今日はトライゴンのフォノイコライザー「VanguardⅡ」と専用電源供給機「VolcanoⅡ」のお話を…

非常に透き通った繊細で綺麗な音を出す同社のフォノイコライザーでファンも多い機種かと思います。別売の電源供給機VolcanoⅡを接続する事でさらに化けます。一度組み合わせてしまうともうVanguardⅡのみでは聴けない位に驚愕の変化をします。

そして二台組み合わせて使う時のスペシャル機能で「ピュアバッテリーモード」があります。本体内の充電池のみで駆動させるのですが…これはもう別次元の音です。ズルいくらい音が良くなってしまいます。こちらのモードを発動させて聴いた時の音は大抵の方が恐らくは同価格帯と比べても絶賛するんじゃないかなと思うくらいに素晴らしい音です。カートリッジに合わせたインピーダンス設定が背面のディップスイッチでとにかく細かく設定出来るのも魅力の一つです。

さて、実は私もこの魅力にやられてしまい最近、個人的にこの二台を手に入れたので色々弄っているのですが...使っていて気になったので試してみた事を...

VanguardⅡとVolvanoⅡの接続には付属のLANケーブルを使うのですが...あれ?もしかしたらこのLANケーブルも変えてみたら音変わるのかしら?と思って変えてみました。

お店にあったAIM電子のノイズビートシリーズの物です。付属の物から換装したところ思った通り以上に音が透き通った感じになりました。おおっ!と思い続けて今度は電源ケーブルもACの先の3Pinケーブルをアクロリンクの物に換装。こちらは音の厚みとエネルギー感が増しました。

さらに気になっていたのが底面のゴム足。ゴム足は設置場所の響きに対するダンピングは強力ですが、機器の響きも変にダンプしてしまいヌルい音になる事が多いので、オヤイデ電気の真鍮スパイクに変えてみました。

今回、真鍮スパイクに付け替えるに当たって四点支持から三点支持に変えました。カメラの三脚と同じで三点支持の方がガタつきが少なくなります。さらに、前二点にするか後ろ二点にするかで音が変わりますが、個人的には前一点後ろ二点の方がリスニングポイントに対して音がピシッと集中する感じになるのでそれでやっています。因みに前二点にすると拡がる感じになる様な...

随分と音変わりました。静けさがグッと増しその分いつもより少し多めにボリュームを上げてあげると、さらにタイトでシャープな感じに!個人的にはキリッとした音が好きなのでこうしましたが、好みで色々試してみると面白いです。但し、ゴム足の換装等は改造扱いになると思いますので自己責任でお願いします。ゴム足より背の高いインシュレータを挟むと良いかもしれませんね。

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