皆様今晩は、こちらの更新が滞り、心配下さった方が居ればの話ですがごめんなさい、決してさぼったりコロナに倒れた訳ではありません。
必要以上の御来店は皆様には求めず、換気とアルコール消毒と手洗いと日に五回程度の歯磨き(うがい程度じゃ防げません、個人的見解ですが)をしながらも大人しく粛々と仕事をさせて頂いております。
じゃぁどうしてたかと言うと、毎晩日付を跨ぐ時刻位まで作成作業に勤しんでいて、ブログの更新どころではなかったのです。これはこれでお会い出来ない方々への発信源として決して蔑に出来ないのですが、有難い事にここ最近全国から頂戴する作成依頼が私の作業能力限度に近付いておりまして、何も考えないで適当な事や皮肉を書き散らしている様に皆様には感じられるかもしれないコチラにも、それはそれで一応の構成や校正を重ねて臨んでいる故に意外なほどの時間を擁しておりまして、実際お待たせしているお客様への作成作業とブログの更新を天秤にかけた結果、泣く泣く・・・とかどうでもいい相変わらずの長広舌はここまでと致しまして、さてお仕事。

表題にもある通り、全国各地のまだ見ぬお客様よりの非来店非接触型でご依頼頂いたここ数日間のでんき堂的濃厚作業を紹介致します。

 

 

こちらはここ最近人気上昇のKRIPTONのケーブルSC-HR2000、切り売り価格1m当たり税込み15,950円もする高級ケーブルをシングルバイワイヤでQED AIRLOCのMETAL外装バナナで作成です、QED AIRLOCで見栄えも音もとても綺麗に仕上げられました。

 

 

こちらはQEDのXT25と言うケーブルを、なんとシングル→トライワイヤー仕上げで勿論QED AIRLOC処理の姿ですね。尚、切り売り売りっぱなし店舗でそれをお求めの方には申し訳ないのですが、QEDのケーブルは実質AIRLOC処理前提とご理解下さいませ。
因みにトライワイヤーとは、極一部の英国系モニターに見受けられる、スピーカー入力に対して、上中下の各ユニット三帯域分の入力端子を備えたほぼ変態的接続(←褒めてます、個人的に大好きです)を有すスピーカーへ最も適した接続を叶える為の接続手段です。まぁこれに対応したケーブルを販売するメーカーも、ましてやそれをAIRLOCで作成しようなんてお店も皆無なので、事実上当店の占有的得意分野、等と言うとちょっと偉そうかな、すいません。ともかくこのタイプの入力システムをお持ちでまだ接続体験されていない方には是非お勧めです、この接続端子を有したスピーカーはATCやSpendor等で見掛けますね。

 

 

こちらはKIMBERのとにかく剥き作業が大変で有名なケーブル、確か8TCだったと思いますが、正直言ってこのケーブルの個人仕上げでまともな仕上がりを見た例がありません、努力は感じられてもどうにも美しくないと言うか。事実上個人で切り売り買って来て作りきれるタイプでは無いですよと勝手ながら申し上げます。
今回はメーカー組の両端末にバナナプラグが据えられているシングルバイワイヤの完成品だったのですが、新たにQED AIRLOC仕上げに端末をすげ掛けるに当たって一応その仕上げを観察しましたら、プラグ内では親の敵の勢いで盛った半田の海で泳ぐような接線が為されていて、正直あんまり感心できませんでした。
人気があって使われている方も大変多いケーブルなのですが、その実力を引き出し切れている方が少ない事も容易に想像がつく構造です。ケーブルの構造上作業に割く時間が非常に長く、通常のAIRLOC作業費プラスαを頂戴は致しますが、気になる方、興味ある方は是非QED AIRLOC仕上げをご検討くださいませ。
写真にある様に、今回はプラグ装着時に同時にアモルメットコアを先通ししてあります、皆様も作成時にその旨是非御用命くださいませ。

 

 

こちらはすっかり当店ではお馴染のMIL規格線使用の、でんき堂オリジナルケーブルです、二芯平行シールドタイプと同軸タイプの二種ですね。
写真で確認出来る様に、ここ最近は作成時に同時にアモルメットコアを通す依頼も増えました。当店の人気メニューになりつつあります。

 

 

 

コチラはなんとフィッシャー端子、cello等で採用されているアレです。余所様のブログを拝見すると、作業先を探して問い合わせをしたらとんでもない高額な作業費の回答があったとか、滅茶苦茶難しいとかの記述が散見され流石に私も一瞬怯みましたが、まぁでもなんとかお客様に納めても問題ない形に仕上げられました。
大変珍しいプラグではありますが、基本構造自体はXLR端子と同じです、問題はプラグ一個を構成するパーツ点数が多くて小さく、何の説明もないそのプラグをバラバラに納められた袋から取り出して形にするだけでも未経験者にはちょっと無理かなという点ですね。

さて、今晩はここまでと致します、皆様もこの状況下ですがお身体には十分気を使って頂き、思い思いの方法と手段で音楽とオーディオをお楽しみくださいませ、でんき堂として可能な限りの対応で皆様のオーディオ遊びをお手伝いさせて頂ければと思います、おやすみなさい。

 

ご来店は各自の御判断でお気をつけて、お問い合わせ、ご注文は遠慮なく。でんき堂は自粛粛々静かにひっそり営業中→0466-20-5223