先日コチラをお納めしたお客様より嬉しいお便りを頂戴致しましたので、ご本人様承諾の元掲載させて頂きます、AIRLOCご検討の方への参考になれば幸いです。本文最後に追記致しました。

 

こういう立派で高価なケーブルでのAIRLOCオーダーが入るとやはり「来たな、高級品め!」と身が引き締まります。だって凄い手間と時間喰うんですよ、このケーブル、特にシングルバイワイヤの場合。今回3時間使っちゃいました、しかも来客来店電話が鳴り響く店内では、集中してミスない作業は無理なので、店舗お休みの日に店に出て来て作業しました。それでも電話鳴ったりお客さん来られたりするから結局それはそれで嬉しいので対応して時間喰うのですが。所で作業時間三時間と聞いてお前腕悪いなと思った方もおるでしょう。一応今回の作業内容書き出しますね、そんなの余裕ジャンって思った方はどうぞ御自身で、こりゃ頼んだ方がええわと感じた方はコチラまでどうぞ→0466-20-5223

 

 

zonotone 7nsp-7070GrndioをQEDでAIRLOCシングルバイワイヤ作製

①極太線外皮を左右両端分約15㎝計4箇所被覆を切り取り、内芯傷を付けない事。抜くのも結構大変。
②中から4芯出てくるので、その先端各端末被覆四箇所左右両端計16箇所を20mm程度剥き取り、内線に傷つけぬ事。
③更に色々な線種の計6本の被覆付き撚り線と一本の単線をが現れるので、各線6箇所各端末24箇所、左右両端で計96箇所細い細い線を切り落とす事無く剥く事。
④両端4箇所に伸縮チューブを被せ熱を加え収縮させて金属パンツを装着。
⑤端末挿入前に必要な伸縮チューブを各端末に処理、熱処理
⑥各端末12箇所、即ちシングルバイワイヤなのでアンプ側を2本一組に束ね直してAIRLOC端末を挿入、SP側も綺麗にそれぞれ束ねてAIRLOC処理、ハンドプレス機で12回相当な力で押し切る感じ。

この作業は手や肩がカパカパになる位力を使います。視力も帰りの運転怖い位使います。ここまでやったこのケーブルは、正直な所ゾノトーンの純正プラグで仕上げた完成品仕様を軽く上回れているであろう事は、実際にその頭を着け替える作業を依頼下さった方々の事後の報告によって、私自身もある程度の自信を持ってお約束できますよ。面白そうだなと感じた方はどうぞ、道具と時間と技術でもって挑戦してみて下さい、或いは近所のオーディオ専門店に依頼してみて下さい。御自身でやられるまでもなく、近所の立派なオーディオコーナーを有す大型家電カメラ量販でも請け合って貰えなった際にはでんき堂スクェアまでどうぞ。でも彼らがこのケーブル日本で一番在庫持って売ってると思うんだけどね・・・

話最後になりますが、これだけ複雑に複数の線材組み上げて作られたスピーカーケーブル、剥いて撚っただけとかハッキリ言って殆どその複雑な構造の効果期待出来ないし、一般的なバナナプラグ等の小さなイモネジが噛む部分なんてほんの数本に対してで、ちょっと引っ張ればすぐすっぽ抜けるし、普通の工具で圧着しても両端脇力抜けて全ての線材に均等な圧力でカシメられるAIRLOC方式には到底及ばないと思っていますが、皆さんはどう感じますか?

 

 

ゾノトーンの7nsp-7070GrandioをQEDでAIRLOCシングルバイワイヤ製作していただきましたKと申します。素晴らしいクオリティで、音も澄み渡ってかつダイナミックで、システムがワンランクアップしたのが分かるほどでした。商品を買ったというよりも、作品、芸術品を買わせていただいたという気持ちがいたします。
本当に素晴らしいものをありがとうございました。お礼がしたくてメールいたしました。また機会がございましたら、よろしくお願いいたします

 

こういうお言葉は励みになりますね、こちらこそ有難うございました。