皆さん今晩は、そして明けましておめでとうございます。
一昨年、昨年から引き続きの不安定で不透明な社会情勢のままに明けた本年ですが、せめて気持ちぐらいは明るく保ちたいものですね。是非調律と配慮の行き届いたオーディオ装置で好きな音楽でも聴いて過ごしましょう、そしてそのお手伝いを是非でんき堂にお任せくださいませ。

 

 

ところで昨年末に発売された音元出版の季刊誌『analog』Vol.74はもうお手にされましたか?数多の優れた評論家先生/ライター諸氏に交じって私も1頁ですが記事を書かさせて頂きましたので、宜しかったら是非一読下さいませ。ついでに良かったら付属のアンケート用紙に、でんき堂のこいつが一番面白かったって書いて下さいね、なんてね(笑)

 

 

 

さて、写真はお客様の持ち込みのケーブル、確かAETだったと思いますが、それを元に、バイワイヤ入力端子を有したスピーカー用のジャンパーケーブル作成です。ほぼ理想に近い形での接続を狙ってのQED AIRLOC応用の角圧着を施し同時にアコースティックリバイブの単線銅をY字型に加工し直して、先のAIRLOCで線材共々超強力な圧縮力で全周囲圧着を施し一体化させました。この方法は今、当店ではちょっとした人気メニューで、以前ここで挙げた小径端子用途やアース線の端末処理時にも、依頼した方も作成した私も驚いてしまうレベルの効果が得られる作成方法です。いずれは正式な提供製品としてアース線等を発表する予定ですが、それ以上にお客様それぞれの用途に応じたケーブル等の部材、製品持ち込み対応も含んでの自在な対応を、今年もより強力に展開して参りますので、普段他所様のお店をご利用の方も遠方の方も、自分の考える処理や求めるレベルの加工を近所のお店が応じきれないと判断された際には、どうぞ当店までご相談くださいませ。

 

 

 

 

例えば写真のコチラ。なんと15㎜厚のアルミで作成したオーディオラック用中板です。音質や下段機材の放熱も狙っての孔開けも施された凄い仕上がりの板です。GTラックスタイルのラックをお使いの方から、木製中板の差し替えをしたいとのリクエストで、金属加工に長けた業者さんと数度に亘って打ち合わせを重ねて、お客様より相談を持ち込まれてから足掛け2か月を経て昨年末に無事納品の、完全ワンオフで作成して貰いました。背後に重なって見えているのが元の木製の中板ですね。こういう普通のお店ではまず応じ切れないであろう、ハッキリ言ってしまえば一般的には面倒臭そうな相談も、お客様のそれに掛ける熱意と経済力と店主の理解力と対応力が双方続く限りは、可能な限りこういった難しそうな案件もどんどん応じさせて頂くつもりですよ。
その上で敢えて言葉を重ねれば、購入した針を装着もせずケーブルの先端すら満足に剥いてくれない様な、物を安く売り散らかすだけのカメラ/家電量販系の自称オーディオ売り場にオーディオと言う奥の深い趣味性を持ち得た高尚な製品群を踏みにじらさせるのは、そろそろやめにさせませんか?と、その供給側にも利用側にも問いたい気持ちですね、等と新年最初の生意気です、すんません。

尚、昨年を通して作成/加工依頼が非常に増えてきている関係で、お預かりからお渡しまでに1~2週間ほどのお時間を頂くことが増えてきましたが、相談や依頼、案件の持ち込みを頂いた時点から、お客様との打ち合わせを重ねての作成に至るまでの手順は確実に丁寧に今まで通り変わらずに参りますので、お時間の件だけはご理解頂いた上で遠慮なくお仕事沢山頂戴くださいな。

 

 

ともあれ本年もでんき堂スクェアを何卒宜しくお願い致します

0466-20-5223