皆さん今晩は。
少し前ですが、オーディオアクセサリー誌178号に於いて、評論家筋9名各氏による自作電源ケーブルの競作と言う特集が組まれていて、これがなかなか好評だったそうですね。その証に当店にも何件かの、誌上の〇〇先生が作った仕様で組んで欲しいと言った依頼や問い合わせが入る様になりました。

 

 

その中で、土方氏が組んだケーブルに注目されたお客様からの御依頼が入りまして、早速雑誌を開いてその内容に目を通しましたですよ。
そこには土方氏の作られた素敵な見栄えのケーブルが載っていたのですが、その部材を目にするに、粗方『オーディオみじんこ』さんの取り扱うオリジナル製品で構成されているのですよ。みじんこを主宰される荒川さんとは旧知の仲だし、氏の担当されるミュージックバードの番組にも出さして頂いた事もあるので、勿論その内容の素晴らしさは疑いないのですが、ビジネス的には私も一応競合店に当たるし、幾ら何でもこの案件は荒川さんの担当でしょうとお客様にお答えすると、それは承知の上で土方氏の作成例のままに当店お得意のケーブル端末のQED AIRLOC応用角圧着仕様に是非ともして欲しい、更にお宅でしか扱っていないFurutech FI‐11(Cu)に対しての樹脂クランプのステンレス製換装も施して欲しいと言う事でした。
そう言う事ならばと、早速お忙しい荒川氏の秋葉原のお店に電話して土方さんの組んだケーブルのお話しをして
『縄張り荒らすみたいで申し訳ないんだけど、どうしてもうちの仕様で組んで欲しいってお客様の御依頼なんすよ、荒川さんの所のオリジナル部材を分けてもらえますかぁ?』
って不躾にお願いしたら、荒川さんは本当に良い方なので、土方氏仕様を作成するのに必要な部材を当店からのお客様納入価格が高くなりすぎない配慮込みで気持ちよく分けて下さいました、本当にありがとうございます。
で、早速その届いた部材で組み上げた姿が上記の写真です。雑誌記事掲載は一応音元出版さんに一声掛けておきました。記事中の土方氏のケーブルと、当店がお客様の指名で組んだケーブルは基本的には部材共々全く同じ造りな筈で(内容はみじんこ荒川氏に入念に確認させて頂きました)違いはケーブル端末の角圧着処理と、FI-11(Cu)の樹脂クランプのステンレス製変更ですね。

でんき堂は持ち込みも含め、メーカー品やお客様自作、オークション入手のケーブル類の手直しやバージョンアップを多数お受けしています。勿論お客様が好む各社のケーブルとプラグの組み合わせの新規作成や、今回の様な参考となるケーブルのレプリカ作成も私の技術的対応可能な範囲で可能な限りお受けしています。勿論オーディオみじんこさんが得意とする範疇の作成は是非そのまま荒川さんにご依頼頂くとして、当店オリジナルの施策等でご要望の際はどんどん当店まで御依頼下さいませ。
こういう事を書いて荒川さんに迷惑がられないと良いのですが、今私は『オーディオみじんこ』さんの知名度と実績を一つの目標として、ケーブル作成時の依頼先として、氏の主催される店舗に並べて当店もお客様方の依頼先の俎上に並べて頂けたら嬉しいなと思っています、何卒お見知りおきのほどよろしくお願い致します。
荒川さん、また御社部材御指名頂いた際の供給は何卒よろしくお願いしますね、この度はありがとうございました!

 

作成に当たてお客様の要望には出来るだけ応じられるように努めます→0466-20-5223