先日もコチラに書きましたが、電源ケーブルの手直し等、余所で購入したりした物でも遠慮なくご相談下さいとでんき堂は常日頃謳っております。
その記事を掲載した翌日に今回のお仕事を頂戴いたしました。オークションサイトで入手された電源ケーブルの端子内接続を、QED AIRLOC応用の角圧着処理への変更依頼ですね、さてお仕事開始。

 

 

多分どなたか個人の自作品なのでしょうが、使ってる部材は結構な物でしたが、ビニールテープ巻きとかちょっとね・・・
因みにプラグはオヤイデのP-037/C-037でした。

 

 

プラグを開けたら、撚り線直ネジ留め、まぁこんなもんなのでしょうねぇ、やっぱり。尚この配色の線材の場合、個人的には赤色をLive側で使うのですが、コチラは逆でN側に使われていました。一般的には黒、白、緑の場合L-N-Gに振りますが、黒白を真逆に使っている製品を見掛けたことがあります、ブランド名は特に伏せますが・・・
赤、青、緑だったら皆さんどういう配列で使いますか?緑はG確定でしょうけど。

 

 

もう一方側のプラグは開けてびっくり事故レベルの衝撃的仕上げ。撚り線がはみ出してるの、たまたまグラウンド線だったからまだマシですか、こりゃ酷いわ、流石に・・・
皆さん、自作系電源ケーブルを入手される際には使用される前に十分内部の接続を意識してから使いましょうね。

 

 

SFチューブの中からはTARA Labsのロゴが。
国内正規ルートとしてのTARA Labsの電源ケーブルは、切り売りとしては出回っていなかったと記憶していますが、詳細は存じません。

 

 

プラグを外すの図。メーカー完成品を含めて、このままの状態でプラグ内に取り付けられている事が実に多いと言うか殆どですかね、悪いとは言いませんが。

 

 

コチラがQED AIRLOC応用の角圧着処理後の姿です。伸縮チューブで端子接続部以外での露出部も減らし、SFチューブの端末の締め具合も含めてそこにも伸縮チューブを被せます、ビニールテープよか数段いいでしょ?
尚、今回はお客様の使用機材と電源環境に併せてアースライン(G)は使いません。

 

 

所定の工程を済ませて再びプラグを据えてハイ、出来上がり。
仕上がり確認の為の音出しも店頭で行います。押し出しの良い音でしたね。
受付時と完成後ではプラグにも線材にも一切の変更はなく、ただ内部での接続方法をやり直しただけですが、安全性、音楽再現性、全体の見栄え共々トータルでの性能は大きく変わったと思いますよ。

 

電源ケーブルの内部見直しは→0466-20-5223