皆さん今晩は、関東は梅雨明けですって、なんか随分早いなぁ。

30年ほど前に、7月一杯明けきらない梅雨が有って、なかなか明けずにジトジト毎日降りしきる雨に嫌気がさして、これじゃふやけちまうぜっ、そうだ、南に行こう、南!ってばかりに当時はまだ沢山走っていた寝台特急に乗って鹿児島目指したら、到着した日に関東も梅雨明けしたなんて思い出が個人的にはありますね。そう言えばそん時は二段寝台の上段だったんだけど、向かいの寝台のお客さんのおじさんが

『私いびきかくかも知れません、すいません』

とか態々丁寧に挨拶されて、そん時は『いえいぇお互い様ですよ、お気になさらずに』なんて返したら名古屋過ぎて関ヶ原超す辺りから『おい!お前病院行けよっ!』ってレベルの異常な音圧のいびきが始まって、全然寝られないままに三原辺りまで悶絶したことを思い出したけど、まぁどうでもいい話ですね。
ともあれ今回はその思い出の年からしても1か月近く梅雨明けが早いです、故に夏季に必要なだけの水量が水源地に蓄えられている事を願うばかりですが、ともあれ今後は人災的環境破壊レベルの異常な猛暑に晒される事は火を見るよりも明らかでしょうから、皆さん日中の活動も水分の補給も心してお過ごしくださいね。
尚当店は、比較的涼しい地下店舗です、駅出て左程歩かずに着けますですよ。

 

 

さてお仕事、こちらはortofonのSPK-Bronzeと言う4芯構成のスピーカーケーブルです。登場して少し時間が経ちますが、最近漸くメディアの露出も増えて来たのか、同クラスで人気で先行する青いお馴染みのライバルに対して、漸く本来有す能力に見合っただけの実力を証明する機会が増えて来たのは喜ばしいですね。
私自身はどちらが優れている的論評はあまり好まず、どのスピーカーケーブルも状況に応じて正しく用い、それらに増して何より確実な端末処理を施し確実に接続すれば必ず性能は体感できますと言うスタンスです。敢えて言えばこのortofon SPK-Bronzeは柔らかい導体被覆を持ち、似た構成のZonotoneの6NSP-Granster5500に対して加工時及び引き回し時の使い易さを感じます。今回は4芯構成を活かしたシングル-バイワイヤ処理をQED AIRLOC圧着処理で作成します。SP側にはSN比を改善してくれる中村製作所のアモルメットコアも通します。リーズナブルにかつ確実に効果を体感できる優れたアイテムですね。プラグ装着後には通せなくなるので、希望の方は予めその旨御指名くださいませ。
尚、シングル-バイワイヤとは出力ターミナルがステレオ1系統のアンプからバイワイヤ入力タイプのスピーカーに対して最も性能を得られる様に接続する際に用いる方法です。手元のAMPに出力系統がAB二系統無いのでバイワイヤ接続が出来ないと言った誤解をされている方も多数見掛けますし、未だにそのタイプのスピーカーをシングル接続でかつ上下入力を付属の金属プレートのまま使われている方も多く見受けます。それらを駄目だと糾弾する積りは御座いませんが、奇麗な端末処理でのこういったケーブルで接続に興味をお持ちになった際には是非一度でんき堂までご相談くださいませ、既にお使い中のスピーカーケーブルへの持込み/送り込みの端末処理加工なども喜んでお受けいたしますよ。

さて、梅雨も明けたしコロナも大分落ち着いてきた様子だし、また昔みたいに気ままに寝台でも乗って旅に出たいのですが、日本にはもうそういった旅情の備わった汽車(←長距離列車の意ですね)は残っていません。あの感覚は最早長距離フェリーに乗るしかないのかな…

 

梅雨も明けたし海に山にレジャーにとお忙しいでしょうが、暑い日中はおとなしく涼しいお部屋でオーディオも悪くないですよ→0466-20-5223