皆様今晩は

暴れん坊将軍の再放送を眺めていたら、木陰の向こうにロケバスが微かに映り込んで居たのが妙に嬉しい店主です、くだらん話でごめんなさい。お神輿の下にゴムタイヤが見えていたってのもあるけど、どうでもいいか・・・、さてお仕事。

 

 

こちらはもう何度も紹介して来たオヤイデOCB-1に水晶流し込みの図です。結構な頻度で水晶流し込み処理依頼を承る様になりました、皆さんも手元のOCB-1で是非遊んでみましょうね、愉しいですよ。
さて、今回は写真に写るOCB-1の初期型の松下電工WN1318搭載型のそのコンセントに、便宜上油性マジックで書き込んだ数字が見えますでしょうか?右上から下に1→2、右下から左上に繋がってその下に向かって3→4のN字流れですね。これはこのタップ内での電線の接続概念で、1.が上流で4が下流となります。オーディオ機材は基本的にこの流れに沿って繋ぐと良い結果を得やすいと思いますよ、例えば1.にプレーヤー類で4.にはパワーアンプの様な順ですね。こういう事は蓋を開けてみないと分からない事で、しかも今回は接続順を標準に手直ししてあります。即ちいつの頃までか正確に分からないのですが、オヤイデのこのシリーズは写真右下2.→から左隣へと結線されていて、今回3.と記した左上が接線的下流となる時計回り、U字型接続となっていました。
因みにOCB-1の最新型では、今回数時を書き込んだのと同じようにN字に結線されていました。それを取り立てて良い悪いで述べる目的は無いのですが、例えば皆様のお宅で壁にこの様に二列にコンセントが並んでいた場合、電気工事的基本ルールでは、天井方から下って来た電灯線をコンセント上側で受け下側から取り出し隣のコンセントの上側に導くと言う事になっている模様です。

 

 

はい、蓋を閉じてお終い。今回は毎度お馴染の中村製作所のNS-221/3,520円税込に加えて、追加で使うと効果をますNST-241/1,980円税込も通してあります。既存の標準プラグもフルテックのFI-11M(Cu)/4,851円税込に、内部での結線端末をQED AIRLOC応用の角圧着処理を施した上で換装です。
見た目はほぼ30年前の姿のままですが、ここまですれば現行機材と十分比して愉しめると思いますよ。

 

 

コチラはプラグ内の空間を活かして6mmφのアモルメットコア、NS-145/1,320円税込を通した姿です。プラグと導線の組み合わせ次第ではこの様にアモルメットコアを内部に挿入できる場合もあります。今回は接続機材の構造を考えてG線は絶縁処理をした上で未接続に直してあります。切り落としては居ないので、必要になればいつでも接続し直せます。

 

 

お次の依頼内容は既成品の電源ケーブルを、インレットプラグが8の字型、眼鏡型と呼ばれる機材用に対応させる事でしたので、先に記したようにG線を開放し、Furutechの眼鏡型用オーディオグレードプラグ、FI-8.1N(G)/4,950円税込に換装です。10.5mm径までの導線を銜え込める数少ないオーディオグレードの眼鏡型プラグで、静電気対策の特殊素材を混ぜ込んだNCF仕様でロジウムメッキ仕様のFI-8.1N NCF(R)/6,050円税込も選べます。尚、内部での接続は半田接続となります。
同社の以前から用意されていた同じく眼鏡型用プラグのFI-8N(G)に比べて、外装の小型化が図られたお陰で接続対応する機材が増えたのが嬉しいですね。眼鏡型プラグを採用したオーディオ機材は思いの外多く存在し、それに比してその形状を有したオーディオグレードの電源ケーブルは市場に完成品としては殆ど存在しない状況です。他の機材は十分気を使った電源ケーブルに換装したのに、眼鏡型インレットの機材のみひょろっとした付属の電源ケーブルが、居並ぶ立派な線材プラグ類に挟まれて、肩身狭そうに電源タップに挿されている姿もなかなか気の毒で、かつ落ち着かない眺めなので、是非線材を選んで作成を当店まで申しつけ下さいませ。
勿論既成品のインレットプラグを当眼鏡プラグへの交換のみの作業もお受け出来ますよ。それによって得られる音質的な改善は、その他の機材の電源ケーブルを散々交換されて来て体感されて来た皆様には、今更言うまでもありませんね。

 

皆様の要望に沿ったオーディオ遊びのお手伝い→0466-20-5223