ここ最近オーディオ周りにおけるアース線の重要性が大分認知されてきましたね。元々アナログプレーヤーにそれは必須でしたが、最近はそれ以外にも仮想アース等のアクセサリー類なども各社充実して来ていて、実際機材間は各々の信号ケーブルを介してホットもコールドも繋がっているので、何故アース線の追加や接続で音に変化が現れるのか明快な答えをお伝えできないのが心苦しいのですが、ともかくそれらのアクセサリー類を介してアースラインを充実させると、やはり音には良い変化が表れるのも聴感上確認出来るとなると、ここはやはりおざなりには出来ないな、となる訳です。
そんな訳で一本、また一本と機材からひょろひょろとアース線が伸びていくのですが、いい気になってアース線増やしていくと、どうにも見苦しいし、そもそもそれを落とす側(或いはより効果的なポイント)は大概一ヶ所な訳でして、一つの端子に鍬形端子、しかも各社いろんなアース線の端子形状サイズのを重ねてターミナルに手挟んでも上手く留る訳ないんですよね。出す側はまぁ、もしGND端子が無くてもシャーシのどこか目立たない所の螺子の一本でも緩めれば留められるからそう問題はないのですが、複数の機材から一手にアースを受ける側は…

それで思い出したのが一頃大流行した自動車のアーシングです。元々自動車はボディーアースなので、バッテリーのマイナス端子から一本ボディへ繋がっていてそれで十分な筈なのですが、バッテリーのマイナス端子から4~5本に枝分かれしたケーブルを要所に這わすのです。そうすると何故か車全体の調子がいいのですね、特に古い車なんかはその効果が体感し易かったです。それはともかく今回それで思ったのが、その際に用いたアース線の形状です。バッテリーターミナルのマイナスからエンジンヘッドやインジェクター付近やらヘッドライト周りなりラジエターなりに繋ぐその複数に枝分かれした形状が今回のお品の参考になっています。

 

 

さて、出来上がったのが写真の姿ですが、標準的な銅撚り線1.5m二本と1.2m二本の計四本を各々開口幅4mmの端子で圧着と半田併用で仕上げ、その反対側は四本一組として確実な接続を期して、AIRLOC応用の角圧着を施し完全に4本分の銅線を一本の金属棒状態に持ち込んだ上で、Furutechの電源プラグ用の鍬形端子を組みました。お値段は4,250円税込、部材費より手間賃の方が大分掛かっておりますが、必要とされていた方には十分理解頂ける価格に感じて頂けると思いますよ。勿論高価と使い勝手は各々の線を4本使うより間違いなく良い結果だと思いますので、是非お試し頂きたいものですね。因みに今まで通り、単体でのアース線は引き続き1,250円で販売しております、でもコチラの方が4本買うより安いでしょ?

今回配線の仕分けの目安に各線色分けしてあります、長さも一応この組み合わせを標準と致しますが、例えば0.9、1.2、1.5、1.8の組み合わせとか5本仕様や、使用線の単色、デュオトーン分けとかも対応しますので、望みの姿があれば一度ご相談に遠慮なく希望を店頭まで電話でも来店時にでもお持ち込み下さいな。

 

んき堂オリジナルアース線 4-1仕様1.2m&1.5m Pair

The Ground Wire4.1 4,250円税込

 

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