アース関係がちょっとした流行りですね。
オーディオアクセサリー各社からも色々な関連商品が出揃って来ています。機器間は接続ケーブルで繋がっている以上本来、各器材のシャーシ同士が繋がっているのと同じことなのですが、何故だか、それぞれの機材からアース線を取り出して然るべきところに落とすと音質的改善が得られたりするのです。
その然るべきところと言うのがまた説明の難しさなのですが、最近は光城精工さんが出した仮想現実アースと彼らが名付けたForce bar EP が人気で、そこに繋ぎたいからアース線をと所望される方が増えました。
今回、複数の機材から一気にアース線をひとまとめに繋いでみたいと言う要望に応えて作ってみたのがコチラ・・・

 

 

見ての通りですね、6箇所分の端末からアース線をひとまとめにした6in1アースケーブルです。
各器材の設置位置に応じたお客様の要望に於いて、6本の線は120cm~60cmの間の長さでそれぞれ長さを変えてあります。こんなもんに何の意味があるんじゃと思う方もおられましょうが、アースターミナルに何本もアース線留める難しさと煩わしさを一度でも体感された方には共感して貰えるかもしれませんね。
今回は正直なところ、複数のアース線を束ねて留める煩わしさから解放される旨を主眼として製作していましたので、既にアース線自体は接続されている方にとってのコチラが、それ程音質改善的評価は頂けるとは考えてもいなかったのですが、納品後非常に丁寧に報告を下さいましたので許可を頂いて掲載致します。
皆さまにも何かの参考になれば幸いです・・・

 

さて、先日作製いただきました「6in1」アースケーブルの効果と経過のご報告です。

・CDプレーヤーとプリメインアンプはGND端子に
・DACとユニバーサルプレーヤーは筐体カバー側面のネジ穴に接続しました。
   
 接続前の出音を十分聴いてから、上記の部分に接続しました。
 接続後の出音についてのみ記載いたします。

その前に、「でんき堂」さんにて

・所有電源ケーブルのうち2本 AIRLOC処理
・同軸デジタルケーブル
・同軸RCAケーブル
・2芯線RCAケーブル
・所有スピーカーケーブル AIRLOC処理を済ませているのを含めての感想です。
・非常に静粛性が高くなった(S/N比が上がった)、ppp(ピアノ・ピアニッシモ)から始まる曲などはフッとスピーカーから出てきます。
・分解能と解像度が更にアップ
・拡がり感や奥行き感や上下感などの空間表現が更にアップ。
・音像が前に出てきます。
・定位もハッキリクッキリ。
・スケール感も増大しました。
・音の引きもスッと収まります

⇑ これらは全体的に上昇しています。

女声ヴォーカルも男声ヴォーカルも定位や音像がカッチリしてます。
オーケストラ物は、大編成・中編成・小編成と空間表現で分かるようになりました。
ホールトーンや教会(大聖堂など)での録音は残響がスッと収束するのが聴こえます。

その他いろいろありますが、さらに時間をかけて聴いていきたいです。

「プラセボ効果」では ⁉と思われる方も居るかと思いますが、我が家のオーディオ・システムでは良い(好い)効果が出ております。

以上、私の所有オーディオ・システムでの感想です。

ご参考になれば。

【追記】

・低音域の迫力(力感)ある音
・中音域の厚みのある豊かな音
・高音域のヌケの良さ

効果 確認です。

※「たかがアース、されどアース」ですな・・・(笑)

 

作った方がえぇ?と驚いてしまうくらい喜んで頂けていますが、以前他のお客様に納めた似た様な構成のアース線も確かに喜んで貰えていましたので、今後暫く私自身もオーディオにおけるアース線の『なぜ』を意識しながら追求していこうかなと考えています。

今回納めた仕様の6-1アース線ですと、使用プラグや各々の配線の長さで多少金額の変更は御座いますが、大凡6000円を少し越す程度を目安に相談下さいね。
製品自体は注文毎にお客様の必要に応じた、束ねる本数や長さ、使用端末、またその径の異なるの一品モノとなりますので、在庫と言う形では御用意できていない事を予めご了承くださいませ。
またその他一本モノの普通のアース線や、少し音質に特化した仕様等も用意しておりますので、そちらも併せてご検討くださいね → 0466-20-5223