でんき堂スクェアが提供するサービスで好評なものの幾つかの中で、カートリッジ装着サービスがあります。当店の購入の有無に関係なく、現在お使いのカートリッジに対して針先の確認や新たなシェルやリード線を奢り、針先位置の調整も行います。
例えばアームやプレーヤーが変わって、シェル込みの全体重量を軽くしたり或いは重目に振ったりするような際や音質的な変更や向上を狙って、その仕様環境に応じてかつお客様の要望に沿った形を話し合いを通して組みあげて行きます。
今回はお得意様のお持ち込みの針や新規購入の針を、新規購入のシェルとリード線を絡めてシャッフルして組み直して其々の適性を加味して再組みあげです。

 

 

現在お使いのDENONのDL-103をお客様の使用アームの変更に伴って、総重量の軽量化と響きの良さを求めて山本音響工芸のツゲ材のシェル、HS-3に変更です。リード線はオーディオレファレンスインクが提供するブラックキャットケーブルの線材を用いたAR-C2、5,400円税込を奢りました。上の写真は組み上げ後の音出し確認です。シェルとDL103の間に挟まっているのはPHONOPHILEの革製のスペーサーです。皆様も高さ調整や音質向上を狙って用いてみましょうね。

 

 

こちらは先程のシェル変更で浮いたお客様のシェル、テクニカMG10を、中古で新たに入手した古の米国製MMカートリッジの名機、EMPIRE 4000/D1を先程と同じブラックキャットのリード線を介して装着です、針先位置もアームに併せて調整しておきます。確認の音出しで聴く音は、発売後40年は経ったと思われるカートリッジとは思われぬ素敵な物でした。今では貴重な軽針圧針、針圧1.0g以内でちゃんと鳴らすにはある程度の腕が求められますよ。

 

 

こちらは初登場かな、店頭ご来店のお得意様にしかまだ販売できてないのですが、今となっては貴重なサファイア針です。かつてはダイヤモンドより廉価な位置付けとしてのサファイヤ針でしたが、今となってはサファイヤを研磨する業者さんが最早国内にはないとかで、気が付けばその存在自体が珍しい物となってしまったそうです。
今回、今までは徹底して裏方に徹して居ながら、非常に数多くのブランドのプレーヤーにカートリッジを提供していたCHUDEN / 中電と言うメーカーが、新たに自らのブランドでアナログアクセサリー販売に進出して来たのですが、そのラインアップを眺めながら中電の社長さんと話していた際に、かつて供給していたサファイヤ針のストックが社内にまだあって、カタログモデルとして掲載するには無理があるけど、100個分くらいなら組めるよと言われてそれは面白いと飛びついて、取り敢えずでんき堂スクェア限定で販売させて頂く運びとなった次第です。
サファイヤ針が何故面白いかと言いますと、とても耳に柔らかい鳴り具合で、聴いてて気持ちいいんですよ。価格も7,000円程度と求め易いので、限られた数ですがご興味おありの方はお早めにどうぞ。上の写真の様に同じく中電から比較的買い易い価格、3000円程のシェルも出ています。同時にお求め頂ければ組み上げはサービス致します、10,000円少々の価格でもって、今や貴重でかつ聴いてて気持ちの良いカートリッジ一組が入手出来ます、是非どうぞ。
尚コチラのお客様にはやはり前出二組と同じくブラックキャットのリード線、AR-C2を組んであります、合計だと15,900円、これでも十分お買得に感じて頂ける聴き応えのある鳴りっぷりですよ。

 

売るだけ売るけど組みつけには一切関わりたがらない様な姿勢の、規模だけは立派なオーディオ売り場を囲った超大型カメラ家電量販で購った針でも、オークションで入手された物でも喜んで対応致しますので、アナログカートリッジの据え付け組み換えはご自身で無理して不幸な事故が起きる前に是非当店まで御依頼くださいませ→0466-20-5223