皆さん今晩は、全国的に大雨の週末模様ですね、お出かけ諦めた方はオーディオでも弄って好きな音楽聴いて下さいな・・・

 

 

さて、本日はオルトフォンジャパンの贈る高級スピーカーケーブル、Reference SPK-Blackへ、でんき堂ではお馴染の英国QEDのAIRLOC処理です。こちらはメートル当たり6,000円はする高価なスピーカーケーブルで内部は4芯構成、オルトフォンらしい厚みのあるサウンドが身上のケーブルです。今回はその能力を最大限接続時に失わずに得るために、お客様の要望に於いて4芯を二芯づつ組んでそれぞれをAIRLOC処理です。プラグは外装と防振が奢られたMETALタイプ、価格は普段用いるABS仕様に比べ多少上がりますが、得られる物もそれに比例します。
余談ですが、四芯ケーブルを二本づつ束ねて使う際の基本的なルールは対角線同士でペアを組むと言う事です。今回のオルトフォンやゾノトーンでも基本的にその用法が推奨されていますので念のため。ただその際に気を付けたいのが、このタイプの4芯仕様の線材の被覆の色が、その組み合わせに於いて我々の一般的な認識でのホットカラー、コールドカラーの概念から外れてしまう事なんですよね、なんで対角線同士で組む事を推奨しながら色分けは隣同志を同系色に染めるかなぁ、紛らわしい・・・
写真でも赤と黒を組んでいる姿が確認出来ますか?コレ今回みたいな両端同等の際にはまだ良いのですが、片側をバイワイヤに仕上げる様な際には線材被覆の色に意識が引っ張られて相当混乱しますので、ご自分で仕上げる方は重々お気を付け下さいませ。

 

 

コチラはお客様お持ち込みのケーブルの端末をQED AIRLOC応用の角圧着処理です。バイワイヤ入力型スピーカーをバイアンプ駆動する為に贅沢に通常の倍のケーブルを用いて、よって端末処理も倍の16箇所です。こういった凝った接続方法を選択しながら接続は剥いたままのケーブルを指で捩って螺子締めておしまいとかは、もうなしですよ皆さん。
尚、この角圧着処理を施した上からバナナプラグ等を装着すれば、剥いた撚り線にそのままプラグを装着と比べてもイモ螺子の咬みは抜群によくなり、接続時の再生音も容易に向上を体感できると思います。更に、本来のQED AIRLOC処理にバージョンアップも叶いますので、価格的にいきなりAIRLOC処理まではと躊躇される方も、一度この角圧着仕上げを体感頂いてから、予算的に気分的にそれを試したくなった時点でAIRLOC仕上げを依頼頂くのも宜しいかと思いますね。
角圧着処理は一箇所に付き500円から、今回の2ペア4本16端末なら8,000円、一般的な一組8箇所なら4,000円から仕上げ可能です。一部ケーブルの太さでその仕上げに対応出来ない場合や、構造的に手間が掛かるケーブルには追加料金が発生する事もありますので、ご依頼の際には一度お問い合わせ頂ければ幸いです。勿論今お使いのケーブルでも他店購入品でもお持ち込み歓迎ですよ。

 

QED AIRLOC処理も角圧着処理も→0466-20-5223