皆様今晩は。
でんき堂スクェアのある関東地方では本日(6/6)梅雨入りをしたそうです。雨を嫌う向きも多い様ですが、全ての生命の源としての水が蓄えられる貴重な機会です。ここ最近深刻化する環境破壊起因の狂った様な猛暑を思えば、相当降って山地に貯水して貰わないと夏は越せそうにもないですね。
雨の降る日には、自然の摂理を素直に受け入れ軒先越しに滴る雨垂れでも愛で、心静かにオーディオでも弄って好きな音楽でもお楽しみくださいな。
先程用件があって那覇の方とお話しをしましたら、もうそちらではとっくに梅雨も明けたとのことで、日本の奥深さを改めて思い知る次第。なんでも東京基準で物を見る悪い癖に恥じ入るばかりですね。

さて、閑話休題。本日も地下に構える我がでんき堂は、店舗の扉が開いた際に僅かに届く地上階の雨音を感じながらのケーブル作業です。

 

 

こちらはアース線ですね、編組ケーブルでSFチューブが掛かっています。結構効果が高くて、でんき堂としてもお勧めのお品ですが、今回お伝えしたいのはその端末形状ですね。留め先に応じた各種サイズや形状でお作りしますので、皆様の必要な形状を都度申しつけ下さいませ。因みに写真に見えるRCAプラグの仕様は、繋ぎたい機材にアースターミナルが無い、或いは機材の螺子を緩める事を忌諱する際に、空いている端子に挿して用いる手段です。勿論アース線としてのRCA端子を用いる際には、端子中心のピン、ホット極には接線していません。

 

 

こちらはお客様がお持ち込みになられたベルデンのスピーカーケーブルです。端末に英国QED社AIRLOC応用のスリーブを専用工具で全周囲から強力なプレス機で圧着処理してあります。ここのブログでは略して角圧着処理と呼んでいる仕上げですね。撚り線のままの接続とは次元が違う機器との咬み具合と再生具合を是非ご体感下さい。また、この仕上げにした上での一般的なアクセサリー各社のバナナプラグ等の装着でも留め具合い、再生時の鳴り具合での良さも体感頂けますよ。基本工賃はステレオ片側プラスマイナス計4箇所で2000円~、ケーブルの構造や処理工程如何では多少追加も発生致します。

 

 

こちらは本命と言うか、最もお勧めしたい処理のQED AIRLOC仕上げです。ケーブルは高性能の折り紙のついたワイヤーワールド、レンジ感抜群のこのケーブルも独特の構造が個人での剥き処理を難しくしていて、時たま見掛ける個人仕上げの残念な端末状況を見る度に胸が詰まるのですが、きちんと仕上げて用いるとなるほどこれはいいものだと素直に感じいる音を愉しめますので、その構造故に今まで導入に踏み切れていなかった方も是非AIRLOCとセットででんき堂へ御用命くださいませ。
写真はお客様の御用命で4芯仕様のワイヤーワールドをバイアンプで使えるように左右前後両端16箇所のAIRLOC処理で、普段用いるプラグより外装と構造にお金の掛かったメタル仕様を用いました。

 

 

こちらは仕上げ的には半田も圧着も施していません。お客様の要望に於いて綺麗に剥く作業です。外皮を剥いた端は伸縮チューブを被せて見栄えを整えてあります。
ACROLINKの 7N-S1400と言う、メートル辺り定価税込で16,200円もする様な超高級品、剥き損じたら大損害ですから、簡単な作業でもこう言ったクラスはどうぞ店頭にお任せ下さいな。
因みに立派なオーディオフロアを構えながらスピーカーケーブルを各種安いから高いまで200ロールは展開しつつも、店員がスピーカーケーブルを剥く事を禁じている、不思議な超大型家電カメラ量販の存在がある事も併せて記しておきます。そこにいた店員がお客様にサービスで剥いたら、後で上長に呼び出されて激怒られてバカバカしくなって辞めたって話しをしてくれたんで間違いない話だと思います(笑)
ともあれそういったお店で購入したモノでも遠慮なく加工依頼お持ち込み下さいね、店頭の状況によっては作業時間的にお待たせしたりお預かりしたりも御座いますが、話し合いの下にお客様の要望に沿った形で仕上げさせていただきます。

 

オーディオの基本は、高価な何かを使うかより先に、手にした物をどう使うかの、まずは設置と接続の確実性からですよ→0466-20-5223