皆さん今晩は、一ヶ月のご無沙汰です。要するに連日毎晩製作作業の連続でここに書き込む時間的余裕が全く持てませんでした、少しでもここを気にして下さっている方々には誠に申し訳ございません。その間世の中は実に色々な事が起きすぎて感想の延べようもありません。皆様も新型ウィルスなぞに感染せずに健やかにお過ごし頂けてればよいのですが、今この瞬間に世界で理不尽な一方的な暴力に晒されている人々に対しては、声の掛け様もない無力な一オーディオ販売員としては、せいぜい理不尽な形で命を落とした人々の為に鎮魂に繋がる曲を可能な限り良い音で捧げるしかないのかなと綺麗事では無く想ったりしています。

さて、相変わらずケーブル周りの手直しや作製なり修正の作業が多いでんき堂ですが、今日はここ最近の電源ケーブル周りの作業を紹介していきます。

 

 

例えばコチラは2芯の電源線に中村製作所のアモルメットコアを通した上で端末を毎度お馴染みの角圧着処理を施した上でフルテックのFI11(Cu)インレットプラグに強力に据え付けた姿です。アモルメットコアの小径タイプをプラグケース内に納めて性能と見た目のスッキリ感を同時に得られる、線材が太すぎない際に使える方法です。ケーブル作成や手持ちのケーブルの角圧着化依頼時に併せてアモルメットコアの事も依頼なり相談下さいませ。

 

 

尚コチラの写真は以前の作業時の物ですが、左側がQED AIRLOC応用での端末角圧着化後の姿、右側がメーカー既製品のプラグを外したままの姿です。どちらの状態でのプラグ内装着を望まれますか?選択されるのは皆様のご自由ですなんて今更厭味ったらしいかな…

 

 

併せて最近凄い勢いで依頼を頂くのがケーブルへのコットンシース掛けです。写真はフルテックの電源ケーブルにそのコットンシースを、今回は橙色ですね、を掛けている様子です。線材問わずに静電気の発生に対して非常に有利な綿筒紐を被せる効果は一聴して再生音の重心の安定に繋がるようで、ステージ全体の奥行と左右の広がりを確保出来るのがとても魅力です。今のところは凡そ12㎜径迄のケーブルに対応させて頂いております。依頼が増えればそのうち大口径化も図りますが、対応径が増すと部材価格が跳ね上がるので少し考えものでは有ります。因みにコットンシースをケーブルに通す基本料金は部材費込で1,000円/mとさせて頂いております、但し既製品のプラグを外したりの作業が伴う場合は勿論別途作業費が発生いたしますので、プレーンな状態の線材にコットンシースを通していく際の目安とお考え下さい、何しろ結構な手間と技術を要するのですよ。コットンシース掛けを試しに一本一度体感されたお客様が次々とケーブル持って来店される事態にちょっと驚いている所です。

 

 

尚、好評に応えてコットンシースの選択色を増やしているうちにこんなに状況になりました、恐らくオーディオショップとしては日本一の選択肢の豊富さ(笑)先日頼まれて通したミントグリーンなんて瀟洒な欧風な家の壁みたいな雰囲気でとてもよかったですね。

 

 

こちらは濃紺を通した姿、見え方によっては青色とも捉えて頂いて構いません、色味の表現はなかなか難しいですよね。因みにケーブル途中にクランプが手挟んで有りますが、今回このケーブルのフルテックのプラグFI-11(Cu)の標準仕様の樹脂製クランプを積極的な音質向上を狙っての追加オプションとしてステンレスクランプ(2,750円/1プラグ分)に換装したので、その際に余った既存樹脂性をケーブル途中に適度な力で締めてケーブルスタビライザーとして機能させてあります、これはこれでちゃんと効果を出すので面白いですよね、オーディオは。

 

 

こちらもケーブル作成時にオリーブグリーンのコットン掛けと同時にステンレスクランプ換装を両端末行い、余った既存樹脂製クランプをケーブルスタビライザーとして当てがった姿です。

 

 

橙とオリーブグリーンの対比、所謂湘南色。あ、判りにくいですね、1950年代に当時の国鉄の東海道本線の長距離列車がそれまでの客車列車から電車(80系/湘南型)に置き換わった際にまとったのが始まりの配色で、以降湘南色として呼称されているのです、最近はステンレス車体に味気ないテーピング程度でつまらん限りですがまぁ余談です。
でもあれですよ、例えば1960年代に山手線に新性能電車として現代に続く101系が導入された辺りから、それまで首都圏の通勤電車なぞはこげ茶色一辺倒だった国鉄線も、今でこそ当たり前ですが線区ごとに車両色を変え乗り分けし易い様に配慮するようになった訳で、オーディオの機材が複数並び背面で垢抜けない似たような黒い線材が蜷局を巻く姿にイマイチ配線時の分かりにくさもセンスの悪さも常々感じていた私は、複数の線をそれぞれ違う色で配線すれば、電源タップ上でどれがどの機材に行ってるとかもわかり易くて良いじゃなのさ?程度の気持ちで始めたコットン巻で、その結果副産物的に物凄い音質向上に繋がったと言うの所が実際の話なんですよね、見栄えも音も良くなるなんて悪くないと思います。
京浜東北線と山手線なり総武/中央緩行が快速線と同一ホーム対面で並ぶ駅でどっちも同じ車種で色味だったら乗り間違い必須だから、スカイブルーと鶯色或いは黄色とオレンジな訳で、オーディオの配線も各機材毎に色分けされてたらマニア的な抜いて挿しての繰り返しが多い方等には尚更いいじゃありませんか。

 

 

こんなの縁起担ぎの白蛇みたいでいいじゃないすか?嫌いだったらごめんなさい。

 

 

ミントグリーンをまとったスピーカーケーブルなんかも作成しましたよ、私今これお気に入りです。因みに片側は最早確実で良い音の定番QEDのAIRLOC処理、もう片方はオールドラックスの極小端子にやはりQEDのAIRLOCを接続する為に、QED AIRLOC応用角圧着処理の更に工夫型の銅単線同時噛み込み圧着処理加工です、つまり撚線と銅単線をAIRLOC処理で同時処理してONE for ALL-ALL for ONE 化した我ながら上手く行ったなと思う処理です、説明がややこしいので興味ある方は直接店頭に声を、電話をかけて下さな。

 

 

コチラはパワータップのプラグ内をQED AIRLOC応用角圧着処理接続化依頼を受けた際に併せて線材に臙脂色のコットン被せを施した姿です。お客様と受付相談時に『さて、何色にしやんしょかね?』と問うた際に、コンセントの色味に併せて臙脂を指定されまして、実際に組みあげて見ると、その仕上がりの良さとその配色を選ばれたお客様のセンスに改めて感心した次第であります、これとてもいいですよね。

 

 

今回は更にタップ内には当店ではお馴染みの屑水晶封入処理を施しました、このサイズなら1㎏一袋(2,700円)購入いただければ2/3程度は詰められますよ、当方で行う場合はタップ自体が難しい構造でなければ工賃は2,000円程度ですね。効果は、まぁ電源タップの性能限界に近いとだけ申し上げておきますね、ズシリと重くなったその状態を手にしただけでも、少しでもオーディオを趣味とする方ならばその効果は推して測れると思います。
尚、ご自分で水晶封入をされる方は作業前にコンセント口に必ずにテーピング処理等を施してから実行くださいね、丁度のサイズの水晶片がコンセント内に挟まったら二度と取れなくなりますよ、世の中こういった写真を見ただけで後先考えずに作業始めちゃう方が私を含めて結構多いので、老婆心ながら一応ね。

 

ケーブルによりどりみどりな配色でコットンシースを被せて見よう!→0466-20-5223

 

さて、長い話にお付き合いいただきありがとうございました、以降は付き合わなくて構わない話なので読み飛ばしてください。

今世界の問題はやはりロシアの武力侵攻でありプーチン氏自体の精神状態なのでしょうが、今回件の独裁者のここ最近の顔を見てて思ったことが有ります。その真偽は定かでは有りませんが、行動も精神状態も以前とはすっかり変わってしまったとの声が各方面よりちらほら伺えますが、この以前のニュースなどで見掛けたプーチン氏の精悍さが失われたむくれて猜疑心と何かへの恐れの裏返しとしての憎しみの満ちた瞳の表情を以前確かにどこかで見たなと思ったら、あ!思い出した。
私が以前居た家電量販店の一番偉い人と全く同じ顔付なんだよ、コレ。とある有名オーディオアンプメーカーとの会談に同席の最中に、来客として招いたはずの先方に対して無礼な物言いをする当時の私の直接的上司だった社長の物言いをフォローする意味合いでの私の発言が気に障ったのか、件の社長が正気を失かったの様に叫んで目いっぱい私のあたまひっぱ叩いてから怒鳴ってお茶をぶっかけて下さった時の表情そのものだ(笑)

人間この段階入ったらもう救いようがないなぁ、家電量販のワンマン独裁暴力社長は社員殴ってお茶掛ける程度で済んだけど、この帝国の独裁者は押しちゃいけないボタン押せるからねぇ…

因みにその後、当事社内に配られていたパワハラ・セクハラの相談は人事までの紙を片手に人事部に赴いて一番偉い人にぶん殴られてお茶っけられた人はどうすんのさ?って相談したら、その場で無理って人事部長が逃げました(笑)
まぁ国連も人事部も直接の当事者権力側には全くの無力であることは何ら変わらんのですね、つまりウクライナも私も自分の足で立って戦うしかないわけですね…

大丈夫、必ず勝つよ、相手が理性を失ったキ○ガイであるならば、自らの正当性を失わずに行動を信じて戦えば。

 

 

平和を我らに-ジョン・レノン