皆さん今晩は

6月後半以降全くのお久し振りです。サボって経た訳では無いのですが結果はまぁ同じですね、すいません。要するにここに要す時間と作成に割く時間を天秤に掛けた結果なのですが、3月辺りから特にその傾向が顕著でして、以前は主に閉店後にここに来てグダグダと無駄口を叩いたりしていたのですが、今ではほぼ毎日毎晩午前様の勢いでケーブルを作ったり針先を触ったりしています。
持ち込みも含めてお客様よりの依頼は当店への信用の証と、仕事が増える事自体は大変嬉しく前向きに捉えて励んでおりますが、ここの更新頻度と加工依頼等お渡し迄に至る時間が遅延気味なのはつくづく申し訳ない次第です。さて、言い訳じみた話はここまでで、少しづつですがここ数ヶ月に亘ってのまだ紹介出来ていないお仕事の紹介です。

 

 

コチラは以前より人気で広く出回っているaudioquestのスピーカーケーブルで、そのどれもが面白いくらいに使用するに亘って端末が緩む傾向が強く、頭が取れた、緩んできたとの理由でのお預かりがとても多いケーブルです。生き残った端末も大概軽く引けば抜けてしまう事が多く、今回もまぁそんな案件です。理由は簡単で、作成時に写真の状態に撚った導線にイモ螺子締めたってね…。但しこれはaudioquestに限った話ではありません、ほとんどの完成形の市販ケーブルがこんなもんです。ただ、クエストの完成品をお使いの方が多いので、案件としての多さに繋がる訳です。

 

 

当店ではこの様にQEDのAIRLOC圧着処理を推奨していますが、お客様の希望に応じて元のプラグに戻す事も勿論お受けいたします。その際には前述の様には簡単に抜けない方法で確実な接続方法へと切り替えます。

 

 

電源ケーブル作成依頼も引き続き好調です。これは北関東方面のお客様よりご依頼で、アコースティックリバイブの線材にフルテックのFI-11(Cu)を配しました。追加メニューとして、ケーブルを抑える樹脂製クランプをステンレス製に差し替えてあります。これは開始以来予想外の効果と人気を誇るメニューで、オーディオ雑誌でお馴染みの方も態々当店まで沢山買いに来て下さいました。因みにこのFI-11(Cu)へのステンレスクランプ換装は、基本的に当店のみの対応ですので、よそ様のお店へ『フルテックのステンレス製クランプを寄越せ』等と言ってあまりご迷惑をお掛けしたり無きようお願い致します。

 

 

コチラはこれを得意とする他所様で購入されたと思われる線材を、当店お持ち込みでの作成依頼です。依頼理由はマルチチャンネル用に同レベルでの作成で7セット、扱い店舗の少ない米国switchcraftの先端孔開き型3502を用いての、当店お得意の線材直出し半田仕上げを希望されたからですね。尚、2芯シールド型の線材で作成時のセオリーに沿ってシールドは下流開放で作成してあります。勿論使用に当たって聴感上積極的に逆さ向きに用いる事も出来ます。7セット14本28端末分の作業は流石にお時間を頂戴いたしましたが、無事お届けした即日、お客様からのお礼のメールを頂戴したのは励みでした。

 

新型ウィルスだオリンピックだ愚かな為政者共の言動だと心収まらぬ日々が続きますが、皆様には安寧にお過ごし頂きオーディオに関わる事でしたら何なりと当店までお声がけ下さいませ→0466-20-5223