皆さん今晩は

巷では自粛警察なる迷惑な人達が幅を利かせているんですってね。双眼鏡でよそもんのナンバー監視したり、公園で遊んでる子供を所轄に通報したり、地元に帰省した人を自治会長に通報したり、営業を続けるお店に脅迫じみた嫌がらせをしたり、現場で頑張る人達に心ない言葉を浴びせたりするんですって。
自分の知る狭い世界以外を一切理解しようともせず、自分の頭で考える事も放棄し、周りと少しでも違う価値観や思想に対して非国民のレッテル貼って歩いた、戦争中の思想統制や住民同士の相互監視の役目も担っていた隣組と、精神構造的に何の進歩も無いレベルの連中の存在のあまりの多さに心底怖れを抱きますね、全く・・・
因みに隣組は敗戦後にGHQによって禁止され、要するに戦争にコテンパに負けて禁止されるまでそう言う事に何の疑問も感じず続けていたんでしょうが、未だに自治会において回覧版等の形でその隣組の有した伝統は引き継がれたりしています。
要するに、敗戦以来75年経った今の時代でさえ、自粛警察なんて『敬称』で呼ばれる彼らは、自分達の信じる狭量な範囲の正義が圧倒的な力で捻り潰されない限りは、何の疑問も覚えずそういった迷惑な行動を継続するんでしょうね、やだやだ。まぁ音楽とオーディオを愛してる繊細な人達にそういう方は基本的に居ないと信じてはいますが・・・

閑話休題、以前ここに、オヤイデ電気の30年以上に渡って続くOCB-1シリーズに水晶を流し込んでプラグも手を入れてアモルメットコアを通す記事を書いたのですが、これが思いの外に好評で、連日の作業依頼を頂戴しています。店主即ち私もすっかり気を良くしていまして、水晶とアモルメットコアの在庫を普段より多目に用意して皆様の御依頼をお待ちしています。
あ、勿論ご来店頂かぬとも電話等で打ち合わせてのOCB-1送り込みで承れますよ、以下はここ最近のそのお仕事の幾つかを紹介です。

 

 

コチラは極めて初期のOCB-1で箱自体も鼠色した汎用品を用いていた頃の製品ですが、30年に及ぶ使用の内に数度の手入れが行われた個体で、写真で分かる様にコンセントは元の松下の物から、フルテックの金メッキ仕様のFPX(G)/5,563円税込、ロジウムメッキ仕様のFPX(R)/7,167円税込に左右がそれぞれ換装されていてます。写って居ませんが、プラグの方もフルテックに差し替えられ、蓋も同じくフルテックの102-2D/4,379円税込に変わっていましたね。そこへ水晶の流し込み、もはや箱と元の線以外は別物と化したコチラの結果は如何に?
この様に、水晶流し込みと並行して、JISコンセント仕様をオーディオ用UL規格タイプへの入れ替えも承れます、是非ご検討くださいね。

 

 

コチラは最近のOCB-1ですね、DXって言うんだったかな、ともあれこちらはもう箱も専用のオヤイデオリジナルに変わり、初めからオーディオグレードのUL規格の十分に良いコンセントが装備されて居るので、水晶を流したら蓋を閉じます。

 

 

プラグも良い物が採用されているので、その内部の結線だけ手を入れます、当店お馴染のQED AIRLOC応用の角圧着処理ですね。上がその際に外した姿で、まぁだいたい市販の電源関係ってどれもこんな形でプラグに留っています、駄目って訳じゃありませんが・・・
ともあれココに角圧着処理を施します。角圧着の状態は以降の作業紹介に出て来ますのでその写真を参考下さい。

 

 

プラグ内の角圧着処理を済ませて、同時にアモルメットコアを通します、今回は内径10mmφのNS-221/3,520円税込と同じく内径10mmφのNST-241/1,980円税込の2個使いです。写真の電源BOX下にあるベースはオヤイデのオプション品の専用強化ベースですね、BOXへの水晶の封入と相まってずっしりと重く、ここに通した機材達が如何にも凄い音を奏でそうですね。

 

 

こちらのOCB-1は箱は現行でコンセントはJIS三連型の、オヤイデ製品では最も標準的な電源タップです。やはり水晶を流し込みますが、コンセント形状故に隙間が狭く、水晶流し込みは今までのUL仕様に比べて難儀します。

 

 

この標準型は30年前のモデル以来、この防水型プラグと呼ばれるちょっと懐かしい形をしたゴム製外装のプラグを用いています。今回はお客様の要望で、コンセント側は触らずに、プラグの交換を内部接続の角圧着処理と同時に行います。

 

 

ゴムカバーを剥きます、こっちの方がオーディオグレードプラグのモデルが銅線を剥いたままに直接締めてあるのに対して、線の接続自体は丸型端子でかしめて強固に留めてあるのですね・・・

 

 

端子を切り落とし導線先端を剥き直し、角圧着処理を行います。先端をカットした部分が見えますか?全ての導線が全方位から圧縮されて角柱の中に圧縮されてQEDが言う所の冷間溶着状態に収まっています。

 

 

はい、角圧着処理を済ませ、またまたアモルメットコアNS-221/3,520円税込を通してから新しく用意したプラグを付け、出来上がり。
プラグは先のゴム製防水プラグからフルテックのノンメッキ仕様FI-11MCuに差し替えられました。また、お客様の使用環境において3極プラグが使えなかったので、フルテックのプラグから3極目、即ちGピンを取り外してあります。

今日はここまでの紹介ですが、紹介以外にも結構な数の水晶流し込みやアモルメットコア通し、角圧着処理を承りました。後程それらお客様方から音の変化の感想を聴くのが楽しみな毎日です。当店にお仕事を下さる皆様が気の良い方ばかりなのか、今までの所はその結果に対して否定的なコメントを頂戴した事がありません、嬉しいですね。

 

OCB-1系列に限らず、手元のパワータップにテコ入れを図りたくなったらこういった方法もあると思い起こして、是非一度でんき堂までお声掛けくださいね→0466-20-5223