でんき堂9月度連休中の営業時間のお知らせです。祝日に伴い営業時間の変更が御座います
9/20(日)・・・・・・・ 11:00~19:00
9/21(月)敬老の日・・・・・・・・・ ・11:00~19:00
9/22(火) 秋分の日・ ・・・・・・・11:00~19:00
9/23(水)・・・・・・・・定休日
9/24(木)・・・・・・・・・13:00~21:00
まだまだ蒸し暑い日が続いておりますが、熱中症だけでなく新型ウィルスにも留意され、健やかにお過ごし下さいませ。
皆様今晩は
今度は誰だ、伊勢谷?私は良く知らない俳優ですが、次から次へとこの手の話題はネタにつきませんねぇ、まったく。
ボブ・ディランの様な人間がキラキラしてた時代じゃあるまいし、グラスキメて世の中に何かメッセージ投げる訳でもあるまい、つまらん葉っぱで人生棒に振る様な真似だけはしちゃなりませんねぇ・・・
さて、お仕事
今から60年も時を遡った古の、TV本放送開始からもまだ日の浅かりし頃の当時のNHK技術陣と三菱が共同で開発した名機、2S-305の再整備を承りました。まずはお客様宅に出向き、このスピーカーBOXを背板から開けて、ウーハーユニットのPW-125を取り出して持ち帰ります。流石現場での使用を前提に設計されているNHKモニターだけあって、こういった作業を大変行い易く作られているなと感心する次第です。
お客様宅で40年は働いてきたこのユニットは流石に傷んでいます、二本まとめて山形へ送ります。今回はエッジ交換や再着磁、ボイスコイルも見て貰おうかな・・・
資料を紐解けばこの2S-305は1958年に発売が始まったそうで、依頼30年に亘って市場での現役を保ったと言う長寿命モデル、三菱の面目躍如、流石NHKモニターって感じのスピーカーです。
ただ残念な事に、その製品としての終焉期にオーディオを覚えた私は、当時の彼らのカタログ上に綺羅星の様なスペックとハイテク素材で塗り固められたDIATONEのロゴも誇らしげに輝く大型マルチウェイ機が山盛り並ぶその片隅に、この古ぼけた時代遅れの姿をしたスピーカーが載っている事実と必然がどうにも理解できず、おまけに古臭いにも関わらず結構なその価格にも反感を覚えたりしていて、このスピーカーの良さを理解するには当時の私は余りに若く愚かで無知であり、ハイテクとスペックを信奉し一過性的見栄えに目を奪われたガキその物の偏重した思考であり、オーディオ製品に対する感覚も極めて幼かったなぁとつくづく思うのです。
どっち道当時の私には無理ですが、当時もしこの2S-305を買えるだけのお金を自由に握っていたとして、『DIATONEのスピーカーから何でもいいから一組選びなさい』って言われたら、絶対この2S-305だけは買わなかった自信だけはありますね。当時の私はDS-2000の様な分かりやすい3WAY機に目を奪われていました、その本質自体は何も分からずに。結局はその下のDS1000も700さえもどちらも買えませんでしたが、もしそれらを当時買ったとします。
で、幾歳経って2020年、今回お客様の依頼された2S-305は見事に修理修繕され再びお客様宅で素敵な音を奏でています。DS-2000やDS-1000はまず治りません、直せません、端からその積りで作ってさえいません。でも2S-305は治ります。三菱がそのオーディオ事業部の歴史中で売りだした殆ど全てのスピーカーのほぼ再初期に発売されながらも、全三菱スピーカー中どのモデルより今後も長く生き残る事は間違いありません、恐らく地表に存在する三菱の全てのスピーカーがその役目を全うし終える日が来るとして、最後まで音を出し続けるのは間違いなくこの2S-305でしょう、それくらい堅牢にして強固、かつシンプルな良い作りです。
確かに製作者たる三菱は企業規模に応じたその責任を、或いはその企業規模の特権故なのか、ともかく自社の売って来たスピーカーを発売後10年も経てば修理をする気は全くないのですが、この2S-305に限っては、当時のNHKが提示した設計要件の良さと同時期の三菱製作陣の良心と志の高さが、60年経ったこのスピーカーを未だ修理可能な物として地上に存在させてくれている訳です。勿論修理を担当するのは三菱とは比べようもない小規模な小規模な山形県鶴岡に存在する企業で、恐らくスピーカーユニットの修繕では日本一と呼んでも差し支えない技量を誇る技術集団のレリックさんです。
さて、1カ月ちょっとの時間を経てユニットが山形から返ってきました。これが修理上がった取り付け前の姿です、全く見事なもんですね。箱に取り付けてしまうとこのNHKモニターはサランネットがほぼ固定ですので、再び取り外す日が来るまで直にユニットは拝めなくなるので、お客様と一緒にそのお姿の観賞会です。
はい、完成。前回ここに書いた専用のプラグを介して新規に組み上げたスピーカーケーブルを接続して音を出してお終い。
お客様の青春の思い出が再び当時の音を奏で感慨にふける姿を横目に、私はこのスピーカーの良さを理解出来なかった当時の自分の未熟さを想うのです。
いい製品とは、その場限りの性能やカタログに飾られた数値等では無く、どんなに時間が経とうと、こうやって人間が手を入れれば再び息を吹き返す物の事ではないかと、今ではそう思います。勿論その価値観が正義だと皆さんに押し付ける気等は毛頭御座いません。
ただ現実にこうして、このスピーカーをお客様が購った当時の他のほぼ全ての同質の製品が修理不能でゴミと化す中、少なくとこの2S-305はこうして再び、元の持ち主の手元で活躍の機会を再び得られたと言う事実があるだけです、以上。
今回はユニット二本のオーバーホール代金に輸送コスト、お客様宅への出張回収、再装着等の整備費を含め12万円程度のご請求となりました。
1950年代の設計で1984年当時にはペア70万円した古参スピーカーを、2020年のデジタル万能で製品寿命や企業責任が凡そ10年にも満たない現代に、その金額使ってまで古い物を丁寧に大切に使い続ける事の是非は、皆様の価値観で御判断下さいませ→0466-20-5223
皆さん今晩は
何度か御紹介して来た電源ケーブルが引き続き好評です、御注文下さった方皆様ありがとうございます。
フルテックの電源ケーブルに同じくフルテックの電源プラグを組み、外装にSFシースを被せたオーソドックスな仕上げですが、プラグ内での接続方法、英国QED社AIRLOC応用の角圧着処理を介しての接続が、それを耳にされた方々からの既成品との差となって現れ評価に繋がっているのかなと思います。
作成中の姿です。撚り線を専用のスリーブを被せ全周囲からかなりの力でもっての加圧で圧着し終えた姿です。この端末をプラグに挿して強固に締め上げます。今回はオプションの中村製作所アモルメットコアを通してあります。こちらはプラグ内に納まるサイズと対応する線径に限度があるので、端末を圧着処理する前に通さないとなりません。
以前、オレンジ色のシースは誰も注文下さらないと書いたのですが、お客様が気を使って下さったのか、今回は個人的にはお気に入りのオレンジでオーダー下さいました、ありがとうございます。お客様曰く、どうせ裏で見えないし、他全部黒で、見分ける際には便利との事です・・・
今回は1mでの御注文でした。15,500円税込、結構お買い得だと自負しております。25cmごとに700円の増減で作成致します、つまり1.25mなら16,200円、1.5mなら16,900円といった感じですね。
今回は中村製作所のアモルメットコア、NS-145/1,320円とNST-159を上流下流各プラグへオプションとして内装追加してありますので、先の金額にその分追加です、特に商品台以外には加工賃等の追加は頂きません。
標準的な黒色シースはこちら、勿論価格や音には差は御座いません・・・
尚、まだ公開してはいませんが、明るいグレーのシースも被せられます、興味がある方はその旨注文の際に申しつけ下さいませ。
高過ぎないけど既成品とは違う電源ケーブルを、好みの長さでお探しの際は当店のオリジナルケーブルも是非検討の俎上に挙げて下さいね、頂いたお金分は仕事するケーブルですと、ちょっぴり控え目にアピールさせて頂きます→0466-20-5223
皆さんこんにちは。
南の海上に超大型の台風が控えているせいか、降ったり照ったり雷なったり雲が速く流れたりと安定しない空模様ですね。どこぞに上陸するかは定かではないのですが、何であれただでは済まない様相を見せる構えの今回の台風です、それぞれのお住まいの地域に見合った準備をされておくと良いですよね。
さて、写真は英国AnalogStudioブランドのアーム型静電除去ブラシです。
一見ごみ取りブラシに見えますが、本来の目的は再生中の盤から発生する静電気をこのブラシを介して逃がしてしまう目的の物です。夏場はともかく、冬場には大変威力を発揮しますので、知る人ぞ知る的な人気を長く保ている定番商品です。当店でも6,600円税込にて普段より在庫の御用意しておりますので、まだお使いで無い方は冬場に備えて是非お一つ揃えてみて下さいね。
さて、今日の本題はここからなのですが、このアーム型除電ブラシ、薦めておいて何ですが、一箇所だけ弱いなと感じている所がありまして、それは先程説明したように、ブラシから静電気をアーム部を通して本体基部根元よりいでしアース線を、オーデイオ機材金属部分のどこかしらシャーシに繋ぐのですが、この接続部が元々の線材の細さもあって、使用後数年を経てですが断線の報告が上がってきました。まぁ基本的に新品時には勿論問題無いですし普段は弄る場所では無いので、基本的には断線は無いのですが、アナログの理想のセッティングを目指して設置場所等を変える機会が多い方にはどうしても起こり得ます。
さて、今回お客様に『切れちゃったよ・・・』とお持ち込み頂いたお品を直すに当たって、そのまんま半田溶いて接続し直すのもどうも芸が無いなと思い、新たに当店が普段、単独のアース線として製作する際に用いてる線材へ交換させて頂きました。写真の上がそれで、下が今までの物です。どうです、なんだか新しく用意した線の方がより効率良く盤面の静電気通してくれそうな感じしませんか?まぁ科学的実験をした訳ではないので、あくまでも見栄えから来る印象での話ではありますが、一般論アース線にもその線径、容量による効果の差は認知されている事ですし、少なくとも元より性能が低下している事だけは無いと思いますよ。
勿論これから新規にコチラを求める方に向かってここを取り替えろと申し上げる積りは御座いませんが、暫く使われた方にはお勧め致します、店頭にお持ち込み頂ければ2,500円税込と20分程のお時間にて承れます。
まだまだ暑い日が続きますが、毎年必ずやってくる乾燥した冬に備えて、アナログ周りの静電気対策の準備もゆるゆると致しましょう→0466-20-5223
皆さん今晩は
今日から9月です、異常な熱帯夜が続きましたが、昨晩辺りから少しばかり過し易い風が吹く様になりましたかね?
春先以来の新型ウィルスを始めとして、何一つ世相に纏わる状況は好転していない様に感じますが、まぁ9月には9月の風が吹くってなもんです。メゲずに頑張りましょうと言いたい所ですが、今度の台風10号はちょっと危険な規模に発達しそうです。風が吹く、なんてレベルじゃなさそうなので、進路こそ未だ定まっては居ないですが、異常に高まっている日本近海の海水温から養分うんと吸って今台風が大型化するのは必須なので、日本のどこかしらへは到達が想定される週末までには、各自それに応じた必要な準備をしておきたいものですよね。
でんき堂的には明日水曜日が店頭はお休みなので、私もちょっと近所のホームセンターにでもバミテープだのガスボンベだの保存食だの買い出しにいってこようかなぁ・・・
さてお仕事
昨日電話を戴き端末処理の相談を下さったお客様から、早速一組のスピーカーケーブルが宅急便にて私どもの手元へ届きました。早いもんですね、しかし。
見た所英国CHORDのかなりの高級品とお見受け致します。プラグや端末処理の具合から察するにす、切り売りをどこぞで求められて個人にて仕上げられたと思われます。因みに、個人レベルでは良くある見栄えだとして決して貶める目的の発言ではないと御理解頂いた上でハッキリ申し上げますが、もしこれがショップレベルで組んだのだとしたならば、絶望的ではありますねと言わざるを得ない佇まいではあります。
因みに英国CHORDは、完成品仕様は長らくQEDのプラグ及びAIRLOC処理を標準採用としていましたが、ここ最近それと同性能の物を自社開発して順次端末変更している様子ですね。
さて、これも良くある眺めですが、せっかくの高価なプラグも撚り線にイモ螺子直留めではその性能は出しきれません。試しにプラグをひいて見たら簡単に抜けてしまいました。何故だか日本中のショップ店頭やメーカーまでもが、写真の様に撚り線をプラグに挿してイモ螺子直留めするのがまかり通っている様ですが、早くそのおかしさに気が付きましょうね、賢明な皆様方は。撚り線に螺子立てたって留らないですよ、実際一時的には留った様な手応えを得られたとしても、いずれは先程の様に軽い力を掛けただけで抜けますよ。
因みにここでも度々登場するaudioquestの既成品等は、当店で今まで御預りして来た物は全てそのグレードに関わらず、プラグはゆるゆるぐらぐらすぽすぽでしたね。勿論それらを新規購入にて手にされた際にはキチンと留っていたものだと信じたいのですが、土台、撚り線にイモ螺子直付けしたケーブルは粗方緩んで居ると思って、皆様も手元のケーブルの端末疑ってみるのはいいことだと思います。
今回の依頼は端末処理ですが、お客様的にはFurutech製のロジウムメッキY型プラグは再利用されたいとの要望でしたので、本来CHORDとは抜群の相性を誇るQEDでAIRLOC処理を施したかったのですが、そこはお客様の意向を尊重して、事前の策としての最良の選択と思われる、QED AIRLOC応用の角圧着処理を施した上でプラグ装着とする事にします。
ケーブル先端だけ等とケチな事は言わず、外皮の部分も綺麗に剥いて仕上げ直し分岐部分の美しさを確保する為に伸縮チューブを被せ直します。左右の違いを分かりやすくする為に色も換えて被せます。また、今回は更に各線、つまりプラスマイナス各線にも伸縮チューブを長く被せて有ります、先程の写真と色味が違っているのがご確認頂けますか?
先端は8箇所全てQED AIRLOC応用の角圧着処理、即ち先程の写真で写っていたバラバラ状態の撚り線に専用のスリーブを被せ、ここが一般的な圧着と違うのですが、360度方向全周から強力なプレス機でもって圧着処理して一個の金属角柱状態として仕上げます。
その上で当初のプラグ内に挿し直し、イモ螺子で強固に締め上げます。今回はもう引いても抜けません。強力な接点の接続が確保された訳です。左側のプラグの上の孔から覗くのが先程のAIRLOC処理で圧着棒状化した金属角柱です。これからここにも螺子を締め込みます。この筒内にタバケた撚り線挿し込んでこのイモ螺子締めてキチンと留るとは、実はプラグメーカー側は一言も述べてはいない筈なのですがね。ケーブルの他案処理に関わらず、どこかで肝心な要点の部分が抜け落ちて、物だけが余計な御宅付きでかつ必要な情報はユーザーに届けられずに流通しているのが、現在のオーディオ業界の問題の一面でしょうね・・・
はい、出来上がりです。只今市場でも当店でも人気評価共々大変に高いアモルメットコアも通しました。
お金を戴いて御預りしただけの仕上がりは確保出来ていると自負はしていますが、皆様の目には如何お映りでしょう?今回のお客様の依頼の根底には、端末処理をキチンとする事によって今より少しでも音が良くなるならば是非試してみたいと言う願いが含まれています。その希望はきっと叶うと信じて再びお客様の手元へ宅急便でお返しです、どの様な感想を頂けるか今からその結果が楽しみですね。
今お使いのケーブルのままでも、端末を見直すだけでオーデイオの再生音は改善しますよ→0466-20-5223
皆様今晩は。
先日こちらで取り扱い開始を謳いました、NORDOST 2FLATケーブル及びその端末処理が、嬉しい事にコチラへの案内後に立て続けに依頼を頂けています。皆様やはりこの長方形導体のケーブルの事は気にはなっていたようで、今回の紹介がその導入のきっかけになったようですね。
嬉しいですよね、日付を跨ぐ時間超してまでPCとにらめっこして、慣れぬ手つきでキーボード相手にここに色々書きこんだ甲斐があるってもんです。因みに手元を見ずに文字入力するブラインドタッチって言葉がありますが、私はブラインドスクリーンでコレを叩いています。つまりキーボードをブツブツ言いながら眺めながらポチポチと文字入力して、おもむろに顔をあげては画面を眺めて誤字脱字校正すると言う、もう致命的にPC環境に不向きな人間です。当然用いる指は両手合せて二本、いや、最近三本目が少しだけ使えるようになったかな・・・
先日誰かに
『アナログ手作業は妙に器用な割に、PC系は致命的に駄目だ、キーボード入力指二本ってそれ・・・』
と散々に嘲られましたが、まぁ事実だから腹さえ立ちませんね。だって君、君は銀塩写真の粒子を顕微鏡覗きながら、粒子のエッジレベルでの精度で手先駆使してピントを出したり、アナログカートリッジの針先にこびり付いた汚れをカッターナイフの刃先でコソゲ落とすなんて芸当は出来ないんだろ?でも僕からすればPCのキーボード弄るよりそっちの方が数百倍簡単な作業なんだよね、そんな事は。だからキーボド入力が俯き加減の二本指入力でもなんとも思わないね、ケッて感じです。
さて、負け惜しみの御託はさておき、今日もめげずに指二本でポチポチ入力です、勿論工作及び製作作業時は全指フル稼働ですよ、悪しからず。
先日のブログを目にされた遠方の方が早速電話で2.5mPairでの注文を下さいました、ありがとうございました!本日の宅急便で発送致しましたので、その到着をお待ち下さいませ。
同じくそれを目にされたお得意様が早速御来店下さり、以前からその存在は気にはしていたと仰って1.95mPairで注文下さいました、ありがとうございます!要相談ですが、この様な端数的長さでも承れます。
皆様も是非NORDOSTの決して高過ぎないクラスのフラットケーブルをご体感下さいませ、キーボード作業はてんで駄目でも、手先は結構器用な店主が綺麗に丁寧に仕上げますですよ→0466-20-5223
以下、価格です、ご参考下さいませ・・・
NORDOST / 2FLAT SpeakerCable 2x18AWG平面長方形導体6N銅
1m辺り税込定価2,420円→当店切り売り価格1,900円
NORDOST専用バナナプラグ圧着処理8端子分込み作業費→12,000円
1.5mペアならば→ 17,700円
2.0mペア・・・・・・・ 19,600円
2.5mペア・・・・・・・ 21,500円
3.0mペア・・・・・・・ 23,400円
以降
0.5m(ペア)増すごとに+1,900円
1.0m(ペア)増すごとに+3,800円
よって・・・
10mペア・・・・・・・・ 50,000円
と、こんな感じになります
店頭在庫のあるケーブルですから、10cm単位での販売、計算も致しますので、詳細は店頭にて、或いはお電話等でご相談頂ければ幸いです。
また、他所でコチラを入手したまではいいけれど、端末処理をしかねて居た方にはお持ち込み対応致します、こちらも遠慮なくご相談下さいませ・・・
*価格は全て税込表記です
皆さん今晩は、まだまだ暑さが続きますね、十分水分とって日陰でお過ごし下さいね、さてお仕事。
本日店頭に持ち込まれたのは、40年近くに亘ってお客様宅で頑張って来たスピーカーケーブルです。大分ヤレて来ているので、ケーブル新調が依頼内容です。写真に写るのは少々変わったスピーカー接続用キャノン端子ですが、XLR仕様の4極プラグで、古の三菱製NHK用モニターがこの端子を使っていたので一部の方にはお馴染ですね。
オーディオ機材接続にはXLRは3極が殆どで、お店でもそのプラグは常備しているので修繕も製作も対応は簡単なのですが、4極タイプはそう滅多に出番もある筈も無く手許にも無し、売ってるお店も少ないので今回はプラグごとリフレッシュ、リ・ケーブルする事にしました。
まずはプラグの分解から始めます。その上で、今や事実上形骸ブランド化した、かつてのオーディオの雄『パイオニア』のあんまり音が良かった想い出のないケーブルを、40年間御苦労さんとばかりに端子内の、誰がやったか知りませんがイモ半田でぐずぐずの半田を溶き外し、取り外して端子に残った半田も吸い取り、外装も含めて綺麗に直します。
その上で今回はKRYNAのSPCA3を新たに半田で接続し直します、勿論半田は適度な最低限の量で留めてあります。写真の上が御預りした際の状態、下がリフレッシュ後、とても同じプラグには見えないでしょ?まぁ手間は掛かりますが、新規に購入し直さなくても、これくらい出来るならばプラグの再利用も良いと思いますよ。
勿論左右両方綺麗に仕上げます。ケーブル新調ついでにせっかくなので、ここ最近当店でも著しい人気の中村製作所のアモルメットコアを通しました。因みにKRYNA SPCA3ならば、プラグや伸縮チューブ装着前ならば、内径6.5mmのNS-145で通せます。
アンプ側はビンテージ機材なので、バナナプラグやYラグに対応していない際の最良の接続方法としての、QED AIRLOC応用の角圧着端末仕上げとしました。
はい出来上がり。こちらのお客様のNHKモニターは、先日私がお邪魔してユニットを取り外して山形県に送ってあります。つまり当店を通して有名な腕利にオーバーホールを依頼している訳です。非常に混み合っているので、戻りにはまだ時間が掛かるのですが、コーンもエッジも張り替えて再着磁も済ませて返ってくれば、それはもう新品みたいなものですから、新調なった今回のケーブルを繋いで得られるその音はきっと良い音でしょうね、今から私も愉しみです。
でんき堂はお客様がオーディオを愉しむ為に必要な手助けを、販売だけでなく様々なアプローチで提案を致します。今回の様なスピーカーユニットの修理等で、お宅へ出向いての箱からのユニットの取り外しや、修理業者への仲介、手に入り難いプラグ仕様のケーブルの半田し直し等もそういったサービスの中の一つですね。
オーディオを愉しむにあたって当店がお客様に対して出来ること出来ない事、その作業や商品の購入の必要の有無は、話合えばきっと見つかると思います。
オーディオをやるに当たって有りがちな、閉じこもった狭い世界での偏った考えや歪な方向へ、知らず知らずに流れ込んで悩む前に、是非一度でんき堂にも相談下さいね、何かしらのヒントには繋がると思います→0466-20-5223
小田急江ノ島線/相鉄いずみ野線/横浜市営地下鉄ブルーラインにて「湘南台駅」で下車。【E出口】より徒歩1分。 ケーキ屋葦さんのあるビル地下1階。「処方せん」の看板矢印のところを入ってすぐの階段またはエレベーターで降りた所です。
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