皆さん今晩は

連日不快な連中のドタバタ騒ぎのTV番組に、異常なお金使った国威高揚目的のスポーツの祭典絡みの不快な首都高規制に異常気象的蒸し暑さ、とまぁ不快指数高めるネタには事欠かない毎日を如何お過ごしですか?
外に出れば暑いし渋滞だしおまけに台風もやってくるしTVを付ければ絶望的にくだらないと来れば、これはもう心静かにアンプを灯して好きなLP(あ、勿論CDでもネット音源でもメモリー系でもなんでもいいですが・・・)に針落とすしかないじゃないですか。
とまぁ我田引水な話はさておき今日はアース線作りました。
もう見飽きたと言わずにまぁ見て下さい。

 

 

写真は以前よりでんき堂オリジナルで作らせて頂いております編組(へんそ)ケーブルという線材で作って好評のアース線です。写真下の仕様が基本で長さは1.54m、価格は税込4,500円となっていて、両端のY字型のプラグは要望に応じて同価格で大中小で作り分けています。勿論両端のサイズ違いやケーブル長もここまで(1.54m)は自由な長さで価格を変えずにお作りしています。これ以上長い場合も僅かな追加料金でお作りしています。

今回ここで見て頂きたいのは写真上の2点です、プラグがXLR仕様です、何故でしょう。
光城精工のKOJO FORCE BAR EPの様なユニークな製品のお陰もあって、ここ最近オーディオ機器へのアース接続が注目されていますね。どなたにもアース線を用意してこういったアースを受ける機材に接して頂ければ何らかの変化を体感し易いので、比較的オーディオ遊びでも近づき易いジャンルだと思います。
ただ最近増えて来た声として良く耳にするが、機材のどこに繋ぐのかと言った質問ですね。
慣れた人やベテラン、マニアなどは私も含めて悪い癖なのですが、そんなのシャーシのどこでもいいじゃないと気軽に応えてしまうのですが、電気的な事や機材に詳しくなくてもオーディオは立派な趣味だし良く分からないけどアース線繋いでみたいって思う人の方が実のところ圧倒的に多いのが世間一般と言う物です。つまり、GNDみたいな記号の振られたアースターミナルに繋がなきゃいけないの?でも自分の機材にはそういう端子は無いと言う向きですね。
そこで答えは幾つかありますが、

①あきらめる
②シャーシの螺子を緩めて留める
③片側にホット側を殺したRCAプラグタイプのアース線を用意し空いてる端子に挿す
④片側を鰐口クリップ仕様にしたアース線を用意してシャーシのどこかにクリップする

といったところでしょうか
因みに、①はともかくとして②はお客様次第で③と④は製品としてはあまり見掛けませんが、でんき堂では用意しております。では今回の写真の仕様は何の為に?
今回のは少し珍しい例ですが、お客様の要望としてアース線を光城精工のフォースバーに落としてみたい、でもGND端子が機材側にはない、高価な機材のシャーシの螺子なんか緩めたくないし傷も付けたくない(*一部高級機材によってはトルク管理されている場合もあり得るので、無闇矢鱈に緩めない方がよい場合も確かにあります)、RCA端子は全部塞がっていて空き端子が無い、鰐口クリップで挟めるような出っ張りもない(*挟めても塗装の厚みなどで十分なアースが取れない場合もありえます、金属露出部が理想ですね)、勿論諦めたくないという、①②③④全滅状態での最後の提案で

⑤使って居ないXLR端子に、端子内1番のみにアース線を接続した仕様を用意して繋ぐ(しかも今回はAES/EBU端子!)

と言う結論に落ち着いた次第です。XLR(キャノン)プラグは三端子構成で1番がコモン、即ちシャーシ側、2番3番がホット及びコールドとなっています。因みにRCAは内芯がホットで外周がコールド兼用シャーシグラウンドです。
XLRプラグ故に見た目はごついですが結局はシャーシにどう落とすかの選択の問題ですね。RCA仕様と今回紹介のXLR仕様は6,000円税込でお作りしています、長さに関しても先程と同じです。標準タイプ共々納品時にはPHONOPHILEさん提供の革製クリップで結わえてお渡し致します。ケーブルを綺麗に束ねるなかなかのアイテムですよ、お気に頂ければコチラは3枚800円で提供しています。


皆様も是非アース線で遊んでみましょう→0466-20-5223