皆さん今晩は

巷ではなんやかんやと『マスク』が話題ですね。あちこちで品切れだとかとんでもない高額で出品されているだとか。先日立ち寄ったコンビニで、品の悪いおじさんが気の毒な店員さんに、マスクはどこだ!等と喰って掛かっていましたが、こう言うのも例のウィルス騒動の二次災害なんでしょうかね・・・
勿論色々な事への予防や周りへの配慮、医療関係者その他、マスクは無ければ困る物ですが、そう言えばやらかした芸能人なんかにもマスクは必需品なんでしょうね。AとかXとかなんて伏字で、次の薬物逮捕者は誰だ?なんて下世話な話題に上がりがちな、身に覚えのあるそう遠くもないXデイが想定される当事者達は、今からマスクの入手に奔走するのだとかしないのだとか。

さて、くだらない話はここまでにして、今日もスピーカーケーブル端末関係です。毎度QED AIRLOCの事ばかり褒めたり薦めてる様に感じられてそうなので、今日はそれ以外のプラグで前向きにシステムを構築する話です。

 

 

まずコチラ、恐らく最もポピュラーで取扱店舗も多くて皆さんが初めて手にする確率の高い、かつ廉価なバナナプラグ、audio- technicaのAT6303です。
使い方は至って簡単で、横穴から剥いた線を挿入し、後端から締めあげて使います。

 

 

そうするとこうなります、まぁよくある眺めです。この製品のパッケージの裏紙にもこうしろと書いてあります。でもですねぇ、どうもこの眺めはねぇ・・・。
なんか幾ら安いとは言え、プラグを介在させてまで見栄えと音を損なわせてるようにしか感じられないのです、あくまでも個人的感想ですが。
プラグ自体に責任は無いと思うのですが、そもそも太すぎて機材端末に入り難い線材を使う際のアイテムでしょうが、それ以外で得る物が薄い様に感じます。
そこで、どちらかと言うと入門アイテム的扱いを受けやすいテクニカのAT6303でベストを尽くした一連の流れを紹介したいと思います。

 

 

まず線材ですが、メーカー自体は無半田を謳っていますが、ここは気にせず半田で仕上げる事をお勧め致します。撚り線のままどんなに締め上げても、潰れてたばけるだけで、その上暫くすれば緩む物です。

 

 

挿入自体はメーカー指定通りです、その際可能な限り強く締めあげます。ペンチで軽く締めるのも良いですが、プラグ素材自体は決して強い金属ではないので、力を掛け過ぎてネジ切らない様に注意しましょう。
半田を通した線材には弾性が乗るので、締めた際にテンションが掛かるのでネジは緩み難くなります。確実な接点の確保と言う意味でも宜しいかと思います。個人的見解ですが、縮れた線材を緩い接点で繋いでるのに比べれば、巷で言う程半田処理は悪くないと考えています。

 

 

飛び出した分をニッパなどで切り落とします

 

 

要は安全性と見栄えですね

 

 

次にですね、この商品に本来はプラグの保護材として被せてあるビニールチューブを捨てずに取って置き、写真の様に挟みで切れ込みを入れておきます。

 

 

でもって、そのチューブを被せ直します。切り込みを入れたのはケーブルの逃げですね。狙いは金属露出部の電気的ショート防止と経年時の曇りの防止です。

 

 

はい、完成の図。
如何でしょう?このタイプはテクニカに限らず何十年も前から流通していて、各所で使われている姿を実に数多く眺めて来ましたが、高級プラグの際の丁寧さと情熱でもって装着されている姿はなかなかと言うか、まず目にしません。実際には接続の重要さは、プラグの価格に左右される物ではない筈なので、皆様も一度是非最廉価のプラグでも最上の配慮を示してみませんか?
勿論一連の流れの処理は店頭でもお受け致しますので、既にプラグをお持ちの方も持ち込み依頼歓迎ですよ。

 

普通のプラグにも愛を→0466-20-5223