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こちらも別項で述べたミニマ同様、20年以上前に初めて聴いた時の僕らを打ちのめした懐かし系ですが、中身は進化を続けました。

簡単にいうと進化だか変化には二通りあって、見た目に判る変更と、見た目はたいして変わらず中身が進化する、要はこの二つだと思います。

このハーベスは後者ですね、ステサンの記事でこのブランドの主宰者アラン・ショーのインタビューを読んでいたらそんな事が出ていました。

見た目的にはマニア的仔細な部分は別として20年前と大して変化はないのですが、ここ最近は特にネットワークの設計に注力してる様子で、言い換えれば一度完成させた素姓の良いスピーカーを、コンピューターの進歩を上手に活用してネットワークの改良で完成させていくという、ごくまっとうな物作りですよね。

衝撃のHL-P3から数えて、この「ESR」はこれで何代目なんでしょうか?変化の為の変化を求めず、ただ懐古趣味の為に古い物を温存するでもなく、必要が製品を育て改良する姿勢は、私は好きです。

この論ならいまだに日本でも見た目は二十年前と一緒で中身は進化したスピーカーがあってもよさそうですが、スピーカーどころか担当者もブランド体制も経営者も企業姿勢も何もかも表面上はこの国は5年程度変わってしまうので、ちょっと無理っぽそう。

25周年アニバーサリー1000Z改とか、35年間改良を続けたSX-3Mk17とか、40年目に入ったNS-1000MSr.21とか、まぁ無理か、メーカーは残ってるけど。

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