オーディオ専門店 でんき堂スクェア湘南

  • ホーム
  • イベント情報
  • ★中古/特価品★
  • アンプ
  • スピーカー
  • プレイヤー
  • コンパクトコンポーネント
  • アナログ関連
  • PCオーディオ関連
  • アクセサリー関連
  • ヘッドホン関連
  • セッティング関連
  • でんき堂スクェアによる製品レポート
  • お問い合わせ
  • 通信販売
  • サイトマップ
    • 本店サイトはこちら
  • プライバシーポリシー
Facebook RSS

analog誌82号で紹介された でんき堂オリジナルケーブルインシュレーター

でんき堂オリジナル電源ケーブル メガネプラグ及びコットン巻追加

AIRLOC端末処理価格表

AIRLOCはスゴイ!

QED AIRLOC MINI

オリジナル アース線 Blue Ground Wire販売

オリジナルRCA販売再開!

オリジナルMIL規格RCAケーブル

造りの良いアルミシェル登場

ケーブルインシュレーター

FR64/64S用インサイドフォースキャンセラー再生産

オルトフォンアーム用アルミスペーサー販売

SPUネイキッドアダプター

AUDIA(オーディア)取り扱いのご案内

NORDOST / 2FLAT SpeakerCable

株式会社キットヒットはこちら

Ninonyno2在庫リスト

当店はACOUSTIC REVIVE正規特約店です

ハーモニックス製品はこちら

サウンドクリアナノ販売開始

2月26

CHORD COMPANY / Ground ARAY

on 2020年2月26日

皆様こんばんは

神奈川県だけなのかも知れませんが、TVKと言う地方局がありまして、深夜に何となくこのチャンネル眺めていたらおぉ、『西遊記』(日本テレビ系列、1978~79)をやっとるがな。
有名な、ゴダイゴの印象的なイントロとキャッチーなリズムの曲、モンキー・マジックに始まりガンダーラで終わる、このチープでキッチュでかつお金の掛かったドラマを眺めていて思うのは、当時の民放はまだ面白かったんだねって事ですね。松田優作の『探偵物語』も1979年か、ショーグンのオープニング曲がカッコよかったですねぇ。
面白かったのは民放だけじゃないですね、1979年近辺はドラマが当たり年だったのかな、NHKでやってた向田邦子原作の『阿修羅のごとく』とかね。ドラマ内で印象的に使われたトルコ軍歌(メフテル)のジェッディン・デデンの旋律は未だに忘れられません。
総じて言えるのは、もう40年以上も経ってドラマの内容なんか殆ど忘れかけてるのに、ゴダイゴを始めとした当時の優れたドラマに使われた秀逸な楽曲を耳にするや否や、鮮やかにそれらのシーンが明瞭に脳裏に蘇る事です。
世代や趣味によって皆様がたにもそれぞれ色んな時期時代の思い出のドラマやオープニング/エンディング曲がある事でしょう。版権や放映の関係等で、みたいドラマがいつでも好きに見られる訳ではないのですが、そこで用いられた楽曲は大概が自由に入手出来当時のテレビ放映時とは比べ物にならないクオリティで皆様のオーディオ装置で再生できる時代です。
ここ最近は暫くは、あまり外出に相応しくない雰囲気の続く毎日な様相ですので、こんな時にこそ是非皆様も、当時に思いを馳せながらオーディオ通して思い出のドラマのBGMでも聴いて過ごして下さいな。

 

 

さてコチラ、孫悟空の如意棒ではありませんが、当店のプリアンプの背面空き端子に挿された状態の、CHORD/GroundARAYです。税別88,000円と決して気軽に購える価格帯のアクセサリーでは無いのかもしれませんが、これが今、都内の有名オーディオ専門店でもえらい人気と耳にすれば、どうしたって私も気になります。
丁度お客様からの指名もあった事もあり、店頭で私も体感させて頂きました。詳細はメーカーページ https://www.andante-largo.com/audiocable/groundaray/  や、PHILWEB https://www.phileweb.com/review/article/201911/21/3663.html に譲りますが、普段このブログを書いてる際には、当店のPCの位置関係上、オーディオシステムを後ろ向きに聴く形になっているのですが、このグランドアレイを機材に挿しこんで、さて音聴きながら作業しようかとキーボードに手を置いた瞬間に背中越しに流れ出した音の、それを使っていない普段とは丸で違う音に驚いて手を留めて振り向いてしまいました。

システムが組み上がり一通りセッティングも行えている方にとって、これはかなり重要なアイテムとなるでしょう。全体のバランスを損なわずに、システムの本来持っているポテンシャルを引き出してくれる方向に機能が作用するタイプのアクセサリーです。メーカー貸出の対応も含めて皆様是非ご検討くださいませ、悪くないですね、これは。

 

CHORD COMPANY 製品取り扱いは→0466-20-5223

 

共有:

  • Pocket
  • その他
  • Tweet
2月23

AETのステンレス製中空ネジEVO-CSSHが好評です

on 2020年2月23日

皆様今晩は

ここでも何度か紹介させて頂いてきた、気鋭のオーディオアクセサリーブランドAETの新製品、M2.6ステンレス製ネジのセンターに孔をうがち中空構造としたアナログカートリッジ用ネジ EVO-CSSH のもたらす音楽の再現力が素晴らしいですね。店頭では既に両手の指では足りない数のカートリッジにこの素敵なネジを装着させて頂き、お客様方には大変喜んでいただいたりその変わり様に驚かれたりしております。
手間と生産数の関係で、8.5mm12.5mmが二本づつの4本セットで13,200円税込は、たかが小さなネジ4本の価格と思えば決して安いとは言えませんが、装着して得られる全域に渡った開放感を伴うアナログ再生における再現能力は、この値段帯で得られる様々なアクセサリー類の中でも群を抜いて居ると言いきって問題は無いと思います。

 

 

さて、ここで問題なのは、その製造と製作の手間の大変さ故の価格をなんとかご理解頂けたとしても、8.5mmと12.5mmの二種類の長さがセットとなった販売形態にあります。
つまりですね、たまたまその組み合わせに適した二種類のカートリッジをお持ちの方からすれば両者共々ハッピーな話ですが、一般的にはごく普通な話でカートリッジは1個しか所有していないとか、複数個所有していてどれもこの中空ネジを奢ってあげたいが必要なのは長い方、或いは短い方のどちらかだけと言う方、むしろこういった方々が多いくらいですが、三つの長い方、12.5mmのネジを必要とするカートリッジを所有する方、例えばDL103、DL301ⅡやM44Gとかですね、そういった方が13,200円のコチラを3セット、4万円近く使って購入されて8.5mmが3セット6本残ってしまう様な事態の金額的躊躇と、使わない物にもお金を出していると言う心理的抵抗ですね。
そこでこれは『でんき堂』のみの全く独自の施策ですが、店頭対応のみに於いてですが、袋から開けてのばら売りを致します。8.5mm及び12.5mmの各2本を長さに関わらず、どちらでも6,500円で販売しその場で取り付けまで行います。皆さん是非一本電話を店頭まで入れて頂き、実際それを装着したいカートリッジを申しつけ下さいませ。12.5mm以内の範囲で既存のシェルに付けられる長さかどうか判断させて頂きます。
尚、一般的なシェルにDL103だと12.5mmでは全く足りません。AETさんには14mm以上の長さの製品を出してくれるようにお願いはしていますが、はいそうですかと、彼らもそうも簡単にこんな難しい物をすぐさま造れる訳もなく、現時点ではSHELTERのModel1011の様な薄型シェルか山本音響工芸のHS-5の様なネジ切りタイプ貫通型シェルで対応しています。後は古いプレーヤーで良く見掛けた圧延プレスタイプの薄型シェルやSMEとか。
また、テクニカのMG10等もシェル本体ネジ切りタイプでナット不要でネジが短くて済むのですが、ネジ切りがシェル天面を抜かない非貫通型なので、決まった長さのネジ二種類だけでは、色々なカートリッジの様々な取り付け座面厚さに応じきれずに、底衝きを起こして締めきれない確率が高くなるので、このネジとの組み合せはあまりお勧めしていません。

尚、当店のWEBや通販でもこのAETのEVO-CSSHは普通に購入頂けますが、バラ売りに関しては店頭対応のみとさせて抱きます。
その上で尚、どうしても来店やカートリッジ/シェル含めての当店への発送して取り付け依頼が叶わない方には、一度は当店への電話での話し合いに応じて頂き、特にその際の取り付け時の長さをご理解されているかどうかだけは最低でも確認させて頂いた上で、通販と言う形で応じさせて頂きますが、基本的には取り付けは当方へ依頼される事をお勧め致します。
要するに、買ってみたけど考え違いしていて長さが足りなかったから返したいとか、上手く付けられないから返したいってレベルの話には応じたくないですよって意味ですね、僭越なものいいではありますが。

勿論、
『お前にそんな事言われるまでもなくコッチもベテランじゃ、自己責任ぐらいわきまえておるがな、目を瞑っていてもアナログカートリッジくらい余裕で装着できるわい、ごちゃごちゃぬかしとらんと黙ってよこさんかい!』

って方には私も安心してお出し出来ますから遠慮なくどうぞ。

 

 

写真は本日お客様よりお持ち込み依頼頂いた貴重なADCのMC1.5に、SHELTER Model1011シェルを介してAET EVO-CSSHを装着した姿です。偶然ではありますが、ADCのロゴとSHELTERのロゴがどちらも赤色で挿してあり、ベースの黒色に見事に映えてカッコイイですね、音は勿論AET中空ネジ装着前と後ではまるで違いましたよ。

 

AETステンレス製中空ネジばら売り対応装着まで致します→0466-20-5223

 

共有:

  • Pocket
  • その他
  • Tweet
2月22

ACROLINK新製品7N-PC4030Leggenda CBで電源ケーブル作成、プラグも豪華にFurutech FI-50NCF

on 2020年2月22日

皆様今晩は。
今日より暫くは新型ウィルスの件を話題に挙げるのは控えようと思います。国を挙げての集団ヒステリー一歩手前みたいな状況には、ウィルスを含めて関わらないのが一番ですね。
皆様も感染にも罹患にも信憑性の低いデマに踊らされるのにも十分お気を付け下さいませ。まぁ拡散していく現実に対しては仕方が無いので、こう言った騒動が落ち着くまでは、不急不要な外出と不特定な接触は控えて、家で静かにオーディオのセッティング煮詰めて良い音で音楽でも聴いてですね・・・

 

 

さて、コチラは電源ケーブルの作成です。
こんな時節柄なので、かはどうかはともかくとして、今回は全てお客様よりのメールとお電話での指示、話し合いのみに於いての作成となりました。
通常のメーカー謹製完成品の購入と違い、お客様指定での複数の部材を組み合わせて等の作成系ご依頼の際には、出来上がった姿が思った物と違った等とならない様にする為には、少々ご面倒に思われるかもしれませんが、是非ともメールに加えて電話口での話し合いのお時間を持たさせて下さいませ。上記写真はお客様と当店、その双方の話し合いと信頼を頂いての作成の結果としての成功時案のうちの一つです。

使用線材はACROLINKの最新ケーブル 7N-PC4030Leggenda CB /15,000円税別/mに、超高級プラグのFurutech FI-50/FI-50MNCF(R)各35,420円税込を組み、内部接続は抜群の組み合わせを魅せるQED AIRLOC応用の角圧着処理を施し、外皮にはAcousticReviveのカーボン素材を織り込んだシースCSF-10 3,850円税込/mを被せて仕上げました。アース不要の接続かどうかも予め確認済みで、電源プラグ内部ではG線は用いない二芯接続に直してあります。
納品前のエージングを兼ねた通電音出しを、店頭のプリアンプに挿して行っている所です。流石にいいもんですね、これぐらいお金と手間の掛かったケーブルは・・・

今回の組み合わせはそれぞれが高価な、合計すると決して安くは無いお買い物ですが、同等グレードのメーカー完成品に対して価格面も含めて、色々とメリットを感じて頂ける部分も御座いますので、皆様も完成品では飽き足りない組み合わせや長さ等をお考えの際には、是非ともでんき堂まで一声お替え下さいませ。
尚、今回の組み合わせは全て当店でご用意させて頂いた製品群での組み合わせですが、他店購入品でも既存所有品でも、持ち込みでの作成も喜んでお受けしています、当店への来店可能圏内圏外に関わらず、まずは一度ご相談なさってみて下さいませ。

 

毎日あちこちアルコール消毒しながら営業中!→0466-20-5223

 

共有:

  • Pocket
  • その他
  • Tweet
2月18

もうすぐ、或いはもう既に春ですね

on 2020年2月18日

皆様今晩は、一向に止む気配のないコロナウィルスには困ったものですね。
もはや中国人が武漢がどうこうの段階を過ぎて、二次三次四次五次・・・と拡散していく様は正にパンデミ・・・、まぁ不安を煽る様な言動は差し控えて精々手洗い等して予防に努めましょうね。

ところで環境破壊的異常気象で二月とは思えない気候の日々ですが、ともあれ暦ではもう春なのかな、春と言えば引っ越しのシーズン。業者さんが不足とか巷ではアレコレ言われていますが、皆さん、その引っ越しの際にオーディオはどうされていますか?私自身は今までにオーディオを所有する様になってからの引っ越しは・・・えっと、3回ですね、その三回ともオーディオとカメラとその他精密機器は全て自分で車に積んで運びました。何故なら要するに引っ越し業者さんに託した事故を避けるためですね。別段彼らが乱暴だとか言う積りは無いのですが、それに纏わるトラブルが多い事もまた事実なのです。

 

 

はい、写真はその引っ越しのトラブルでへこまされたスピーカーの修理してる姿です。ユニットがべっこりいってました。やらかした業者さんが泣き付いたメンテナンス会社が困って当店に依頼してきた案件で、よりによって英国のリボルバーってレア品をこんな事して全くもう・・・
幸い当店は輸入元と繋がっているので、社長にお願いして何とかユニット確保して貰ってこっちで交換しちゃいました。内部の結線が端子ではなくて半田処理だったのでユニット内部に熱が回って壊れない様に手早く処理するのがコツです。
皆さんも引っ越しの際などオーディオの移動の際は、仮に全て梱包から何から何までOKの全てお任せ業者を選んだとしても、オーディオ位は自分で運ぶか、せめて梱包だけは自分で行う事をお勧め致します。

以前お客さんに聞いた話ですが、引っ越しを依頼して全部お任せ便で、担当にオーディオも大丈夫か、なんならそれだけはこっちで梱包しようか?って念の為に確認したら
『当社は専門のスタッフがおりますのでご安心ください!』
って言われて、それならってお願いしたらいきなり目の前で100万超す様なレコードプレーヤーのアームを直に握って持ち上げて一発で壊したそうです。もう笑うしかないのですが、正直言ってそういう、一般人の考えるオーディオのクラスを超越したクラスでの繊細な製品を、引っ越しのプロとは言えオーディオ的な素人に頼む方も悪いよね・・・
そう言えば数年前にカメラのキタ○ラってカメラが冠タイトルに来てる専門店を騙るお店に、35mmのネガフィルムの現像を持っていったら、パトローネからはみ出してるフィルムを引き出そうとした馬鹿野郎がいましたね。受付で
『出来ればフィルム経験者を受け付け担当に回してほしい』
って念を押したんですがね、店員さん『大丈夫っす、私分かりますから』って言いきってさ・・・、時代ですかね。

 

オーディオの取り外し、再設置も承ります→0466-20-5223

 

共有:

  • Pocket
  • その他
  • Tweet
2月17

KRIPTON PC-HR1000M-Triple C+Furutech FI-11-N1(R)で電源ケーブル作成再び

on 2020年2月17日

皆さん今晩は
先日とある方面より、オーディオの試聴会での毎度毎度同じ様な『如何にも音が良いです』的な音源にはいい加減飽きが来たので、何か普段なかなか試聴会では掛からない様な良い曲のアイデアは無いかね?と問われ、それならと無い知恵を絞って

槇原敬之、酒井法子、長渕剛、井上陽水、錦野 旦、研ナオコ、電気グルーブ、J-WALK、桑名正博、横浜銀蠅、尾崎豊、C-C-B、光GENJIって指折り数えて行ったら、時期を考えろ!と速攻で却下されました、どうしてでしょうねぇ?
萩原健一が歌うバージョンの『大阪で生まれた女』とかも良いと思うけどなぁ、そう言えば勝新太郎も結構歌ってるよね、これだけ豪華で偉大で立派で社会的影響力もあってバラエティに富んで時期的にも広範囲で大変人気があって(た)な方々を一まとめに聴けるなんて、なかなか得難い機会だと思うのですが・・・
それにしてもですね、そんな事言ってたら、ビートルズもストーンズもクイーンもクラプトンもエルトンその他、偉大な洋楽アーティストの大半も名だたるジャズメン達も粗方全滅じゃんなんて余計な事言ってないでさて本題。しっかし枚挙していけばキリが無いねぇ、全く・・・

 

 

写真はKRIPTONのPC-HR1000M-Triple CにFurutech FI-11-N1(R)を組んで電源ケーブルを組んだ姿です。プラグ内での接続にはQED AIRLOC応用の角圧着処理を施してあります。つい最近同じ内容でオーダーされたお客様がその仕上がりと音を気に入って下さり、追加で二本注文を頂戴いたしました。
用いた線材やプラグが高価な物なので、工賃との合計金額は流石に安いとは言い切れないかも知れませんが、同金額で得られるメーカー完成品の電源ケーブルとの比較に於いて、そのパフォーマンスで決してお客様に不足や不満を感じさせる事も無いと思いますよと一応控え目に申し上げておきますね。
皆様も是非好みの線材と望みのプラグを指名して電源ケーブルを作成してみましょう。また、そういった作業や加工が難しそうに感じたらでんき堂にご依頼下さいませ、他店購入品の部材の持ち込みでの作成依頼も喜んでお受け致しますよ。

 

どんなときも、オーディオなら→0466-20-5223

 

追記:ゴダイゴのミッキー吉野とはっぴぃえんどの鈴木茂を忘れていた、すんません・・・

追々記:ASKAを忘れてたぁ~

 

共有:

  • Pocket
  • その他
  • Tweet
2月15

ケーブル直出しタイプのスピーカーのケーブル交換

on 2020年2月15日

皆さん今晩は

本日のお仕事は、1970年代、ベルリンの壁もまだ健在なりし西独時代のELACが出していたスピーカーで、あまり日本では紹介されて来なかったであろう珍しいモデルの改良受付です。
と言ってもスピーカーケーブルを交換するだけなのですが、それが思いの外大変な作業となってしまい、当初この話をお客様から頂いた際に

『あ、いいっすよ』

と、気軽に受けた自分の見立ての甘さを少々反省しながらの作業です。

 

 

洋の東西を問わず、この時期のスピーカーはかなりの割合でスピーカー本体からひょろりと細い線が直出しになっていたのを覚えている方も居られる事でしょう。交換式でもちっちゃな孔の空いたパッチン式だったり、螺子が露出した巻き付けタイプだったりと、どの道現代のオーディオ製品によくある太いスピーカーケーブルなぞ影も形も無い時代ですので、コレでも当時は十分楽しめたのですよね。
更に言えば、こういった古いスピーカーもエッジさえ生きてれば、十分今でも愉しめる訳で、その音色もなかなかの味わいがある訳ですが、流石に現代の機材に繋ぐとなると些か問題が無い訳でもなく、例えば今回のこのELACの古いスピーカーに直付けされた線は、接続機械側の端末がDINタイプの二極端子が付いているのです。恐らく当時ペアとなるアンプには専用の口が備わっていたのでしょうが、その他の機材の為に繋ぐ際には変換プラグを用意されていた様で、今回はその煩わしさと、幾らなんでも古くて細くてヨレて来ているこの線を少々新しい物に変えてみましょうと言うお客様の御趣旨の下での作業です。
先程記したように、このスピーカーにはスピーカーターミナル等と言う物は存在しませんので、真鍮製のマイナス螺子を全部回して裏面の板外して中に収まるユニットに直接アプローチしなければなりません。すっかりボロケたスポンジ類を整理して、ユニットやコンデンサ類に負担が掛からない様にヒートクリップで熱を逃がしながら、手早く元の線の半田を溶いて取り外しに掛かろうとしたら、ユニットフレームに直付けされた端子板の鳩目鋲がすっかり劣化していて、軽く触っただけでポロリと外れる。おりょりょともう一方も試すとコチラもポロリ、おいおいおい。このままでも結線は出来るけどなんかの加減で動いてどこか触ったりするとビビり音が出るので、2mmの螺子を持ち出して狭い所に指を差しこんでの端子のプレートの付け直しを始めたりと、すっかり手間取ってしまいました。

 

 

写真の灰色の線が取り外したオリジナルで、白い方が今回新たに装着した英国QEDのXTCです。機器側にはお馴染AIRLOCを施してありますので、接続接触面に於いてはアンプ出力側から一気にユニットへ直結な訳ですね、なんだか気持ちがいいですね。また、今回のケーブルは元の線に比べれば当然ながら線径が増して(恐らく同じくらい細いオーディオグレードの線を探すのが現代ではかえって難しそうですね・・・)いますので、背面のケーブルを通す孔も彫刻刀や鑢でもって拡張してあります。

 

 

こう言うのをオリジナルへの冒涜と捉え一切違う線の使用を認めない向きの方もおられますが、要は遊びです。今回は背面にスピーカーターミナルを取り付けたり回路自体に手を入れた訳でもないので改造と言う程でもなく、同じ作業の繰り返しでいつでもオリジナルの線にも戻せますから、聴いてみてやっぱり合わないなと感じたらいつでもオリジナルの線に戻せます。

皆様もちょっと古くてみすぼらしいけど味はあるよなって感じた、こう言ったタイプの古いスピーカー、昭和40年代のシスコンに多いのですが、お持ちでしたらご相談下さいな。但し、不必要にお金を掛ける話でもないので、スピーカーユニットのエッジが健在である物に限りますね・・・
全部ではないですが、ケーブルの脱着が行えるようにスピーカーターミナルを据える事も勿論出来ますよ。

ケーブルを替え終わったスピーカーをテストがてら聴いていたら、たまたま立ち寄られた別のお客様の掛けたチェンバロのCDが、最近ではあまり見掛けなくなったペーパーコーンの風合いも含めて、実に味わい深い音で奏でられていました。個人的にはとても良い仕事が出来たなと感じている所で、後はご依頼主の感想が楽しみな所であります。

 

オーディオに纏わる事なら→0466-20-5223

 

共有:

  • Pocket
  • その他
  • Tweet
2月15

AETステンレス製中空ネジ

on 2020年2月15日

皆様今晩は。
唐突な話ですが、同じことの繰り返しの様な毎日に感じても、ちょっとした変化とか意外性に人間って喜びとか生き甲斐を見出すもんだと思うんですよね。
例えば毎回同じこと繰り返してる様な結果の分かり切った様なドラマや音楽であっても、それぞれ毎回、或いは曲毎にそれぞれ少しずつ変化や工夫があるもんですよね。それがあまりに過激な驚天動地やスリルの連続だったりすると、愉しむ前に疲れると思うのですよ。要するに全く変わり映えしないのもつまらないし、余りにも変わってしまうのもついていけなくなると、そう言う事ですね。
その観点で言うとですね、槇原敬之、何ですかね、この全く何の意外性も無い感じ。毎回似た様なもんと口の悪い人には言われちゃうどっかのアンプメーカーのモデルチェンジでさえ、もう少し意外性があるってもんですよ、ケッ。
そもそもアーティストとは、自らの才能に拠ってファンを悪い方向へ裏切らない程度の変化を毎回僅かに感じさせながら曲を提供し発表して我々を喜ばすべき存在であって、20年前と何の変わり映えもしない薬物逮捕なんか求めて無いよっての、別に彼のファンじゃないけど。
二度ある事は三度あると言うので、すっかり歯がボロボロになってしまっている彼の最近の姿を見て思うのは、まぁ清水健太郎化するのが今後の予想ではありますね、残念ながら。

さて、どうでもよい話はさておき、今日はその見た目は僅かな変化でかつ結果は無視出来ない存在になりつつあるアナログカートリッジの留めビスです。
何度かコチラで紹介したAETのステンレス製中空ネジですね。今回はチタンシェルにHighphonicでチューンされたDL103RのPRO仕様にその中空ネジを装着です。現在このネジは製造上の都合もあって用意出来る長さが最長で12.5mmなので、本来厚みのあるDL103系列を一般的シェルにナットを介して留めるには不足があるのですが、今回のお客様の用意された山本音響工芸のチタンシェル/HS-5には予めネジ切りが施されているので、12.5mmのこのネジでも厚みのあるDL103を装着できる訳です。
AETが14mmの長さの中空ネジを用意するまでは当分、DL103に関してはこのタイプのシェルかSHELTERのModel1011に頼って行きたいと思います。AETさん、早く14mm仕様をお願いします、技術的に大変難しい事は存じておりますが・・・

 

 

さて、無事装着完了です。元々コチラのお客様はチタンネジを奢られたりしていて、普段から十分な配慮はされていたのですが、AETの中空ネジへの換装はやはり非常に効果がありますね。ネジの真中に孔が空いただけでどうしてこんなに聴感上の印象が、それも聴いて居て愉しい方向へ変わるのでしょうねぇ・・・

DL103と言う定番のMCカートリッジの基本の良さを決して損なわない状態からのR、その上でのPRO仕様、その特性を理解してのリード線の選択、シェルの抱き合わせ、中空ネジへの変更・・・
僅かな変化を積み重ねながら徐々に進化を重ねて今このお客様の仕様は、到底DL103を元とした状態とは思えないレベルまで再現性と応答感度が増して来ています。
ドラスティックにカートリッジ自体を買い換えるのも勿論宜しいですが、定番の中に僅かな変化を重ねるこう言ったオーディオ遊びも楽しい物ですよ。この手の遊びは一度覚えてしまうと趣味性としての中毒性が多少ある傾向には感じますが、警察の厄介になったり誰かに迷惑かけたりは無いので、どうぞ皆さんどんどんキメて、失礼、試して下さいな。

 

アナログ遊びのとびきりのブツ紹介しますぜ(笑)→0466-20-5223

 

共有:

  • Pocket
  • その他
  • Tweet
  • Page 66 of 356
  • « First
  • «
  • 64
  • 65
  • 66
  • 67
  • 68
  • »
  • Last »

記事検索

お買い得品コーナー

お買い得品コーナー

通販サイトはこちら

でんき堂のブログで見掛けたあの商品が欲しい!製作作業の依頼をしたい、等

お店はこちら↓

店舗案内

〒252-0804
神奈川県藤沢市湘南台1-4-3
サンシャイン湘南台B1
TEL:0466-20-5223
shonan@audio-sp.com
FAX:0466-20-5277
月火木金 13時~21時
土日祝日 11時~19時
定休 水曜

アクセス

小田急江ノ島線/相鉄いずみ野線/横浜市営地下鉄ブルーラインにて「湘南台駅」で下車。【E出口】より徒歩1分。 ケーキ屋葦さんのあるビル地下1階。「処方せん」の看板矢印のところを入ってすぐの階段またはエレベーターで降りた所です。

DL-103フルアルミボディ登場

DL103強化スペーサー

DL-103ネイキッド化計画始動

DL103木製ボディ換装

当店はトライオード プレミアムショップです。

フィルム式カメラ修理取次致します

SME旧型端子ケーブル加工

PHONOPHILE製品取り扱いのご案内

アートギャラリー スタイケンのご紹介

Fundamental 製品販売はこちら

当店はラックスマン正規取扱店です

マッキントッシュ販売はこちら

なにかとお世話になっているオーディオみじんこさんのページはこちら

JICO 交換針取り扱いあります。

株式会社関東カメラ

大澤美穂様ホームページ

©2012-2025 オーディオ専門店 でんき堂スクェア湘南 | Powered by WordPress with Easel | Subscribe: RSS | Back to Top ↑