皆さんおはようございます

閉店後に、連日の寝不足が祟ったのか、あまりの眠さについ居眠りしたらしく、カウンターに頭打ち付けて目が覚めた所です、いてぇよ畜生・・・

さてお仕事

例えば人気のZonotone 6NSP-Granster 5500αという4芯のスピーカーケーブルですね、大変人気で当店得意のQED AIRLOC仕上げも多く組み合わせの依頼を頂戴致します。
このケーブルに限らず4芯タイプのケーブルには3通りの使い方があって、2本づつ組んでのシングルワイヤ接続、全てを独立して使うバイワイヤ/バイアンプ接続、アンプ側を2本づつ組んでスピーカー側を独立して使うシングルバイワイヤ接続ですね。ペアで用いた際の端末処理数はそれぞれ8箇所、16箇所、12箇所となります。故にAIRLOC等のプラグ装着はその数だけ必要になります。
今回この中で端末を16箇所必要とするバイワイヤ/バイアンプ接続時に絞って話を進めますが、例えばQED AIRLOCのABSバナナプラグをこの16箇所処理ケーブル購入時同時依頼でお受けした場合は、当店のプラグ取り付けAIRLOC作業費込み標準料金でケーブル長さ分+35,200円となります。通常8箇所17,600円で済む所を、その倍数使うのでどうしても価格も倍になるのですね。いじいじと捩れた線を直留めしてる状況に比べればAIRLOC処理から得られるその効果はこの価格でも全然お安いくらいと断言しても構わないのですが、現実問題3万円とかは大抵の人にとって重みのある金額です。

 

 

そこで先日来紹介しているAIRLOC-MINIの登場です。写真はZonotoneの4芯の先端にそのAIRLOC-MINIを圧着し終えた姿で、一番上に写るのは既存のAIRLOC ABSBANANAですね、先端形状の同一性が見て取れると思います。先にも記したように当店でのケーブル購入時にAIRLOC ABS-BANANA処理をを8箇所ご依頼の場合は基本料金17,600円なのですが、先端形状も導線への圧着アプローチは基本的に同じく対応径を2.5mmφまでに抑えたAIRLOC-MINI仕様は、得られる音質的効果は落とさずに12,200円で8箇所承れます。即ちそれを倍数使うバイワイヤ接続時に必要な費用は、同じく35,200円に対して24,400円、その差は10,800円と結構な金額差ですよね。それでいて音質的何かを失う事はまずありません、差があるとすればその見栄えと、ターミナル接続時の抜き差しの力加減の塩梅が多少難しいくらいでしょうか。

 

 

勿論今まで通りのAIRLOCプラグも喜んで今後もお勧めし圧着し続けて参りますが、この写真の作例の様に端子数が多く、また予算的制約が生じる際には実を取ってMINIタイプを選択頂き、更に浮いた予算を同じく写真に写る中村製作所のアモルメットコアに回して頂くなんてのは、とっても建設的で損のない思考で志向で嗜好じゃないのかなと個人的には思ったりしていますが如何なもんでしょう。

 

標準仕様、ミニタイプ問わずにともかく端末処理はQED AIRLOC処理をお勧めです→0466-20-5223