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11月11

PM15S1及びそれに纏わるマランツ的型番の一考察

on 2012年11月11日

オーディオメーカーに関わらずでしょうが、各メーカーには自社の商品に対して得意とする型番や大切にする番号、記号と言う物があって、山水の607や907とか、SONYの777等ですね、外部からすると一見無意味な数字の羅列もその企業にとっては深い意味を有していたりして面白い物がありますが、その話はまた何れかの機会に譲るとしまして、今回の本題はMARANTZ

マランツでは古くは“7”“9”等が象徴的に語られる事の多いアイコン的型番なのですが、それは古のおおらかな時代の米国型番であって、フィリップス傘下以降の相模大野時代には2/3/5/7/8等を組み合わせた二桁台のモデルを比較的長く出した後に、’90年代中頃からは10番台で始まる型番を愛用するようになりました。(理由は私は良く知りませんので、彼らの広告に良く名の出るS氏にでも聞いてみて下さい・・・)

で、今回のPM15S1ですが、数年前に出た、まだまだ新しい部類に入る中堅機です。

たおやかで繊細な空間表現の高域の澄んだ音場再生感は、このクラスには珍しくも上品な物で、スペック市場主義に古くから距離を、少なくとも広告上に於いては表明してきた彼らの面目躍如たるモデルですね。

丁度性格の大きく異なるライバル機が同時期に市場に存在したことも相まって、そのライバル機が魅力として売る部分に魅力を感じられない、主に音楽を主体的に空間的捉える方々によって、また視覚的好みでアンプのデザイン面でのどうしても旧来の国産機にありがちな超巨大重量物ロボ系を好まない向きにも、マランツの少し欧州センス的な部分もあって大きく支持されました。

さて、会社的にも色々混乱期で有った事が想像される90年代後半のマランツですが、その様子はアンプの型番にも表れていて、今からするとどうにも何にも考えてなかったんじゃないの?と考えられる節があります。

それまでのPM88SEやPM90と言った人気シリーズが終了し、全く新しい形でPM15が45万円の価格で登場したのが94年の事。以後、

1994・PM-15       450.000円←クラス的にはPM99後釜

1995・PM-16       160.000円←PM90クラス後継機、このモデルに対して何故か関係者の口は重いですね、個人的には好きでした

1997・PM-17       100.000円←PM80a&PM88併せたクラス後継機、良いアンプでしたね

1998・PM-14       200.000円←実質的16の後継機、ここで型番の順序が崩れる

1998・PM-19 68.000円←当時から影の薄い不思議なモデル。但し内容が良いのでお買い得。役割的にはかつてのPM62で、内容の良さと影の薄さが共通。

1999・PM-17SA      110.000円←17改良、でも結構性格以前と変わってましたね

2002・PM-14SA Ver2   230.000円←14テコ入れ、エッ?型番引っ張るの?と不思議に思いました。

2002・PM-17SAVer2 120.000円←17SA延命

2004・PM11S1      350.000円←新生マランツ実質新規モデル、マランツプリメイン最上位機種

2005・PM15S1      150.000円←新生マランツ、17クラス相当、今回のご紹介モデル

2007・PM13S1      250.000円←新クラス、型番苦しい。クラス的にあえて言えば14の流れか

2008・PM11S2      380.000円←11S1改良と言うか造り直しと言うかなんというか・・・

2009・PM13S2      250.000円←製品改良(市場的延命策か?)

2009・PM15S2      150.000円←製品改良(上記に同じ)

2012・PM11S3      430.000円←既に前モデルとの型番的つながり以外はあまりない、実質新規製品、クラスも格上げ。

ざっと見渡しても随分経ったようなつい最近の事の様な。

PM15S1と端からS2の存在を伺わせるネーミング、つまり如何にも次が出るのよ~と言った型番はどうなのよ?と最初は思ったのものです。

何故ならSr.2だろうとMk.2だろうと、最初が有って次の改良型かモデルチェンジになって初めて基本型番に付加されるものなのであって、初代機が最初からSr.1を名乗る事はオーディオでもカメラでも車でも本来は一般的ではなく、後から後継機や改良型が出て来て後追い的に初代モデルに冠される便宜上の呼称に過ぎないのです。

今ならさしずめ「初代i-Pad」って言えば分かって頂けますか? 初代って呼ばれるようになったのは型番では無くて2代目が出たからですネ

よってこのPM15S1のS1には当初「ん?」と思いました、造りや音には何の疑問も持ちませんでしたが。

それで良く考えてみたら、どうも実はこのS1はそういった意味では当初は無かった様子なんですね。

彼らは当時はあるモデルの後継モデルチェンジには「SE」を付加する事を好みました。マランツのSE商法は一部では有名ですね、まぁそれはさておき、このPM15S1が登場する以前そう古くもない90年代中頃にPM-15と言う比較的高価な価格帯(確か45万円)のプリメインアンプがあって、これは彼らにとっては最高級クラスのプリメインでしたが、その同時期のミドルクラスに存在したのがPM-17で、こちらもSAとか何とか付加されながら何代かに亘って改良販売されたのですが、どうもその過程で型番が枯渇したのか、先のPM-15を直接的にではないにしろ引き継いだのが今のPM11シリーズで、PM-17を大幅モデルチェンジする際に14と16は既に存在し、数字的に18や19も何となく下位モデルに見えたり既に自社で使っていた事情もあって、その時点で一番モデル的には古そうな15の再登板なのだろうなぁと推測は付くのですが、10年経ってない程度の期間で同系統の数字をしょったモデルが価格的には1/3程度で発売されるのも何だか不思議な光景でしたが、彼らが当分10番台の型番をアンプに背負わせる限りは確かにこれしかない様にも感じました。

それで混乱を避けるために無理やり当初からS1を付記したのかなと、今はそう思います。結果的には今の2代目が出てS2を名乗っているのでこちらのシリーズの方が通り相場ですし。

その証拠にPM11とPM15S1の間のモデルを出す際に、クラス的にも私は90年代後半にあったPM-14の復活で良いんじゃないの?と思ったのですが、どうも彼ら自体はこの14の数字の付いたモデルにあんまりいい思い出がなのか、PM15のネーム再利用でやはり苦労したのか、無理くり「PM13」等と言う型番を捻り出し、案の定キリスト教文化圏ではそんな型番背負った機械なんか売れるわけ無いので、海外では更に違う型番 (KI Pearlとか言うらしい、既に数字でさえ無い。因みにKIとはケン・イシワタの略だとか)に差し替えたりしていてどうにもややこしい事をしています。

今後も11~15の間で優劣付けた製品をモデル型番展開していくのは少し窮屈な感じが否めません、限られた番号で末尾弄ってゆくのも。

以上は全て無駄話ですが、まぁ御参考までにどうぞ…

A.I

完売しました。

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11月11

B&W 804S MR

on 2012年11月11日

スピーカーと言えば一般的に思い浮かぶ縦横比3:2程度の箱型スタイルを、現在の背高なモノへと認識を改めさせたのは、やはりこのB&Wのお陰でしょうかね、良くも悪くも。

B&W自体は70年代から既に一般的な意味での普通の箱型の躯体は採用せずに、独自の込み入った仕様と造りの製品を世に問うていたのですが、日本国内に於いての一般的認知と普及はやはり’90年代中頃以降で、当初はあれだけ違和感を覚えたちょんまげ呼ばわりされたツイーターも含め、今ではすっかりお馴染の姿としてオーディオの世界に当然のスタイルとして氾濫もとい普及しています。

この今回の804Sは、同社の800系列の中でも現場での小型モニターとして需要の高かった805と言う2WAYモニターシリーズの拡大仕様で、床面積は変わらずに本来はスタンドで支えているであろう空間までを筺体とした(中はただの空洞ではない凝った構造ですよ)3WAY 構造4スピーカー搭載の「フロア型」の範疇のモデルと言えます。

素姓の良い805のバランスを崩さずに容積とユニットを増した造りは、音楽再生においても設置性の自由度においても人気を呼び、このクラスとしては抜群の知名度と人気を誇りましたね。

設置の自由と書きましたが、これは805の様な小型スピーカーの適切な設置はスタンドを用意して載せるのですが、フロア型トールボーイスピーカーもスタンドに載った小型スピーカーも専有床面積はほぼ一緒なので、だったら同じ設置面積で容積もユニットも増したモデルの方が使い易くかお買い得なのではないか?と言う観点からの話です。

つまり805も804も置いた時に専有する床面積はほぼ同じです。

実際には積極的な音の好みとして小型2WAY+スタンドの選択もあるのですが、予算が拮抗した場合には、現代のオーディオシーンでは殆んどの場合、フロアスタンディングかつ細身のトールボーイ型のモデルがより多く支持を集めています、その代表がこの804と言っても間違いはなさそうです。

この度の中古は色焼けし難いMR色(ローズナット)、ワンオーナーの綺麗なお品です。元箱も揃っています。

B&Wのスピーカー群は色々な意味で使い手を試す、試される傾向の有る機材です。お買い得感のある804Sでその深みに入り込むのは決して悪い事ではないと思いますよ。

完売しました。

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11月08

YAMAHA NS-1 Classic

on 2012年11月8日

ソニーもシャープもパナソニックも連日凄い状況ですね、まったく。

NECに至っては、あのバブルの象徴のような不細工な本社ビルから丁度リストラ食らった社員がその足で飛び降り自殺したとかで、なんでそんな話をするかというと、ニュースを聞く限りその飛び降りたと言うNEC社員と私は年齢が近く、その舞台になったバブルの遺産的ビルが聳え立った当時丁度大学生だった私は、まさにバブルの真っ只中を、内幸町の徳間書店の入っていたビルの上にある外資系会社のフロアを、一週間以内に豪華なオフィスに作り替えろと言う、いかにもバブルらしい注文を受けた建設会社のリフォーム部門の下請けの下請けの下請けのアルバイトで何と日給二万五千円交通費食費別と言う凄いバイトをやっておったのですが、その時丁度その改装作業中のフロアから眺めるとこのNECの穴あきビルがドカ~ンと聳えていてスゲェなおい、と感慨に耽りながら現場監督に奢られた缶コーヒー休憩時間に飲んだ思い出があり、今回のこのニュースを聞く限り妙に感慨深いものを感じたのです。

因みにその私の唯一のバブル体験での収入は、バイト終了当日新橋で景気よく寿司つまんだ後に、残りは全額秋葉原のラジオ会館の一階にあった安売り電気屋で三洋のセンターミッドマウントのS-VHSデッキになりました。

さてそんな後先考えない短小軽薄なバブル期に至り、つくづく愚かな時代を過ごしたなぁと改めて思う今日この頃ですが、バブルなりにいいところも少しはあって、当時多少はブームのあったオーディオ業界において、所謂マイノリティにも手を差し伸べると言うか、売れるか効率的かどうかが全ての現在とは違い、絶対的多数を占めない事が分かっている物に対しても投資や研究が行われた点ですね。

つまりメジャーではない物作りへの存在とそれを受け入れられる企業、ユーザー双方の精神的余裕の存在ですね。その一例として今回のNS-1 Classicsは正にその証明のような存在です。

当時の国産スピーカと言えばまぁ殆ど全て、ハイテク素材オンパレードの大型ユニットを中心としたハードドームツイーター3WAY機が、しかも各社たいした見栄えの差も無いままに電気屋の店頭でバスレフダクト開いてドンシャンンギャンキン喚き散らしていた今思い返すだけでも悪夢のような時期ですが、その中でヤマハはやはりバブルで儲けて懐に余裕もあったからでしょうが、今までの彼らのスピーカーの系譜からは何の繋がりも無い様なこのスピーカーを突如発表して来たのが1988年って、そんなに経ったかぁ?

閑話休題、その内容が当時の流行とはまったく正反対の作り、即ち得意分野の楽器や家具部門の力も借りて来たと思われる綺麗で上品な箱に、当時は本当に採用の珍しい、高低共にソフトドームユニットを密閉方式で組むという、最初から分かる人だけを対象にし、かつ丁寧な製品で、その見た目どおりの品よく柔らかな鳴りは攻撃的な音の当時の国産スピーカーの中では本当に珍しく、結局やっぱりたいして売れはしなかったのですが、当時のスピーカーで今でもきちんと音を出したとして一定の評価を得られる製品が存在するとすれば、実はこのクラスではこのNS-1くらいしかないのですね。

 

当時から一部の方には極めて高い評価を貰ってはいたのですが、バブル一辺倒二十四時間戦ってなきゃいけなかった当時、今で言う癒し系でゆったり感いっぱいの鳴り方のスピーカーなど見向きもされなかった訳です。

よって、とてもいい音です。

ヤマハはこれを出すのが早すぎたのかもしれませんが、逆に言えば当事からこういった本来音楽的には聴けるスピーカーを、当事の日本のオーディオ業界がもう少し真面目に取り組んでいれば、現状のこのどうしようもない業界の惨状も、もう少しはマシな物であったかも知れないなと勝手に夢想もしたりしますが、どっち道日本の大企業にオーディオが無理なことは、先に名の出たパナソニック,ソニー,シャープ,NECの彼らがその後に示した態度で十分証明されているので、その大企業の一歩手前のヤマハの最近の姿勢を見るに、やっぱり無理かな、コレは。

今回の中古は決して程度良好とは言えないものですが、再生上は間違いなく良い音をしていてバランスもとれています。高域調整のアッテネーターも問題なく機能しています。

左右ともツイーターに潰れ痕があり、ある程度は直してありますが跡は残っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

外装も大きな割れやヒビはありませんが、擦れや滲みはあります。

しかしそれを差し引いてもこの価格でこの音なら、中古の付き合い方分かっている方には間違いなくお買い得だと思いますよ!

久方ぶりにこのNS-1をきちんと鳴らしてみて、いま“純”国産でこれを作るのは三十万円でも無理でしょうねぇと正直思いました、いい音です。

発売当事定価13万円ペア

現状渡し、22,800円

A.I

完売しました。

 

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11月06

SPレコード再生イベント大盛況でした!

on 2012年11月6日

でんき堂スクェア湘南店でも初の試みで、どうなることかとドキドキしていた先日のイベントでしたが、今までのイベントと違い、始まる前からすでにお客様が多数集まっている状態でスタッフもびっくり!最終的には部屋いっぱいのお客様で満員御礼。そろそろ椅子も増やさないと駄目かな…

私自身、初めて聴いたSPレコードの音でしたが、非常に生々しい音で迫力が違いました。佐藤隆一氏持参のAMPEXの真空管パワードモニターや、ミリヤードアンプとスターリングLS3/5A、SOULNOTEアンプとスピーカー等の最新システムでの聴き比べもしました。

昔の録音は当時の機材で聴くのが良い!というのもありましたが、現代のシステムで聴くのもアリですね!特にソウルノートシステムでは当時の機材では出せなかった非常にシャープで正確な音でSPレコード盤のありのままの姿を描き出していました。

また、ほとんどが今やLPやCDでは手に入らない貴重な音源ばかりで、知らない楽曲ばかりでしたがどれも聴いていてとっても楽しめる音楽ばかりでした。古いというだけで手を出さないというのは非常にもったいないと思います。

イベント後には下北沢のノアイルズレコードさんにご協力いただいた

SPレコードの試聴&即売会も!

今後もでんき堂スクェア湘南店独自のイベントを増やしていきます。

よろしくお願い致します!

さて、次回はどんなイベントをやるか…

Nの

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11月04

LUXMAN PD131+SME 3009/S2 improved+SHURE M97xE

on 2012年11月4日

今回のご紹介は、ラックスマンが70年代中期にそのデザインセンスを爆発させた時期の最良の作品、PD131

この時期のラックスはとにかくデザインセンスに冴えていますね。

高級オーディオメーカーとしてのラックス諸製品の物造りの秀逸さは今更申し上げる必要もないのですが、当時の国産メーカー系列のアナログターンテーブルが高性能化を追って、それと引き換えのように構造とサイズが肥大化し暑苦しさが否応なしに増す中、スマートな設計で他とは明らかに違った見栄えを用意してくる当時のラックスの設計者やデザイナー方々には、ある種の畏怖の念を感じます。

無論、その他の重量級プレーヤーが醸し出す過剰なまでのメカニカルさと重量感がマニアの気持ちを昂らせる事は、私自身を含めて肯定せざるを得ませんが、当時でも、ましてや機材にスマートさが求められる現代ならば尚更、性能と同時に実際に部屋において手にして使う道具に対する、洗練されたデザインの要求に重点を置かれる方々も当然ながら存在します。

そういった方々の高いレベルの要求を満たすために生まれたのがPD121であり、ダイレクトドライブでありながら欧州系のベルトドライブ機の様な繊細なデザインタッチに成功したそのモデルスタイルを維持しながら、モーターとターンテーブルを変更して見栄えを変えずに少し価格を下げたのが今回のPD131と言う事になります。

実際見栄え上においてPD121と131の差は極めて少なく、筺体も同じが故に、121が松下のSP10系モーターを採用した事による起動トルクの差異や、ターンテーブル自体の材質や質量が及ぼす部分を除けば、回りくどい言い方をやめて率直に言ってしまえば「大した差の無い」関係だったので、勿論その大した事ない僅かな差異がオーディオマニアには大事なのでしょうが、キチンとセッティングして頂く限りにおいて、121と131の間にはアームとカートリッジが同じであった場合には、両者間に圧倒的な音楽再生上の差を聴き分けることは難しいとも思います。

私自身も両者を使う機会が長かったので率直に言うと、当時の定価で両者には5万円程度の開きがあったのですが(今の物価で言うと10万円ぐらいの感覚?)、正直その差を感じさせない、それだけ131がお買い得だったかなと思います。実際その辺に気が付いた当時の方々の支持によって、実際にはこのモデルは121の方が有名ですが、今こうして中古の流通を目にする限り、数では相当数の131が出回った様に見受けます。

そしてSME。

この誰もが知っている華奢で繊細な印象を与える英国系アームを、国産プレーヤーがこれほどこの美しく搭載出来たのは偶然の為せる業なのか、はたまた計算ずくなのか?

同時期のDDタイプのアームレスが選択出来る各社人気モデル、例えばDENON、Technics、Pioneer、Victor辺りのモーターと比べても、SMEを搭載させてこれだけデザイン的整合性が取れた物はラックスをおいて他にまず滅多に見かけない、と言うより存在しないのではないでしょうか。

あるいはもしかしたら、ラックスはSMEのショートアーム前提でこのプレーヤーを設計したのではないかと思えるほどのマッチングです。

当時ラックスには数あるアーム群、SAECにクラフトにテクニカ、テクニクス、デ“ん”オン、オルトフォン、FRと言った各種アームに対応したアームベースが用意されていて、その殆んどの組み合わせを実際に目にしたり使ったりしてきましたが、やはり組み合わせの美ではSMEが本当に説明のしようの無いバランス感と美しさを誇ります。

正直、SME以外その他のアームを積んだPD121/131の姿は、プレーヤー全体が急に野暮ったく見えるほどです。組んでる方には申し訳ないのですが、音の事では有りませんので悪しからず・・・

実はこのPD131を私も使っていて、テクニクスのEPA250等も組んでみたのですが、長岡鉄男氏が当時このアームを誌上でSAECより断然良いと御発言なさったかどうかはともかく、このテクニクスのアームの性能的には多分相当の物だったと思うのですが、どう眺めてもこのラックスのプレーヤーの美しさをブチ壊してるように感じられ我慢出来なくなって来て、と言うより見ているだけでだんだん腹が立ってきて、音なんか後でどうとでもしてやるわいと勢いでSMEに換装したら、たかだかアーム一本の違いがもたらす余りの見栄えにほれぼれして、今では「音なんか出さなくても眺めてれば十分幸せ」な状態でサブ機としてメインの陰に控えています。

話がややこしくてすいません、要するにPD131とSMEの組み合わせならば使わなくても邪魔では無いけど、その他のアームとの組み合わせにおいては音を出さない限りは意味がない存在に過ぎないという個人的感想です、すいません。

話が多いに逸れましたね、それで今回はそのPD131をアナログ修理で定評のあるワンバイエフの花江さんにお願いし要所整備調整して頂き、当然のように切れていてパーツの供給も無いストロボスコープのブラックライトをLEDに差し替えてもらいました。

SMEの3009/Series2 improved、即ち軽針圧型SMEショートアームと、恐らく最もアームバランス的には相性の良さそうなSHURE M97xEの組み合わせです。V15系列亡き今、この辺りが軽針圧系統では最良ではないかと・・・

貴重かつ今更新品で買うと「ぼったくりじゃねぇの?」とつい言ってはいけないセリフを御徒町と秋葉原の間に立っているビルの方に向かってはいてしまいそうになる貴重なS-2Rシェルも付属しています。

また、ターンテーブルマットはオリジナルの劣化が激しいので(まだPD121/131のオリジナルマットお持ちの方いらっしゃいましたら、もう止められた方がいい時期ですよ、材質上剥がれ落ちた繊維質と言うか、粉上の物がその上に置いたデスク裏面に静電気の力を借りて一面びっしりと張りついて大変な事になります。拭いたぐらいではとり切れません)に東京防音のTH291に載せ替えてあります。

今回はセット状態での販売です。

プレーヤーやアーム単体での販売はございません。但し、カートリッジご不要の場合には販売価格より8000円お引きさせて頂きます。

神奈川県近隣にお住まいの方には、最初の音出し状態までの配送設置を5000円にて承りますので、初めてのアナログで心配に感じられている方にもお薦め致します。

その他不明点ございましたら直接お問い合わせいただければ幸いです。

プレーヤー本体    LUXMAN PD131 修理調整済み

アーム SME 3009/Series2 improved(S2-R純正シェル付き)

カートリッジ SHURE M97xE(程度良好中古)

ターンテーブルマット 東京防音TH291(新品)

セット価格合計 108.000円税込

完売しました。

 

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11月01

Carot One Titta やっと音楽を楽しむ為のイヤホンが出てきた!

on 2012年11月1日

本日、イタリアの新星メーカーCarot One初のイヤホン「Titta」デモ機が入荷いたしました。

真空管の小型セパレートアンプとかヘッドホンアンプ出していたブランドですが、

ここへきていきなりイヤホン出してきました。

 

 

 

 

箱からして洒落てますね!

イヤーチップは替えのが1ペア付いています。サイズ違いは同梱されてないようですね。

本体は金色かと思っていたら橙色に近い感じです。

装着してみると軽くて耳への収まりも良く着け心地は悪くなかったです。

さて、適当にジャンルを変えながら試聴してみました。

難しい事は言いません。「こりゃいいわ!」

この言葉で十分です!

やっと音楽を楽しめるイヤホンが出てきました!

何聴いても「おっ、そうだよそう!この曲はこう鳴って欲しいんだよ!」

ってのをしっかり表現してくれます。

クラシック、ロック、ジャズ、ポップス何聴いても楽しいんです。

これはイタリアの陽気な国柄なんですかね。

日本のメーカーにはどんなにお金掛けても作れない音作りなんじゃいかなと…

もうお店のスタッフでは無く一人の音楽好きとして言います。

「とにかくコレを買っておけ!」

その位良いです。

実はさっきからこの文章入力中もイヤホン外せない状態なんですよ。

あまりに聴き惚れてしまって、イヤホンで聴きながら仕事している感じに…

仕方無いです。音楽にどっぷり入り込んでしまう音ですから…

なんかベタ褒めな文章ですが、ベタ褒めしたくなるシロモノですコレは。

しかし、これブランドで初めてのイヤホンですよ!

それも1万円しないで手に入ってしまう物で、こんなに素晴らしいの作ってしまうなんて。

このブランドには今後も頑張って欲しいですね。

Nの

http://www.a-sq.net/item/11511.html(販売はこちら)

 

ちなみにこの文章入力中もずっとイヤホン外せなくて音楽聴きながら入力してます。

 

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10月30

Mac用高音質リッピングソフト、再生ソフト

on 2012年10月30日

たまにはPCオーディオの話でも。

特に今回は情報の少ないMac関連です。

Macユーザーのほとんどの方はiTunesで音楽をリッピングして、そのまま再生されているかと思います。

PCオーディオ関連の本見たりネットで調べるとWindowsであればすぐにフリーソフトで「Foober2000」とか出てくると思いますが、Macは中々出てこない。あっても有料だったり、そもそもMacユーザー自体が少ないから「あのソフトどうなの?」なんて実際使っている人からの情報も得難いのが現状かと。

さて、実は僕もMacユーザーで初めはソフトも無いから我慢していたのですが、メーカーさんや海外サイトなどで調べたり失敗しても仕方無いとか思いながら有料ソフト試してみたりしました。

いま現在なんだかんだ遠回りしつつ辿り着き、個人的に使っている

これに落ち着きました的なソフトをご紹介します。

まずはリッピングソフト「XLD」こちらはフリーソフトです。非常に滑らかで細かな情報もしっかりとキープした状態でリッピングしてくれます。iTunesでリッピングしたものは比べるとカサカサした乾いたような音になります。アルバムアートを自動取得する場合はamazonアカウントを使用する形になります。そんなに難しくないので試しにやってみると意外と簡単です。正し、ダウンロードもamazonアカウント登録も含めですがあくまでも自己責任にてお願い致します。

家ではFLACのデータ形式でリッピングしています。iPhoneユーザーは「Flac Player」というアプリがあります。その名の通りFlacデータを再生出来るアプリで、このアプリ自体iPhone純性のプレイヤーよりも音が良いのでお薦めです。こちらは有料ですが、とにかくメチャクチャ音が良いです。

さて、いよいよ再生ソフト「Decibel デシベル」

こちらは有料でapp storeで2900円でダウンロードできます。

非常に静かで滑らか、空間表現も優秀。

音の立ち上がりスピード感、アタックなど全体的に高レベルで再現されます。

キリッとシャープな鳴り方します。

敢えて言うと「値段が高い!」んです。価格が高いしユーザーが少ないからいきなりお金払って買うのも怖いし…ってところですね。

ただ、一度これ使って再生した音聴いてしまうともう他のソフト…

少なくともiTunesでの再生には戻れないかな…と。

ただ、iTunesはあれもフリーソフトな訳ですが、とてつもなく操作性というか、使い方が分かり易いんですよね。その点、フリーでも有料でも多勢を相手にノウハウを積んできたわけではない音質優先ソフトは使い勝手だけはどうしてもiTunesには敵わない。

特に最近はAir Play対応機種も増えてきているから非常に便利で楽チンなんですよ。

だから、悩ましいところです。音質優先で言えば上でご紹介したソフトですが、使い勝手で言えばiTunesに軍配が上がります。この辺考えてお試し下さい。

とりあえず「XLD」は無料ソフトですからこれでリッピングし直してみて下さい。これだけでも随分グレードアップしますよ。

Nの

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