皆様今晩は

巷では宮崎美子の年齢を感じさせないと話題のカレンダーだか写真集だかが凄い人気で売れ行きだそうですが、同じお金出すなら僕はやっぱり彼女の40年前の衝撃のデビュー時のMinolta X-7のポスターが欲しいなぁ、木陰ではにかんでジーンズ脱いでる奴、おなか周りが柔らかそうなアレですね・・・

さて、店主の趣味を晒す様な話はさておき今日のお仕事です。

 

 

写真は人気のZonotoneスピーカーケーブル、7NSP-Neo Grandio 07Hiと言うメートル辺り9,000円(税別)もする高価なケーブルに当店お得意の英国QED AIRLOC処理を施した姿です。標準タイプのABSバナナタイプを8端子分、永久結合的に全方位圧着してプラグと芯線が完全に一体化した理想に近いプラグ装着です。更に各プラグには伸縮チューブを被せて、高級ケーブルの見栄えを確保してあります。
当ケーブルは各線辺り各種線材を7種類組み合わせた凝った構造で、7本中銅単線を除く6本に被覆が被されていますので、プラグの装着の有無に関わらずに、この線をステレオスピーカー接続用ケーブルとして仕立てる為には、まず左右分のカット、4端末の外皮剥き、各端末ごと2極の計8端末、更にその各線につき6回の剥き作業計48本分、総計60回の剥き作業で漸くケーブルとして機能する様になります。尚、それなりの工具を用意した上でそれなりの技術と経験でもって臨んでも相当な時間を必要とします、私で凡そプラグ装着まで含めて2時間程度は掛かりますので、それ自体を得意とし趣味とされない方には、個人での剥き作業はあまりお勧め出来ないタイプのケーブルであると予め申し上げさせて頂きます。

 

 

その上でそれら全て承知で無事綺麗に剥きあげたと致します。先にも記したように、当ケーブルは7種の線を一纏めに撚って使う構造ですので、苦労して剥きあげても指で捩った程度のその状態で各種線材が均等に均一に機材やプラグに確実に接するとは到底思えません。せっかく高価な線材を入手した以上はケーブル本来の性能を得られる接続と仕上がりで使いたい物ですが、ではメーカーで完成品として組まれているコチラの製品が絶対なのかと言うと、結局はイモ螺子構造のプラグで締め上げている事実に変わりは無く、態々そんな事をする必要は無いのですが、強い力で引けばプラグは抜けてしまいます。その音の善し悪しは一旦脇に置いておいて、引っ張っても絶対に抜けないプラグ装着と抜ける可能性があるケーブルの仕上、どちらを使って見たいと思いますか?
因みにこの7NSP-Neo Grandio 07HiのY型やバナナプラグ装着済みのメーカー完成品は2mペアで95,700円税込のメーカー正価で、実際にはお値引きもあるでしょうがかなりの高額品である事には違いません。当店でのコチラのケーブルが2020/10/30現在の販売価格がメートル辺り7,790円税込、そちらを2mペア分4mの購入で31,160円、同時にQED AIRLOC ABS バナナ処理8箇所指名で17,600円、60回剥きの追加作業費5,500円や伸縮チューブ被せオプション等の1,000円を加算して総計55,260円税込。
当店はゾノトーン製品も沢山扱うのでその完製品に対して当店作成の方が音質的に優れてると言う様な表現は差し控えますが、少なくともQED AIRLOC処理と、一般的イモ螺子留めの他プラグとの接合時での比較に於いての様々な面での優位性は間違いなく、ハッキリしている事は当店で組んだQED AIRLOC処理はプラグを引いても線材から抜ける事だけはまず無いとお約束出来ます。このケーブルに対しての処理は作る方としてはとんでもない作業量と時間を要すので、1日当たりの受付件数に限りが御座いますが、その仕上がりと得られる音楽再現性は、価格に比しても間違いなくお客様の満足に叶う事はお約束致します。メーカー完成版を検討の際には是非当店のQED AIRLOC処理も併せてご検討くださいませ。

 

 

Zonotone 7NSP-Neo Grandio 07Hiで写真と同程度の仕上がりですと、注文お受け後凡そ1週間程度で納品出来ますよ→0466-20-5223