皆様今晩は

最近メディアとかSNS上で、アマエビ、アマエビと喧しく一体何の事じゃい?と訝しんだら、何とアマエビじゃなくて『アマビエ』で、そのアマビエとは何ぞと問えば、なんだか日本古来の妖怪だとかで、疫病絡みのうんだかんだ・・・
そんなんだったらオーディオ業界にも『ソコビエ』って妖怪がおるだでよぉとか言ってると、また関係者から後ろ指差されるんでまぁ今日の所はこの辺でやめておきましょう。

さて、ここ最近知名度も人気も大分上がって来た英国のQEDですが、スタンダードなクラスにSTRAND79と言うスピーカーケーブルが存在しています。その価格は比較的廉価で実売800円/mしないで購入出来る見栄えも普通な感じのケーブルですが、案外その普通が少なくなってきたここ最近にはその魅力が増してきたのかもしれませんね。
ところでこのケーブル、被覆が黒色タイプと白色タイプの二種が存在し、その両方或いはどちらかを販売する店舗は多いのですが、例のごとくQEDのケーブルは基本的にQED AIRLOC処理前提と捉えて考えれば、その処理を出来ないのに販売するお店は処理を他所に丸投げって事なんでしょうかねぇ・・・
因みにQED AIRLOC処理は個人レベルでの処理は実質不可能でかつ処理対応店舗は当店を含めて凡そ全国で三軒、うち当店がAIRLOC処理用専用プラグ国内入荷分の7~9割を消化させて頂いてますってのは余計な話かな、さてお仕事開始・・・

 

 

あっさり完成ですが、STRAND79にAIRLOCメタルを組んだ姿です。メタル仕様のプラグはABS仕様との違いは、外装と内部に奢られた素材による防振的な意味合い程度で、内部の金属プラグ部分に纏わる電気的接触は同一部品ですが、僅かな差が見栄えや所有感も含めた上でのオーディオ的な差を生むので、ABS仕様との価格差的な意味がないと言う事はありません。

 

 

コチラは毎度お馴染のABSバナナ仕様です。先程のメタル仕様との違いは外装部分のみです。尚、バナナとYラグどちらが良いのか?と言う質問を良く頂きますが、当店としては接続時の確実性に基づいて基本的にはバナナプラグ対応機材仕様の方にはそれをお勧めしています。

 

 

はい、コチラがスペード、Yラグ仕様です。写真に見えますように2WAY型構造で、先端側で8mm幅、手前側で6mm幅を確保してあります。他には10mm対応も存在いたします。

 

 

こちらは他店で購入されたSTRAND79の黒色仕様にバナナプラグが半田付けされた物を遠方のお客様より送って頂きお預かりして・・・

 

 

切り落として剥き直して、日本国内ではでんき堂が初めて扱うようになったAIRLOC MINIを圧着した所です。既存のAIRLOCプラグとは先端部分や得られる効果や音質は事実上同じで、ケーブルを圧着する側が2.5mmφ迄に限定された廉価版です。限定と書きましたが、世の中の8~9割程度のスピーカーケーブルはこのプラグで処理可能です。抜き差し時にプラグホルダーが無い分力の掛け具合が難しいのですが、基本的にそれ以外は何も変わらないので、使用時に抜き差しが無く予算も控えめに高い効果を望む方には今後コチラをお勧めする機会が増えていくかと思います。
圧着し終えた後に伸縮チューブを被せて金属露出部の絶縁を兼ねた色分けを施します。尚、このSTRAND79はケーブル被覆自体にプラスマイナスを見分ける表記の存在しないなかなか尖がったケーブルで、AIRLOCはともかくとして剥いて使うにしても、なんらかの色分けをしておかないと接続時に大いに戸惑う事となるのは必定でしょう。

 

 

はい、少し長めでお預かりでしたので綺麗に巻き直して宅急便で返送です。尚、処理時に左右の長さを確認して、特にお客側に左右長さ違いで用いるの様な明確な意図がない限りは、左右の長さを同じになる様に切り揃えておきます。最初にお預かりした時とプラグのみ仕様と留め方が変わっての帰還となりますが、さぁ、音は如何な物でしょうね、お客様からの感想が楽しみですね!

 

QED AIRLOC各種承り中です。当店は現在STRAND79は白色タイプの在庫を用意しています→0466-20-5223