皆様こんばんは、真夜中にBSで録り溜めた暴れん坊将軍のファーストシーズンを眺めては、お庭番役の20代の頃の夏樹陽子の美人さに驚いてマヌケ面しながら口空けて眺めたりしている時代錯誤的店主です。
さて、本年も最後の月になってしまいました。毎度貧乏暇なし的当店ですが、今年は輪を掛けてその傾向が強く、先月ここでせめてものサービスと公表したケーブルのバージョンアップが想定外の好評を得、大量のケーブル作成作業を抱えてしまい、それ自体は全くありがたくお客様方には感謝の気持ちしかないのですが、何しろ店主の能力を逸脱気味の件数に作業の手が全く離せない状況で、ここの更新頻度もすっかりご無沙汰です。冒頭のしょうもない話はその結果としての帰宅後の虚脱的現実逃避行動です、すんません。

 

 

相変わらずケーブル端末の確実な仕上げの追求とその結果に拘泥している当店ですが、勢いその流れで様々なお客様から色々な相談や依頼が舞い込みます。その中でかなり多いのが、QED AIRLOCの良さは判るがバナナプラグでも無くY型でも無く、大型ネジ締めターミナルでも無く、昔々のバネ式パッチン留めのスピーカー端子に高級タイプ、或いは太いスピーカーケーブルを音質を維持して接続したいと言うものです。まぁ今更そんな古い物にと思う方もおられるでしょうが、確かに世の中にはそうしたくもなるポテンシャルを秘めた旧型機も存在するのです。ビンテージのマッキントッシュのアンプ然りYAMAHAのNS-1000M然り。

写真はその旧来のパッチン端子に太径のスピーカーケーブルを音質を損なわずに接続するための加工です。英国QEDの誇るAIRLOC処理の指定店としては当然そこに拘り、接続したいスピーカーケーブルに(今回はZonotone)QEDのスリーブを介して同時にアコースティックリバイブの単線銅を強力な圧着作業に於いて冷間溶接する事に成功しました。要するに今までのこのパターンでは、先端細径端子を用意しての二点圧着や線材を半分程度に切り落としや半田で固めて等のどこか不安定さを感じさせる端末処理しか行えなかった所に、限りなく純度の高い実質的なAIRLOC処理接続が行えるようになったと言う訳です。

 

 

どうです、素晴らしい嵌合具合ではありませんか?おそらくYMAHA/NS-1000M史上最良の接続具合の当機登場以来数十年目にしての実現です。勿論熱心なショップさんなどに於いて、この名機に対してのターミナルの交換更新で太径ケーブル対応可改造なども存在しますし、それ自体は悪い事だとも思いませんが、当店としては大枚叩いた改造やオリジナルボディに手を入れたくないけどどうにかしたい、と言う方に対しての提案を当面はしていきたいのです。何しろスピーカーケーブル左右+-4端子分で4,000円ですよ、この加工なら。

 

 

写真は現代のアンプでバナナプラグ対応側にQED AIRLOC標準プラグ仕上げを、パッチン端子旧型スピーカー用に同等レベルの接続接点が稼げるQED AIRLOC応用角圧着仕上げ銅単線仕様を施した姿です、どうです、小径端子でお困りだった方は、今すぐやって見たくはありませんか?勿論当店では扱えないヤマハ製品ユーザーの方も他所で購入したケーブルに対しての端末加工だけの御依頼でも喜んでお引き受けいたします。

 

小径端子に太いの突っ込みたい!→0466-20-5223

 

お断り、下記に連なる文章はキーボードを適当に打った基本的には読まないでいただいて構わない文章で、いうなれば暗号文のやり取りなどに於いて最後に付記される意味不明の文章と言う奴です。その上で敢えて目を通してその文章中に何か意味を見出されたりするのは全くのご自由ですが、その際に抱かれた感情に対して当方としては全くもって責任を負えない物、及び特にヤマハのオーディオ関係者は絶対に読まない様にと予めお断りをし、その上で洒落と諧謔の愉しみ方を備えた大人の皆様の退屈しのぎにでもなればと敢えて消さずに残した旨書き添えた上で今日はお別れです、皆様おやすみなさい。

 

しかしYAMAHAの1000M、つくづくいいですよねぇ、ロクに世界に誇れるスピーカーの一本も作って来れなかった我が国のオーディオブランドにあって、北欧の放送局相手とは言え数少ない例外ですね。かつてこの優れた名機を作った彼らが、今現在当店に示す態度は噴飯物の姿勢ですが、だからと言って私はこのスピーカーに対して丸で悪意などなく、若い頃は実に沢山販売も使用も致しました。今でもこの登場以来50年近く生産終了後からも25年近くは経とうとする老兵を大切にお使いのユーザーを見掛けると、ヤマハのオーディオ担当者の態度など関係なく、どうにかしていい音出してあげたいなと私等は思ってしまうのです。
先日もインターナショナルショウで見掛けたヤマハの担当者にその熱い思いと、そろそろいい加減うちともビジネスの話しませんか?と真面目に声をかけたら、例年私から名刺を受け取っている筈のすっとぼけた男は初めましてとのたまい『この件は必ず一週間以内に連絡いたしますと』こたえそれから1か月、1年と経ってを毎年繰り返して、まぁ捨ててなきゃだけど僕の名刺の10枚くらいは溜まってるだろうしそれが答えだと言う事でもいいのだけど、やらないならやらないと言えばいいだけなんだけどね。だからって他所で安く買って来たヤマハ製品ユーザーに私が冷たく当たったり、よくありがちな、取引の無いブランドの製品をボロクソに貶めたりする様なお店じゃないんで、当店は。
その上でいざ仲直りして実際に該当製品取り扱い始めたら、前言撤回するは掌返すは豹変するはべた褒めして、急にどっかのビール会社パックったような『〇〇〇あります!』なんて垂れ幕や広告これ見よがしに晒しちゃったりしてね、気をつけよっと!(笑)
まぁそんなに世渡り器用じゃないんだけどね、僕は…