皆様今晩は

今日通勤の道すがら、ここに書きたいとびきりの文頭分を思いついて思わず手を打ったですが、夜になったらそれがなんのことだったかすっかり忘れてしまいました、歳はとりたくないものですね、まったく・・・

さて、お仕事。
ご存知の通り、でんき堂では各社多様なスピーカーケーブルを取り扱い販売し、機会があればAIRLOC、AIRLOC、接続接続と喚いているなかなか煩いお店ではありますが、お陰さまでそれを体感されたお客様方からは大変好評を頂いております。
スピーカーケーブルは取り扱い各社ブランドの製品だけで市場での種類が数百は存在し、当店が扱うそれも大変に多く、お客様よりのスピーカーケーブルの持ち込みにも応じる訳ですから、各種ケーブルとQED AIRLOCの当店で行うその組み合わせの種類も数限りない筈なのですが、極短時日にそれぞれ違ったお客様より全く同じブランドの同じケーブルでのAIRLOC処理を依頼を頂戴する事があって面白いなと感じる時があります。
相変わらず人気のZonotoneのケーブル辺りでは、注文が被るのもそう珍しくは無いのですが、今回はあまり余所様の店頭で切り売りされていないけどオレンジ色の被覆が個人的には大好きで当店では良く販売する ortofon SPK-BronzeでのAIRLOC処理依頼が立て続けにありました。しかもここ最近当店でも急速にお出しする機会の増えた中村製作所アモルメットコアを通した状態でですね。

 

今回面白いのは、一件目の方は既にこのSPK-Bronzeを所有する方からの当店お持ち込みでのQED AIRLOC装着の依頼で、当方からアモルメットコア装着の御提案。4芯を活かしたシングルーバイワイヤ構成での作成で、当ケーブルは線材が二種類に分かれているのでそこを踏まえた組み合わせで作成します。
アモルメットコアは内径6.5mmのNS-145 1,320円税込/個をスピーカー側に通しました。プラグ装着前なら内径が小さいタイプを選べるので価格的にも助かりますよね、これが内径24mmのNS-385になると19,800円税込/個とお値段がはね上がります。まぁ内径6.5mmの物と24mmの物とでは外径も質量が全く違うので仕方はないのですが・・・

 

 

一日置いて二件目の方はアモルメットコア持参で結構な御遠方からご来店され、当店にてSPK-Bronzeを指名買いされた上でのAIRLOC処理の御依頼。
基本構成は同じく4芯構造を活かしたシングルーバイワイヤでの作成ですが、こちらはお客様よりの御要望で、4芯の高域、低域各組のそれぞれにアモルメットコアを通したいと言う事でしたので、それならば6.5mmのNS-145のコチラはこの芯線なら4本通せますが、今回は二本づつ通す形の余裕がある使い方なので、更にコアに一巻き通して効果を倍増狙ってみますかと言う形になりました。写真の右手にケーブルにストレスが掛からない程度の円周でコアを一巻き巻かれた姿が確認できるでしょうか。

作業を終えて改めて眺めてどちらの仕上がりも大変魅力的に思えました。皆様もこんな感じにしてくれって思われましたら是非当店まで一声おかけ下さいね。

ところで、今回用いたケーブル ortofon SPK-Bronze は、同クラス上のライバルである4芯構造の Zonotone 6NSP-Granster 5500αの圧倒的人気に対して、その性能こそ勝るとも劣らぬ筈なのですが、販売数では大きく差が付いてしまっている現状に、担当者とも常々

『どうしてですかねぇ、音もいいし個人的にこの色は好きなのにね』

なんて話したりしてたのですが、この勢いでどんどんライバルに販売数でも迫って行って貰いたい物ですね。そいえばひと時 Zonotone に迫る勢いだった SAEC のケーブル、どうした、最近元気ないぞ、頑張れ!

 

ortofon SPK-BronzeもQED AIRLOC処理も製作時のアモルメットコア通しも→0466-20-5223