STAX SRS-002
on 2012年10月11日イヤースピーカーを自称するだけに、独特の音場感と音楽再現性を身上とするSTAXの諸製品ですが、静電型、すなわちコンデンサー型故の制約が何かと多く、その方式故に得られた性能と音質と引き換えに、要するに室外に持ち出せない、或いは持ち出し難い。
結果的に多くのSTAX遣いが、部屋で一人篭って背中丸めて音楽聴いてる観の強いのは致し方ないとして、一年で最も外を歩いたりするのに相応しい風も空気も爽やかで気持ちよいこの季節に、STAXで聴く素敵な音楽を外に持ち出せたら言うことはありません。
勿論どこのメーカーのイヤホンでもヘッドフォンでも何だって、プレーヤーに繋いで持ち出せば秋風吹かれて音楽聴けるですが、その要するに変な話、紅葉黄葉した木立の並ぶ秋風の公園の中、一人静かに物思いに耽りながら散歩するお供に、あの合衆国製のデカくて太けりゃ勝ちみたいな思想の数多のブランドとか、東洋の島国が誇るトップブランドのヒステリックな高音と重低音を高性能と勘違いした製品達は余に主張が強く品が無く、せっかくの秋の気配を台無しにするんですよね、半分偏見半分真実半分本気で言わせて貰えば。
いい歳した大人が、ヘリンボーンの三つボタンのスーツ一つ満足に着こなせないのが恥ずかしいように、静かに音楽愉しむ専用のSTAXの一本持ってないと恥ずかしい世の中も悪くないよネ。
その場に相応しい行動があって音楽があって服装があるとしたら、その時の空間と感情と音楽に相応しい再生装置、即ちSTAXの選択もありでしょうという話です。
秋空の吹く高い空の下、誰に見せるわけでもなく自分の為にお洒落が出来る人は、誰に聞かせるわけでもない自分の音楽のためだけに、とっておきのSTAXを持って出かけることもそんなに難しいいことではないと思いますよ。
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http://www.a-sq.net/item/11557.html
A.I