*新発表のコットン巻仕様のFurutech FP-220とFI-11(Cu)で組んだQED AIRLOC応用の角圧着端末内部接続電源ケーブル、説明はずっと後の方で、写真は橙色仕上げアモルメットコア内装1.5m

皆さん今晩は。オリンピックは色々グダグダ、ウクライナとロシアとNATO諸国もグダグダ、ついでにオーディオ業界はクタクタともう世界中ロクな事が無いのですが、まぁめげずにでんき堂としては頑張って行きたいものですね。
しっかしなんですね、KGBのお下がりみたいな指導者のメンツで欧州にて再び戦火をたがえれば、もうこれはどこに住んでいても影響がないとは言えますまい…

さて、当店はお客様とのケーブルのカスタマイズなどのやり取りが多い関係で、そんなお客様方よりの色んな提案を元に閃きやアイデアも数多く、今度はそれを元にお客様への再提案が二次三次的に生じ、元のアイデアが複数の人間の指向と思考と思想と試聴を重ねて大きく変化/進化を重ねた結果、当初は考えもしなかったパフォーマンスを有して店頭で皆で驚いてしまうような体験を多々致します。
元来が色々工夫しての何かしらが好きな店主なのですが、昨年11月辺りから我ながらちょっと冴えて来たなと言うか、依頼下さるお客様方とコチラ双方の提案を元に手掛けた仕事がどれも当りが出ている、要するにノッてるんですよね。本当はもっと早くにコチラに紹介したい案件も沢山あったのですが、今回その新しいいアイデアを基に作り始めた、コールド側を圧着に成功したケーブルがとても好評で、正月を挟んで2か月間でRCAケーブルだけでも100セットも組んだと言う、思い返す限りでも個人的にはオーディオを生業にして30年間でも初めての状況に、ここに来てキーボードを触る時間が殆ど取れなかったのです。
因みにRCAケーブルを100セット、しかもコールド側QED AIRLOC応用の圧着特別処理済みで組むためには、線材を任意の長さに200本切って、内訳が同軸と2芯シールドが半々だとしたらケーブル端末1000回剥いてRCAプラグ400個付けて、角圧着処理を400回して半田800回盛ってシース200回被せて収縮チューブを各所に1000回ほど切っては被せた計算です。メーカーさんでもない限り想像つかないでしょう(笑)おまけにその他の仕事があった上での作業なのですよ、専業で取り組むなら確かに100セット分の作製は70~100時間程度で仕上がるでしょうが…

 

 

今回紹介したいのは電源ケーブルです、まずはおさらいですが上記は以前から紹介させて頂いているものです。Furutechの2芯電源ケーブルFP-220に同社のFI11シリーズを両端に装着したオーソドックスな物ですが、プラグ内接続が当店お得意の英国QED AIRLOC応用の角圧着処理接続で、プラグ内での端末接続としては考えられる限り最良の嵌合具合を実現し安全性が確保出来ています。プラグは無メッキ銅FI11(Cu)、金メッキのFI11N1(G)、ロジウムメッキFI11N1(R)の3種から選択でき、また、25cm単位での自由な長さで作成し、更には外装のビニールナイロン製メッシュシースがお好きな色から選べます。写真左上から時計回りに→半透明→集合写真→緑→黒→赤→青→黄→橙、最後に真中の灰色の並びで、今現在この8色に加えて白及び紫が追加された計10色から選んで頂けます。オプションとして中村製作所のアモルメットコアのプラグ内装、ケーブル外装の双方も選択頂けます。
詳細はコチラ→https://www.audio-sp.com/?p=16865に譲りますが、無メッキ銅仕様なら1.25mで16,900円税込みでお渡し可能です。25cm増すごとに₊700円の計算です、例えば2mならば同仕様で18,300円税込みと言う事になりますね。因みにロジウムメッキ仕様で1.25mなら19,300円税込み、長さに関しては上記と計算変わりません。過去の納入実績からして価格以上に愉しんで頂けている事はお約束いたします、特徴としては全帯域のヌケの良さとバランスの良さと手前味噌ですが書いておきますね。
また、Cu仕様のプラグのみケーブルクランプが樹脂製なのですが、ここを上位グレードと同じステンレスクランプに換装も致します。両端分で5,000円の追加となり価格的にはロジウムメッキのプラグで組んだ仕様を上回ってしまうのですが、無メッキ銅に対して本来金メッキやロジウムメッキが電気接触的な意味で必ずしも勝って居る訳でもないので、音色に色味が付かない無メッキのままにパフォーマンスの向上を図りたい方々からの支持がとても厚いメニューで、これ(FI‐11(Cu)+ステンレスクランプ仕様)が一番音が良いと言われる方が沢山いらっしゃいますね。詳細はコチラ→https://www.audio-sp.com/?p=17250
尚、当店オリジナルに限らずFurutech FI-11(Cu)のプラグ(含むOEM)を採用した電源ケーブルをお使いの方にはどなたにも対応出来る案件ですので、ご自身での換装も比較的簡単に行えますから、その場合はステンレスクランプのみの販売も可能です。両端で5,500円、片側で2,750円税込みです。交換したいFI‐11(Cu)を採用したケーブルを店頭へお持ち込み頂ければ、クランプ交換に関してはこの値段のみで追加工賃なく対応致しますよ、プラグ根元のクランプを触って見て樹脂だったら是非ご相談くださいね。尚、規格的にFurutech FI‐11(Cu)及びそのOEM仕様に限った対応である事とご理解くださいませ。

 

 

話が長くて御免なさい、今回はそのシリーズにインレット側眼鏡型プラグ仕様の追加を報告致します。昨年よりお得意様方を中心に既に販売は開始していましたが、漸くコチラで正式発表が出来ました。 小型の機材やゲーム機、TV等に採用が多いあれですね、ACアダプターへの給電側等での採用も見掛けます。ともかく音に拘るオーディオ遊びですから、大型機材以外にも電源ケーブルへ配慮を示したい方々から、各メーカーブランドから数だけはやたらとある電源ケーブル製品の中にあって、眼鏡型は途端に選択肢が無くなってしまう事もあり大変好評をいただいております。
眼鏡型プラグにはFurutechのFI-8.1N(G)を採用、サイズ故にコチラ側のみ内部は半田仕上げで、製品的に金メッキなので壁側も自動的にFI‐11N1(G)金メッキ仕様となり、1.5mなら17,400円税込みとなります。長さに関しては先程と同じで25cm加減ごとに700円プラスマイナス、1mならば16,000円税込み、2mならば18,800円税込みですね、勿論ケーブルシースは先程の10色から選べます。因みに上記写真は最初の色見本写真には入ってはいなかった紫シースを被せた状態の物です。色味は写真写りや光源具合、ご覧になるモニター環境如何で現物と差異が生じる事は当然ながらご理解くださいませ。
型番はでんき堂オリジナル電源ケーブルの“DDD-1aFTm(G)+長さ表記”となります。尚、壁側コンセントのアースピンに関してですが、使用機材の特性も鑑みアースピン未対応の壁コンセントの方が多い事も考慮し、ピン自体の取り外しは追加工賃無しで対応致しますが、その際に直接ご説明しなければいけない事項が御座いますので、それらに関しましては店頭でもお電話でも何かしら直接の話し合い及び説明の場と了承を頂いてからの対応とし、基本的にはアースピン存置を標準と致します。勿論日本のオーディオ環境では本来不要な電源に関してのアース接続自体は採用ケーブルの構造も含め接線されていません。

 

 

*上の写真は綿100%巻オフホワイト仕上げ“DDD-1aFT(Cu)/ctn”

そして漸く本題です。昨年11月頃より、好評のオリジナルRCAケーブルに100%コットンのシースを巻いた仕様をお客様に提供する様になったのですが、コレが店主共々怖れを為すパフォーマンスを示し、聴く人構わず次々とコットン巻の依頼を頂戴する事態となりました。あり無しで言うと、とにもかくにも芯を失わないままにふくよかに余裕を伴った空間表現が付加されて音場の立体化と奥行き感が得られると言う、綿を外装に巻いただけで電気的直接の変化は無い筈だのにこの代り映えは一体何なのだろうね?とお客様共々店頭で試聴を重ねては喜んだり不思議がったりしている所ですが、今までの所コットン巻で見栄え手触り含めてその音質も得られるものこそあれ、失う物は何らない状況に、今後の当店オリジナル製品はほぼこれが今後の標準かも知れないなと考えている所であります。よってその流れで当然ながらスピーカーケーブルにも電源ケーブルにも採用してみた訳ですが、どれもが先に述べたとおりの結果を示すのですね、面白い事に。それで今回、今迄説明を長引かせた当店のオリジナル電源ケーブルに対してコットン巻仕様の追加を発表致します。

 

 

*コットン100%筒紐色見本

色味は上記の通り7色用意致しました、100%綿ですよ。ケーブルにコットンの筒紐を通すのにはそれなりの技術となかなか手間が掛かるのと、今まで用いていたナイロンシースに比してそもそも部材費が掛かるので、上記に掲げてきた価格よりは多少追加が発生いたしますが、例えば今までの標準だったナイロンシース巻で無メッキ銅仕様“DDD-1aFT(Cu)1.0m”が15,500円税込みに対して、100%コットン巻無メッキ銅仕様“DDD-1aFT(Cu)/ctn1.0m”ならば16,200円税込みとなります。計算としては選択したプラグに関わらず25cm増す毎に875円追加ですので、コットン巻無メッキ仕様1.25mならば17,075円税込み、1.5mならば17,950円税込み、3.0mで23,200円税込みです。

 

 

*上記写真はコットン巻無メッキ銅仕様オリーブグリーン仕上げ1.5m “DDD-1aFT/ctn1.5m+NS145&NST159”

早速お客様に注文を頂戴した、コットン巻無メッキ銅プラグ1.5mオリーブグリーン仕上げに、中村製作所アモルメットコアNS145/1,320円及びNST159/1,100円を上下プラグ内装へ各々仕込んだ仕様です。“DDD-1aFT(Cu)/ctn1.5m+NS145&NST159”で20,370円税込みと言ったところですね、更に先に書いたステンレスクランプ仕様“DDD-1aFT(Cu)/ctn+ST1.5m”ならばアモルメットコア無しで22,950円税込み、有りで25,370円税込み。ついでにアモルメットコア無しで同長で金メッキ仕様“DDD-1aFT(G)/ctn1.5m”が19,450円税込み、同じくロジウムメッキ仕様“DDD-1aFT(R)/ctn1.5m”で21,050円税込みです。

もう読んで下さっている方も書いて居る私も何が何だか訳の分からない状況になりつつありますが、これらは要するに、でんき堂として可能な限りの選択肢を用意した上での最低限の価格の追加でお客様に愉しんで頂きたいと言う意志の表明です。細かい事はここでこれ以上論うのは一旦ヤメとして、興味お持ちになられた方、疑問の湧いた方は是非とも一度店頭まで、連絡相談来店電話等頂戴いただければ幸いです。

 

 

*価格表です、カーソル合わすと大きくなると思います

 

 

*写真上段、プラグ壁側へ中村製作所アモルメットコアNS145/1,320円装着状態
 写真下段、同じくNST159/1,100円をインレット側へ装着状態
及びQED AIRLOC応用の角圧着処理済み先端

上記は文中に幾度か登場した、中村製作所のアモルメットコアをプラグ内に内装する際の姿です、プラグ接続に最良のQED AIRLOC応用の角圧着共々ご覧下さいませ。尚、このアイテムの作成時点でのご用命は製品価格のみの計算です、完成品に対しての後付けは可能ですが、プラグ脱着などの工賃が発生いたします。内部処理やプラグ交換依頼時などに併せてオーダーが宜しいかと思います。また、コチラで得られる効果は簡単に言えばSNの確保で、付けた時の気付きより、外した際に喪失感の大きな、要するにちゃんと仕事をしているアイテムです。

 

店主の車は昭和のMTキャブ車でカメラは機械式フィルム、ストーブは灯油でアラジン、読書は書籍紙媒体、普段の音源はアナログLP良くてCDどまり、PC及びデジタル系は不得手で無理解無能ですが、頂いた仕事はキチンとこなしますし若いスタッフもおりますのでご安心くださいませ→0466-20-5223