは本来マニアの占有物でも無し、1970年代にはごく普通の家庭にシステムステレオ、パイオニアやビクター、トリオ等でお馴染みの銀色に輝く機材が同じメーカーの誂えた立派な木製の家具調ラックに収まっていて、再下段にはLPが数十枚並べられて引き出しに小物が入るアレですね、当時の価格でも10万~20万はくだらない物が、普通の家庭にTVが20インチは有れば立派だった時代の各家庭に当たり前の様に並んでいました。
私等は幼少期は別段裕福な家庭でもマニアでもない普通のサラリーマンの親を持ち、名古屋郊外の公団2DKで、勿論車等所有してる訳ないしエアコン付いてる家等皆無の環境で、風呂にシャワーも付いていない住まいでしたが、レコードプレーヤーを抱いたビクターのレシーバセットが置いてありました。後で気になって調べたら1972年型で、当時で五万円超す程度のセット、丁度大卒初任給が5万円と言われた時代の一般レベル、或いはそれより低い程度の生活環境だった私の家にも、この程度のステレオは有った物だし、63棟も並んだマンモス団地の幼稚園の色んな同級生の家に遊びに行けば、どの家にもやはり似た様なステレオ装置は大概は並んでいた事を良く覚えています。因みにこの団地は五階建ての豆腐型公団で一棟当たり40家族程度の部屋数でしたが、大きな芝生の前庭を持つ広々とした環境に駐車場は各棟二台ずつだけと言う、今では想像もつかない状況でした。友達で自家用車持ってる家、ほんの少しだったよね、あの頃。
現代の感覚に直せば40数万円程度のステレオが各家庭にマニアとか関係なく置いてあるのと同じ金銭感覚でしょう。私の家でさえ今で言う20万円程度のシステムだったと言い替えられます。木の箱の良く響くほのぼのした音の記憶があります。逆に言えば今の立派な戸建てやすっかり広くなった公団やマンションの間取りで、立派な車が一台どころか複数台、全室エアコン完備で50インチのテレビは当たり前の昨今に、それらの投資額や存在に比して存在も内容も明らかにしょぼい音楽環境の現代がおかしいのです。
まぁ皆様が生活の重点に何を置こうと一介のオーディオ店が何か喚くべく問題ではないでしょうが、ただ一つハッキリ言えるのは、当時の各家庭の方が今より遥かに音環境は優れています。ハイレゾ語ろうがデジタル云々言おうが、2~3万円程度のプラスティックの練り物に基盤が張り付いた様な物から得られる音は、逆立ちしても70年代のシスコンには敵いません。確かに丸ビル一棟分の容積のコンピューターを必要とした性能が、掌サイズのモバイルに収まってしまう今の時代に、オーデイオも小型高性能化したと思いたい気持ちも少しは分からんでもないですが。因みに最新のテレビはそりゃ画質も素晴らしいですが、こと音に至っては、1970~80年代のテレビにさえ到底及ばないレベルまで衰退しています。薄いフィルムがペラペラ仕込まれてるだけだもんね、しかも下向きとかで。重たい木箱に独立アンプと紙製コーン仕込んでた時代のTVの音の方がそりゃ良いに決まってますが、視聴者置き去りの4K8Kと言った解像度至上主義志向の彼らや販売店からそこに声が上がってこないのは、最早不思議と言うよりは毎度お馴染みの、売れりゃ後はどうでもいい如何にも日本の家電業界らしい話ですね。
閑話休題、今日のお仕事は、余程物持ちが良い方だったのでしょうが、1976年型のパイオニアのシスコンの再整備です。要するに持主たる御主人は別段マニアでは無いけど、若りし頃コレをどこかしらの電気店でお買い求めになったのだそうです、勿論大型家電量販等と言う軽薄な販売形体の店など存在しない時代です。街の電気屋さんかデパートの電気製品売り場の仕事でしょうね、きっと。当時の価格でも30万近いセットです。スピーカーも大きくて縦型の木製キャビネットも立派。でもお客さんは配線とか全然分からない、そりゃ40年前に電気屋さんが据え付けてくれてそのまんまですもんね。興味持って弄らない限りは壊れるまでその時の姿で存在するのが普通の家庭のオーディオです。今回そのお客様のご親族、兄上ですね、歳を重ねられて自分より一足先に旅立たれ、その形見として譲り受けたスピーカーを繋いで上げたい、でもどうすればいいか良く分からない、そういう依頼です。
御主人は全くオーディオ的知識は有さないので兄上のそれが何であるかはよく分からないが、とにかくそのスピーカーは大きくて外国製で兄はマニアであったと。なんだか発音し難い英語だと。それで写真を見せて貰ったら何とタンノイだ。TANNOY、オーディオ好きな人は当たり前でも、興味なきゃこの綴りは無理ですよね、そりゃ。コルク貼ってあったイイ時代のスターリングで、スタンド分割だった時期のサイドの音響ダクトを触って低域の量感調整が出来た、おおらかな聴き応えを有した最後のタンノイです。

「お客様、これはね、確かに時間は経っているけど良い物ですよ、お兄様の為にもキチンと接続して音を出して差し上げましょう、幸いにしてアンプは40年経って今尚健在、流石に音質的にはコンデンサが抜けて来た感じの音だし、あちこちガリも出て来ているけど、今回はケーブルだけ新調して、いよいよの時がきたらアンプを考えましょう」

そういう話で纏めて端末を処理したケーブルを持参してお客様宅訪問です。閑静な丘の上の住宅街で、成る程1970年代に売り出されたであろう事を偲ばせる戸建てがまだ幾つか残っていました。

 

右がビンテージ対応の小径用プラグ、左がバナナプラグ

 

パイオニアと言うブランドや会社は、往時の勢いは今は見る影もなくなり、慈愛に満ちた創業者の人間性なぞ知ろう筈も無い姿勢で臨む営業共の、オーデイオや取引店に対する熱意もポリシーもマナーも全く持ち合わせないか感じさせない事のみに長けた、もうこれ以上罵る言葉さえ浮かばない現代のパイオニアの彼らからすれば、眩い位の当時はとても輝いていたパイオニアの懐かしくも立派な面影を抱えて銀色に輝くシスコンを、あちこち整備して接続取りなおして新たな環境に移った英国タンノイに接続です。
立派とは言えこの時代のシステムのスピーカーターミナルは本当にささやかな物で、バネ抑え式の小さな穴が開いたパッチン式の例のアレですね、なので、そう言った端子に撚り線を綺麗に纏めて細径に確実に挿しこめるTARALABのSA-PINと言う端子でアンプ側を仕上げ、スピーカー側は高価な物は使いませんがバナナプラグでしっかり組み上げておきます。一通り接続終わって掃除も少しして、長い事回って居なかったターンテーブルもベルトを変えたらちゃんと回って音も出て、こちらのご主人も喜ばれたし、その兄上もきっとお喜びであろうと、少しイイ気分で帰って来た次第です。
要するにでんき堂スクエアは、マニアでなくても音出しに困っている方への手助けを致しますと、そう言うお話です。因みに今回頂戴した料金は、目的地までの往復電車賃プラス、スピーカーケーブル及びプラグ、ベルト代金実費と1時間半程度の出張作業費としての5,000円でした。金銭の価値感は皆様それぞれおありでしょうから、妥当に感じられた方は是非、オーディオの件で何か必要御座いましたらお問い合わせ下さいませ。若い頃は自分で担いで階段上がったけど、もう歳喰ってこんな重いアンプ下ろせない、でももう一度直して使いたいから助けてくれ、息子もアテにならんのじゃと言った依頼も良くお受け致しますので、諦めてしまう前に一度検討なさってみて下さい。

最後に、現代のパイオニアの事をぼろ糞に書かせて頂きましたが、取引店に対してのらりくらりと3年間音沙汰ない彼らの営業姿勢に、慈愛の心で接せられるほど私は人間が出来て居ません。その前の担当者等は

「我々パイオニアはオーディオなんか重視していないから、小規模なオーディオ販売店等相手にする気が無い」

とまで、湘南モールフィルのハンバーガー屋でコーヒー飲みながら言い切られた事もあったしね(笑)
こんな奴が跋扈するパイオニアなら、オーディオを愛して仕事している身分としては、パイオニアなんか無くなってしまえばいいと心の底から思います。しかし今まで私達を楽しませてくれたパイオニア製品は大好きです、個人的には沢山所有して仕事では山盛り販売して来ました。そんな私がパイオニア消えちまえなんて言うと、創業者にして敬虔なクリスチャンであった松本氏が聞いたらさぞ悲しむでしょうが。

 

オーディオ再整備のご相談はコチラ→0466-20-5223

 

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