普段水曜定休日の当店ですが、2月23日水曜日は天皇誕生日で祝日の為、営業させて頂きます。
2月23日㈬ 祝日営業 11:00~19:00
※レコードクリーニングの当日中作業、お渡しは出来兼ねますので予めご了承ください
お客様のご来店お待ちしております
お問い合わせはコチラ→0466-20-5223
皆さん今晩は、関東は10日辺りから雪の予報ですね、積もるのかな?
さて、ついさっき知ったニュースでは、遂にONKYOが行くとこ行ったみたいですね。このブランドに対しては、趣味のオーディオを愉しんでいた側としても、私がこの業界に関わるきっかけとなったブランド販売員の立場としても、その後の取引側としても、その実情や数々の私の関わる範囲での30年に及ぶ行状を書いてやりたい気持ちは山盛り御座いますが、まぁまだ完全消滅した訳ではなさそうなので暫くは控えます。ただ感慨深いのは確かですね…
閑話休題、そのオンキョーより二足は早く実質的に一般的オーディオ売り場からは消えたDIATONEが、その全盛期より少し後に造っていたスピーカーの2S-3003と言う実質的放送局用モニターが御座いまして、NHKの使用で有名な1950年代後半から30年以上使われた名機2S-305の後継に当たり、また一般への販売もされた放送局用モニターにして超高級品です。先代同様一部の熱心なファンの支持の下に、今でも現役で活躍している個体が複数存在している様子ですが、問題はこのスピーカーが採用した接続端子。
スリーダイヤモンドを愛して信じて購入したコアなファンたちを、いざスピーカーケーブルを交換しようかと図った際に残らず地獄に叩き落す、レアもレアな他モデルへの採用実績が笛や太鼓叩いて探してもみあたりゃしない、オーストラリア製端子のFP-4-11ですよ。秋葉原の部品屋さんでもまず見掛けないですね、これだけは…
このプラグを採用した1990年当時にはそれが色んな理由でもって彼らのベストチョイスだったんでしょうが、普遍性の無い端子の採用に対するユーザーが抱える将来へのリスクは少し位は考慮してたんでしょうかねぇ?
閉鎖的な販売方法を選択して復活した数年前の話(最近また人知れず終了したっぽい)は兎も角、ダイヤトーンがスピーカー事業を閉じてからもう20年以上が経ちます。基本的な造りは放送局モニターを志した故に確かに堅固で、登場以来30年以上経た今でも先程書いた様に残存個体は複数あれど、その端子故に多くのユーザー方が心底苦労されています。何故ならビニール巻のケーブル等と言うものはその中身の芯線がどうであろうと、必ず経年によって外皮は溶けてぼろけてぺとついてと、最初の写真の姿の様になる訳で、そうなれば大概は線ごと買い替えて繋ぎ直すのが一般的であり、また積極的なオーディオ的探究心も満たせるのでしょうが、とにかくこのモデルはプラグ故の実質専用ケーブルであって、じゃぁ三菱の電気製品取扱店に注文したってそんなものは無いの一点張りでどうせ相手にされないしね。で、困ったお客様から何とか新しいケーブルでこの名機を再び愉しみたいと相談が入る訳ですよ、元製造側の母体企業の数万分の一の企業規模の当店にね。
それで頼まれた以上は出来ません知りませんを言いたくない私としては、対応を考える訳です。やれる事は二つ、今までのケーブルからプラグの半田を溶いて解いての再利用。もう一つはこの希少なオージー製プラグの入手。今回はお客様の要望で後者となり、どうにか探し回って豪州から直接この端子を仕入れている業者さんを探し出しての入手。更にはピンアサインをオリジナルから確認して今回は4芯のオルトフォンで新規作成、AMP側はQED AIRLOC処理。今回は全国で困っているであろう方の為にこの特殊なプラグの端子内部配列も特別に公開致しますので、オリジナル線からプラグ外して自分でケーブルに組む積りの方、或いはお客さんに頼まれて取り組む積りの親切な販売店さんいらっしゃいましたらどうぞ参考下さいませ、因みに接続は4芯です。
コチラが新たに入手したプラグで組み直したオルトフォンケーブル及びQED AIIRLOC端末仕様です。今回プラグの特殊さとその入手経路の関係故に少々コストは嵩みましたが、それでもこの三つに開く菱形を背負ったNHK御用達の名機が再び音楽を奏でてくれるならば、きっと皆さん納得されることと思いますよ。
未だ存続しながらも専用部品をてんこ盛りした自社製品を僅か数年後には一切面倒見なくなる事が目に見えている気質の企業体質が作り出す製品と、とっくに潰れて消え去ったか、事業から手を引いたにも関わらず、普遍的な部品で組まれていた故に未だに直して使い続けられる製品どちらを好み求められるかは、結局ユーザーの皆様の思考と嗜好と指向が決める事だと思いますのでその是非は私は断じませんが、今回のDIATONE然り、冒頭のONKYOも然り、そのユーザー方の今後の苦難の道のりは容易に想像が付き、また今後近いうちにそこに名を連ねる超大手企業のオーディオブランドの名前もちらほら耳にします。一ファンとしては残念であり、また販売側としては困ったもんですね…
おまえ少し厳しすぎやしないか?と感じたあなた、私は今日も45年前のレコードプレーヤーの修理品をDENONのサービスセンターから気持ちよく直してもらって受け取って帰って来た足で、今度は店頭では10年も経たずにその製品が直せないで困っているお客様の所有する、超大手企業が作り散らかしては見放したオーディオ製品への対応を、別に私が直接売ったわけでもないお客様方から相談や救援を求められたりしてる訳ですよ、多少舌鋒鋭くなると言うのもご理解くださいませ、悪しからず。
三菱の2S-3003のケーブルどうにかしてくれ!と、かつてそれを扱って今でもその母体企業とは取引のある大型家電量販のオーディオコーナーに相談に行ってみたら何故だか話が通じなかったら→0466-20-5223
皆さん今晩は、寒いっすね。
寒いって言えば冬季オリンピック?あれ、去年も強化人間みたいな超人共が飛んだり跳ねたりのなんか平和の祭典やってなかったっけ?それに中国と平和の祭典に一体全体何の関係があるのさ?まぁ中国に限らず、今の地球上のどこに平和の祭典叫ぶ資格があるのかねとは思うけれどね。考えることを放棄した平和ボケした島国は知ってるけれども、それと真の平和の関係性は薄いよね。
おまけに、全てを超越した視線に立ってジョン・レノンが唄ったイマジンを、毎度性懲りも無く偽善的平和の祭典に引っ張り出すのはいい加減やめてくんないかな、コレが一番腹が立つ。憎まれ口序に、スポーツ系の、特に拳闘とか蹴球の番組の最後に馬鹿の一つ覚えみたいに、クィーンの『伝説のチャンピオン』を無節操に流すメディアはその次に頭に来る。何故って、あれはフレディ・マーキュリーはスポーツの事なんざちゃんちゃら歌っておらんがな、勝者を称える歌じゃねぇよ。あの歌は意訳すれば要するに、当時のパンクニューウェーブの隆盛に対してオールドウェーブ認定を喰らって焦ったクィーン側の『パンクみたいな新参者のガキ共に負けるかよ!てめぇら勝負だ、なろうめぇ~!最後に立ってるのは沢山頑張ってきた俺様でぃ!』ていう究極の俺様頑張れソングだよ!って少し鶏冠に血が昇り掛けた処で閑話休題お仕事です。
さて現在、英国MoniterAudioの中の幾つかのモデルのスピーカーを購入すると、WireWorldの大変に凝った構造のスピーカーケーブルSOS8をプレゼントして貰えると言うキャンペーンを取り扱い輸入商社が行って居ます。キャンペーン自体はなかなかのサービス内容で大変にお得だし、是非この機を逃さず当店へもMoniterAudioの注文を承りたい次第では有りますが、問題はこのサービスで手にするスピーカーケーブルの構造故の処遇です。
上の写真がその断面、構造です。凝った造りの理論的概念を有す優れた構造のケーブルなのは間違いないのですが、故に一体どうやってその端末を奇麗に有効化するのですか?と問いたくなる程の扱いの難しさ。厳しいこと言うと、普通のスピーカーケーブルさへ満足な個人レベルの処理を滅多に見掛けない現状、このケーブルは一般レベルでの技量や経験で事実上性能を享受するレベルでの仕上げは難しいんじゃないかなぁ…
取り敢えず、中を傷めない様に丁寧に外皮を剥きとると、平打ちパスタの様な一般とは異なる平たいケーブルが4本現れます。
更にその各線の中は並行して8本の線が二本づつ平行して4組並んで配線されていますが、さぁ皆さん、この線をどうやって綺麗に剥きだしますか?何度か個人レベルで果敢にこのケーブルにトライされて、いじいじげじげじに仕上がった端末を最終的には諦めた方から処理引き継ぐ形で預かった事がありますが、まぁカッターナイフ程度でこれからこの線に臨む予定の方は、余計な時間と手間を省いてさっさと近所の腕の良い店舗に依頼する事をお勧め致します。
仮に、器用な方がこの線を丁寧に剥く事が出来たとします。でも結局写真の上側の状態までが限度だと思うのですね。あとは出来ても黒赤各極二本を1本に纏めて細く平行に並んだ8本づつの線材を16本に合わせて指先で撚り合わせる程度かなぁ、結局捩り合わせても細いから、螺子留め式のバナナプラグやYラグじゃ組み上げようが無いのですが。
そこで当店では毎度おなじみの英国QED AIRLOC処理のお出ましです。バラバラの端末線材をプラグに対して直に据え強力な全周囲方向からの加圧によって線材及びプラグを一体化、合金化、ある種の鍛造状態へ。或いは彼らの称す冷間溶接化致します。写真の下側の姿ですね。今回は二線を組んで熱収縮チューブで一体化して包む2in1化処理を施した上での仕上げです、上と比べて断然綺麗に見えませんか?
用いたプラグは細径線材用のAIRLOC MINIで、普段用いる標準型AIRLOC端末より対応径が細い分サイズが小さく、結果コストが節減でき得られる効力は前者のそれと同等と言う優れものですね。今回はこのSOS8の4芯構造の特性を活かして、2in1処理でのシングルケーブル及びシングルバイワイヤーケーブルの各二組の作成で総計20箇所に及ぶ端末作業でした。
今回のお仕事は残念ながら当店販売分ではなかったのですが、お客様はモニターオーディオのスピーカーをどこぞのお店で購入後、このサービスのケーブルを受け取りをつぶさに眺めてその難しさに慄き、賢明にも端から自己処理は諦めてのWEBを探して初めて当店に行き当たり、端末処理の依頼を下さった流れです。勿論当店は他店購入品でも喜んで受け入れますし、ましてやそれがその商品のオマケであったとしても、対応できる限りの持ち得る最良の技術で臨まさせて頂いております。
また、当ケーブルに限らず家電カメラ量販店頭で買ったケーブルを手にそのまま当店まで持ち込みなっても一向に構いませんよ、実際結構多い話です。ただ、なぜ販売した彼らが最後まで端末まで処理せずに、お客様が態々他店にそれを持ち込み処理依頼する事態になるのかは私の脳みそでは見当もつかんのですがね。まぁ勝手な思い込みの開陳を許されるならば、彼らが偉そうに国産高級アンプブランドみたいな特定店舗でしか取り扱いさせてやらないない的な偉大にして尊敬に値する方針を旨とする選民思想的なブランドの機材の上物並べて能書き語る暇あったら、もう少し口先だけではなく、指先的技量も上げといた方がお客様も余計な時間や手間取らされなくて済むだろうにとは思いますが。
だって家電量販でエアコン売ったら取り付けもセットで、そこに対して誰も疑問感じないでしょ、取り付けできるから販売してるんだもんね。じゃぁ販売したスピーカーケーブルくらい奇麗な端末処理も同時にメニューとして用意してあげるのは当然だよね、一般的感覚からすれば…
そろそろ業界自体が、満足な端末処理もアナログカートリッジも取り付け出来ないオーディオ製品売り場の存在の異常性に疑義を唱えるべき時期が来たんじゃないかなぁ、少なくとも取付及び業者の紹介が出来ないエアコン売り場に電機メーカーはエアコンを卸してはいないのと同じなんだけどね。
まぁ大層偉大なオーディオの心構えを標榜するメーカーの中にも、実質よりは体面やメンツを重んじる事は多々あるので、あまりその辺を厳しく問うと、またぞろ昨年のインターナショナルショウの時の様に、有名な米国スピーカーを国内に広めた男の二世経営者がのさばるブースの傍を通りかかった時みたく陰口叩かれるとかなわんので、今日はここいらで退散です、皆様おやすみなさいませ!
想像してご覧、天国は無いと ~ジョン・レノン
想像してご覧、旧態依然の商習慣の消えたオーディオ業界を ~当店店主
想像してご覧、偉そうに自分のスケジュール送りつけて来て『会ってやる』的態度の責任者の居ない店頭を ~各社オーディオ営業担当&そこの店舗のスタッフ一同
世界もオーディオ業界も諍いの無い平和な環境であることを願って
オーディオ御用聞き→0466-20-5223
イギリスのスピーカーブランドで日本でも大変人気のB&W「805 D3 PrestigeEdition」の状態の良い中古が入荷いたしました
ターミナルに記載されているシリアルは671と672です
今ならKRYANA Stage 805用 S50-805D328も一緒にお出し出来ます
1オーナーものでとてもきれいな状態です、元箱、付属品等も全て揃って御座います。
B&W 805 D3 PrestigeEdition メーカー希望価格1,056,000円税込
当店中古価格 778,000円税込
完売しました、ご成約有難う御座います
KRYANA Stage 805用 S50-805D328 セット価格 836,000円税込
送料等は基本的に無料です、一部離島などはご相談くださいませ。また、今回のセットに関しましてご自宅への設置、音出し迄ご希望の際には、当店所在地(神奈川県藤沢市)より凡そ半径120㎞圏内程度まではサービスにてお伺いも可能ですので、併せてご用命くださいませ。
お問い合わせはコチラ→0466-20-5223
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皆さん今晩は
ちょっと忙しさにかまけてここをご無沙汰している間にも、世の中ロクでも無い事ばかり起きていますね。考えてもしょうがない、個人では如何ともし難い事象には脇目も振らず、外も寒いしこれはもう家に籠って調整の取れたオーディオで良い音聴いて心静かに過ごしたいもんですね、まったく…
さて、当店店主のつまり私の事ですが、今迄にも何度か衛星ラジオ即ちミュージックバードの番組にお呼ばれさせて頂いているのですが、この度当放送局のオーディオに特化した番組で124chの『オーディオって音楽だ』の収録に参加させて頂きました。ナビゲーターはオーディオ業界屈指のスマートさでとてもカッコいい鈴木裕氏。マイクの前では素人同然の私の受け答えが氏の番組なぞで失礼が無かった事を心より願いますが、試聴環境備えた方には是非お耳通し頂ければ幸いです。
今回は鈴木氏が気を利かさせて下さり、年末に発売された音元出版『analog』誌74号内の私の書いた記事の内容に沿ってLPに針を下して頂いての、放送2週分に亘っての楽しいひと時を過ごせた収録でした。ミュージックバードに関してや放送日時、番組内容に関しては是非コチラのリンクから覗いてみて下さいね!
『オーディオって音楽だ!』全くその通りですね→0466-20-5223
変態オーディオの英国面に堕ちた皆様こんにちは。
のっけからなんて失礼な奴だと思った方は御免なさい。大概の趣味に於いて、英国こそを至高とし指向し嗜好する方にとっては、巷間言われる『フォースの英国面』に堕ちた変態という言葉は、その当事者に向けて贈られる事実上最大限の賛辞みたいなものなのでお気になさらずに。数十年前にMG MIDGETにセンターストライプとゼッケンサークル入れて職場に乗り付けたら、先輩社員に『この英国かぶれがぁ~!』と笑顔で罵られたのが懐かしい店主です。
さて、そんな私もご多分に漏れずに色んなオーディオを徘徊し、現在はプライベートではQUADを聴く機会が増えました、1967年発表のQUAD33+303ですね。今更この英国人の作り出した小さな宝石箱の素晴らしさを語るなど、既にその領域に嵌っている方々には失礼極まりなく今更私等に出番はないでしょうが、一つだけ私自らがユーザー故に皆様にお役に立てる事があります。
はい、コチラ、DIN4Pin。
今やこんな端子を用いるオーディオ機材など、洋の東西、南北半球探したってまず見当たらんでしょうが、QUAD33+303に於いてはとても重要な部分となってきます。この時期のQUADはやはり一部では大変な人気があり、如何にも英国製品らしい生産期間の長さ(発表以来20年近く)もあって、現在の日本におけるブランド輸入元の、取引先に対して敬意の欠片も感じさせない横柄な姿勢からすると、彼らにはあんまり期待しない方が良いのですが、その他の専門業者によって丁寧な修繕が重ねられた機材が多数市場に残って居ますので、慎重に探せば程度の良い個体も入手自体は可能です。
ただその際に困るのが接続ケーブル。ほぼ実質33+303専用品なので、残っていてもボロいかしょぼい、それ以前に現行の製品としての入手は困難の3重苦状態です。自作に腕の覚えがある方でもRCAならいざ知らず、このDINプラグは極めて入手ルートが狭いので、本当に困っている方が多いですね。
そこで今回自分自身への為でもありますが、QUAD33+303をお使いになる方に向けてMIL規格平行線で専用ケーブルを作成致しました。色々試した結果ですが、接続時にアースの取り回しに独自の理論を持つQUADには、同軸ケーブルより2芯平行シールド線の方が、少なくとも33+303の組み合わせではまず間違いないだろうと言うところまで試聴を繰り返した上での満を持しての発表です。
でんき堂オリジナルMIL規格線使用QUAD33+303用接続ケーブル
・MIL規格20AWG/2芯平行シールド線使用
・静電気に対して優位な外装コットン巻
・端子内接続に英国マルチコアビンテージ半田使用
1.2m/18,000円税込み
どうです?欲しいって思ったあなたは既に英国面に堕ちた変態です(笑)
どうせ沢山売れるとは流石の私も思っちゃいませんが、部材の確保の関係でどの道沢山作れるわけでも御座いません。QUAD33+303に往年のスペンドールとかロジャースとかKEFとかグッドマンとかチャートウェルとか古の箱を繋いで悶絶したい方はお早めにどうぞ。ケーブルの長さと外装のコットンカラーの変更、半田の種類の選択と中村製作所のアモルメットコア装着の追加等は面倒臭がらずに応じますのでどうぞ遠慮なく申し付け下さいませ。だってどうせ変態系御用達だもん、これぐらいの事に気持ちよく応じられなかったら、オーディオの英国面を愛して止まない諸先輩方に失礼ってもんだし、そんな事さえも判らずにただ徒に老舗英国系ブランドを弄ぶ『一部の輸入元』の姿勢を糾弾する資格など僕には無くなっちゃいますがな。
尚、話のついでですが、QUAD303の正位は接続面が正面です。その際懸命な方々は既にお気づきでしょうが、スピーカーの接続に於いては例の出力端子は実質英国QEDのバナナプラグ先端構造に対しての接続専用の内部構造となっています。即ち、このアンプに対して未だに適当なバナナプラグに捩った線を繋いでいる方は、真の変態というかQUAD303遣いにはまだ達せてはおられないのだろうと愚考致します、どうぞQED AIRLOC処理と併せて今回のMIL線をご使用になってみて下さいませ。
オーディオの英国面に堕ちたら→0466-20-5223
皆さん今晩は、そして明けましておめでとうございます。
一昨年、昨年から引き続きの不安定で不透明な社会情勢のままに明けた本年ですが、せめて気持ちぐらいは明るく保ちたいものですね。是非調律と配慮の行き届いたオーディオ装置で好きな音楽でも聴いて過ごしましょう、そしてそのお手伝いを是非でんき堂にお任せくださいませ。
ところで昨年末に発売された音元出版の季刊誌『analog』Vol.74はもうお手にされましたか?数多の優れた評論家先生/ライター諸氏に交じって私も1頁ですが記事を書かさせて頂きましたので、宜しかったら是非一読下さいませ。ついでに良かったら付属のアンケート用紙に、でんき堂のこいつが一番面白かったって書いて下さいね、なんてね(笑)
さて、写真はお客様の持ち込みのケーブル、確かAETだったと思いますが、それを元に、バイワイヤ入力端子を有したスピーカー用のジャンパーケーブル作成です。ほぼ理想に近い形での接続を狙ってのQED AIRLOC応用の角圧着を施し同時にアコースティックリバイブの単線銅をY字型に加工し直して、先のAIRLOCで線材共々超強力な圧縮力で全周囲圧着を施し一体化させました。この方法は今、当店ではちょっとした人気メニューで、以前ここで挙げた小径端子用途やアース線の端末処理時にも、依頼した方も作成した私も驚いてしまうレベルの効果が得られる作成方法です。いずれは正式な提供製品としてアース線等を発表する予定ですが、それ以上にお客様それぞれの用途に応じたケーブル等の部材、製品持ち込み対応も含んでの自在な対応を、今年もより強力に展開して参りますので、普段他所様のお店をご利用の方も遠方の方も、自分の考える処理や求めるレベルの加工を近所のお店が応じきれないと判断された際には、どうぞ当店までご相談くださいませ。
例えば写真のコチラ。なんと15㎜厚のアルミで作成したオーディオラック用中板です。音質や下段機材の放熱も狙っての孔開けも施された凄い仕上がりの板です。GTラックスタイルのラックをお使いの方から、木製中板の差し替えをしたいとのリクエストで、金属加工に長けた業者さんと数度に亘って打ち合わせを重ねて、お客様より相談を持ち込まれてから足掛け2か月を経て昨年末に無事納品の、完全ワンオフで作成して貰いました。背後に重なって見えているのが元の木製の中板ですね。こういう普通のお店ではまず応じ切れないであろう、ハッキリ言ってしまえば一般的には面倒臭そうな相談も、お客様のそれに掛ける熱意と経済力と店主の理解力と対応力が双方続く限りは、可能な限りこういった難しそうな案件もどんどん応じさせて頂くつもりですよ。
その上で敢えて言葉を重ねれば、購入した針を装着もせずケーブルの先端すら満足に剥いてくれない様な、物を安く売り散らかすだけのカメラ/家電量販系の自称オーディオ売り場にオーディオと言う奥の深い趣味性を持ち得た高尚な製品群を踏みにじらさせるのは、そろそろやめにさせませんか?と、その供給側にも利用側にも問いたい気持ちですね、等と新年最初の生意気です、すんません。
尚、昨年を通して作成/加工依頼が非常に増えてきている関係で、お預かりからお渡しまでに1~2週間ほどのお時間を頂くことが増えてきましたが、相談や依頼、案件の持ち込みを頂いた時点から、お客様との打ち合わせを重ねての作成に至るまでの手順は確実に丁寧に今まで通り変わらずに参りますので、お時間の件だけはご理解頂いた上で遠慮なくお仕事沢山頂戴くださいな。
ともあれ本年もでんき堂スクェアを何卒宜しくお願い致します
0466-20-5223
小田急江ノ島線/相鉄いずみ野線/横浜市営地下鉄ブルーラインにて「湘南台駅」で下車。【E出口】より徒歩1分。 ケーキ屋葦さんのあるビル地下1階。「処方せん」の看板矢印のところを入ってすぐの階段またはエレベーターで降りた所です。
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