皆さん今晩は

今日は8月はとっくに過ぎ本来気候に味覚に秋を感じるべき9月中旬なのですが、なんだか連日異常に蒸し暑いか滅茶苦茶な降雨か突風かの全く極端な毎日です。皆さん無事お過ごしですか?すっかり夏の異常な暑さに売り上げも行動力もバテ気味のオーディオ業界でありでんき堂なのですが、言い訳をしてる場合では有りません、行動あるのみです。

 

 

コチラは先日お客様の依頼で作製した英国の宝石箱とでも言えばいいのかな、QUAD33と303を結ぶ実質的な専用ケーブルとなるDin4Pin規格の接続線です。何しろこのモデル、1967年に登場し1980年代中頃までの長期流通した上で更にそこから40年近く経た製品なので、長年の時を経てそのケーブルは紛失したり断線したり新たな設置環境に応じた長さが足りなかったり、また積極的な意味での音質向上とまぁ色々な理由や要望もありましょうが、ケーブル製品としては事実上代替品等が存在しないので、腕に覚えがある様なショップさん毎の対応の様にも見受けられまたその程度も様々な様子です。
たまたま個人的にも私はこのモデルが好きなので、数年前に程度が良い個体を入手したのを機に、それに見当ったケーブルを全国見渡して見たのですが、どうもあまり触手が伸びる物も無かったので自分で作る事にした次第。結果としてナカナカの性能と音楽性の皆様にお渡ししても問題無いレベルの物が作れましたので、規格がニッチなだけに大々的に晒す程では無いですが、要望が入り次第作り続けています。
22AWG、米国MIL規格仕様のシールド線使用で1.25m程度なら18,000円税込で今の所お出し出来ます。外装のコットン掛けも併せて施してあり、凡そ10色から選べますので注文下さる際に一言申し付け下さいませ。

 

 

コチラはプラグやシールド線全て持ち込みで作製したPHONE延長ケーブルですね。
どうしても純度の高い線などで、更に両端末オスならばともあれ片側はメスでの延長仕様等と云うとこのタイプは、なかなか市販品では求めるグレードでは見つかり難くなるので、そういう時は思い切って作成依頼してしまった方が早いでしょう。
今回は持ち込みされた部材を全てお客様の指定通りに組み上げただけなので、送料等は別ですが当店として頂くのは5,000円程度で済んだ作業ですね、一応銀コートケーブルだったのでFurutechの銀半田奢ってあります。

オーディオとは、或いはオーディオ店とはお客様が必要とする環境を適切な価格で用意する事だと考えます。勿論商売ですから、どかんと超高級品も販売させて頂きたいのですが、作れば済む、ちょいちょいで直せばレベル程度の作業内容なら、他店購入だろうと持込み部材だろうと気持ちよくお受けしたいと考えています。

私、子供の頃は街の電気屋さんが壊れた電気スタンド位なら、その場でおじさんが治してくれた思い出があります。本来ケーブルの断線程度の、超高度な作業でない限りは専門店の看板を掲げる以上は店頭である程度受けて然るべきなのだと考えますが、皆さんは如何お考えですか?
家電量販従業員数千人、販売規模数千億円、店舗数数百店舗、その上でオーディオ専門店を掲げた専門コーナーを複数箇所に亘って展開し親切丁寧な専門スタッフの常駐を謳いながら、半田ごての一つも使える人間ゼロの高級オーディオ専門店なんちゃらって、ちゃんちゃらおかしくないですかね?
まぁ確かにそこには家電量販店では売らないと宣言した割には何故かアキュフェーズやエソテリックなんかも並んだりしていて、構えや並びだけは流石に立派なんですがね。立派な構えと設備の超近代的な構えの大病院が断った患者を、街の小さな開業医が治す世界、更にその大病院には特権的にして排他的な条件を提供するメーカー共、それが今のオーディオ業界なのかもしれませんね。

そんな彼らから購って来たケーブルの端末半田処理でも喜んで承ります。

 

QUAD33のケーブル作ってくれぃ!→0466-20-5223