以前、直接お会いできない距離のお客様からスピーカーケーブルの端末処理をお受けしまして、電話とメールだけの遣り取りでしたが、無事納めたその仕上がりを褒めて頂けて、今回はその腕を見込んでとの有り難いお言葉と共に電源ケーブルの作製をご依頼頂きました、しかも3本。
指名された線材もプラグも高価な物ばかりで、こりゃ腕が鳴るねって感じですが、実際に作るのはかなり大変な作業です、浮かれてなんかいられませんよね。
以下はその段取りを軽くご紹介。ところで市販の立派なケーブルなら沢山あるのに何故私へ作製依頼を?と感じる方もおられるでしょう。
まぁ理由は幾つかありますが、今回はご自身のシステムに余さず丁度の長さで美しく、性能の高い電源を供給したかったと言う事ですね。
それから追って書いていきますが、結構な金額の完成品でも、線材とプラグのコンタクトがどうしても既製品は最低限の造りのものが多くて、外見は豪勢でもバラしてみるとオヤオヤと感じる物も結構あるのですよ、勿論そのどれも安全基準は満たしていますが・・・

 

 

まず仕様部材を並べます。今回はKRIPTONのPC-HR1000M-Triple Cと言うとってもお高いケーブル、切売でメートル12,960円もします。さらに同社のこの線を用いた完成品では2m物で73,440円!します。プラグはやはりお客様の指名で、フルテックのFI28G及びFI28MGですね、モスグリーンのラインにやはり深い緑の半透明のボディを纏うこのプラグの組み合わせを選択するあたり、お客様の音に対してだけではない審美眼が伺い知れますね。余談ですが、やはり美しい機材は音も良い物ですよ。

 

 

何度も切っては剥いての繰り返しです、色んな切屑が発生します。結局ケーブルは手作りなので、メーカーの完成品を高いと思っている方は一度自分でやってみれば宜しいのです。道具も100円ショップの安物では済まないですね、流石に。ワイヤーカッターだけで8,000円はするし、まともなストリッパーやニッパ、プライヤーなどで各々3,000~5,000円はしますかね、中堅どころで。

 

 

で、こんな感じに綺麗に剥いて切り揃えます。このままプラグ付けても構いませんし実際そう言う製品沢山見掛けますが、お客様から製作依頼を受けた分をでんき堂はそう言う事はしません。

 

 

少し長めにケーブル両端に伸縮チューブを被せて、この線が採用している網タイツ状のメッシュシースの保護と見栄えの確保を行います。

 

 

各線端末にFurutechのプラグ内配線部材専用のFP209-Gを圧着します。プラグ内の接続は本来コレが基本です。尚、お客様のリクエストや状況に応じて、この部分を半田仕上げか、或いはでんき堂お得意のAIRLOC応用のスリーブ角圧着仕上げも行います。

 

 

更にプラグ内での露出部相当箇所にもしもの安全確保の為に、絶縁の為にやはり伸縮チューブを被せます。

 

 

今回は3セットの注文なのでこれだけの数の処理をした事になります。即ち、外皮剥き6回、内線剥き18回、耐震木綿糸カット6回、伸縮チューブ被せ作業24回、端子圧着作業18回。その上でここまで仕上げてから各端末にオスメスプラグの装着です、これも各プラグ7本のネジを回します、42本の螺子回し作業。

 

 

完成した姿です。どうです?悪くない見栄えでしょ。私はこの作製の場合、一本あたりの作製工賃は5,000円頂戴しています。それが高いか安いかは、部材代を全て足して必要時間を勘案してメーカー完成品と比べて判断してみて下さい。ともあれここに発表してない分も含めて、ここ最近電源ケーブルの作製依頼が増えましたね。
それは、既成品以外の長さの要望や、美しい配線を狙っての端末横出し型等は、事実上用途に見合った完成品が存在しないうえに、特に大型家電系量販等の秋葉原崩れの店員みたいなのが腐った目付きで客の選り好みしながら偉そうに口数だけは多い様な奴が居る店になればなるほど、こういった作業を受けてくれないからなのだろうと考えています。

注意:以下に続く駄文は全て余計な話なので、無駄なく必要なモノ以外には感心を示さずスマートに生きる皆様には不用な内容となっております。よってここから先は駅前で貰った自分には必要のないチラシ程度に思って目を通さずとも一向に構いませんのでお気にせずにどうぞ。

あ、言葉が過ぎました、F沢市の東海道線沿いの日本電池跡のモールの中にある、Nジマのオーディオコーナーで頑張ってらっしゃる元、秋葉原Tレオン下がりの、かつ出戻りのH出君、君の事を名指しした訳じゃないからね、悪しからず。
腐った目付きとか客の選り好みとか口ばっかで話は面白くないとかは、あくまでそういった店員にありがちなステレオタイプなイメージ像で語っただけです、多少は君の日頃の姿勢を思い浮かべながら書かなかったって言ったらウソになるかも知れないけど。決して特定個人では有りません、ハイ。
先日たまたまどっかの食堂で君に出くわした時、僕は旧知の仲の礼儀と思って挨拶させて貰ったんだけど、君からはとっても気分のいい死んだ魚の目を思い起こさずには居られない、子供にはあまり見せたくない様な目付きで睥睨して頂いた上に、後日色んな人達に、僕とそこで出食わして飯が不味くなったとか君が散々吹聴していたなんて、君の事を陥れようとする悪い噂をまさか僕が本気で信じたりしてなんかいないよっ!って伝えたかっただけだからね(笑)
業界狭いからね、気をつけようネ、H出君。親しき仲にも礼儀ありって言うじゃない?って事はさ、当然親しくない仲にも礼儀はあるってことなんだろ?君が忠誠を尽くしている大型家電量販はさ、店員達に、自分の会社より規模の小さな会社の同業他社の社員に外で会った時にはそういう態度で臨めって教育施していて、君が本人の意思に関係無くそれを忠実に実行していると言うならば仕方が無いけどね!君ら社員必読の怪書「Nジマウェイ」にはそう書いてあるのかい?(笑)

PS:おい、Eビネ、責任者コラ!おまえは彼からすれば遥かに年下の上長として、どういう風に腫れ物系の部下の教育しとんじゃ?なんてね(笑)、毎日お気の毒さまだね、頑張ってね。

 

電源ケーブル作製も挨拶も、でんき堂は正面から正攻法で→0466-20-5223