皆さんこんにちは。
南の海上に超大型の台風が控えているせいか、降ったり照ったり雷なったり雲が速く流れたりと安定しない空模様ですね。どこぞに上陸するかは定かではないのですが、何であれただでは済まない様相を見せる構えの今回の台風です、それぞれのお住まいの地域に見合った準備をされておくと良いですよね。

 

 

さて、写真は英国AnalogStudioブランドのアーム型静電除去ブラシです。
一見ごみ取りブラシに見えますが、本来の目的は再生中の盤から発生する静電気をこのブラシを介して逃がしてしまう目的の物です。夏場はともかく、冬場には大変威力を発揮しますので、知る人ぞ知る的な人気を長く保ている定番商品です。当店でも6,600円税込にて普段より在庫の御用意しておりますので、まだお使いで無い方は冬場に備えて是非お一つ揃えてみて下さいね。

 

 

 

さて、今日の本題はここからなのですが、このアーム型除電ブラシ、薦めておいて何ですが、一箇所だけ弱いなと感じている所がありまして、それは先程説明したように、ブラシから静電気をアーム部を通して本体基部根元よりいでしアース線を、オーデイオ機材金属部分のどこかしらシャーシに繋ぐのですが、この接続部が元々の線材の細さもあって、使用後数年を経てですが断線の報告が上がってきました。まぁ基本的に新品時には勿論問題無いですし普段は弄る場所では無いので、基本的には断線は無いのですが、アナログの理想のセッティングを目指して設置場所等を変える機会が多い方にはどうしても起こり得ます。

 

 

さて、今回お客様に『切れちゃったよ・・・』とお持ち込み頂いたお品を直すに当たって、そのまんま半田溶いて接続し直すのもどうも芸が無いなと思い、新たに当店が普段、単独のアース線として製作する際に用いてる線材へ交換させて頂きました。写真の上がそれで、下が今までの物です。どうです、なんだか新しく用意した線の方がより効率良く盤面の静電気通してくれそうな感じしませんか?まぁ科学的実験をした訳ではないので、あくまでも見栄えから来る印象での話ではありますが、一般論アース線にもその線径、容量による効果の差は認知されている事ですし、少なくとも元より性能が低下している事だけは無いと思いますよ。

 

 

勿論これから新規にコチラを求める方に向かってここを取り替えろと申し上げる積りは御座いませんが、暫く使われた方にはお勧め致します、店頭にお持ち込み頂ければ2,500円税込と20分程のお時間にて承れます。

 

まだまだ暑い日が続きますが、毎年必ずやってくる乾燥した冬に備えて、アナログ周りの静電気対策の準備もゆるゆると致しましょう→0466-20-5223