超大型連休を前にして関東では急に冷え込んだりして、皆さま体調お変わりなくお過ごしですか?
明日からの未曾有のGW10連休を人々が阿鼻叫喚に蝟集する海山遊園地他へ、大渋滞大混雑ものともせずにお出かけも結構ですが、あまり天候宜しくない時は、のんびり自宅で音楽聴いたり不思議と混んでいないオーディオ屋さん覗くって選択肢もありますよ。
でんき堂スクェア店頭は5/1㈬のみお休みを頂戴する予定です、その他の連休期間中は11:00~19:00の営業時間で皆様のご来店をお待ちしていますので、お気軽にご来店くださいませ。尚、土日祝祭日以外の平日は普段13:00~21:00の営業時間とさせて頂いておりますのでご参考下さい。

さて、ここ最近依頼の多かった電源など・・・

 

 

大分縮れて委縮した感じの電源ケーブル内部ですね、ある自作ケーブルのプラグを外してみた所です。決して珍しい眺めでも無く、端末処理をしないでプラグに臨むと往々にしてこういった事態になり得ます。通電はするでしょうが見えない所とは言え気分も良くないでしょうし、音にも影響がありそうですね。自作ではなくてもメーカー品でも、ここまで酷くなくとも撚り線を捩っただけでプラグに留めている製品も案外に多く、枝毛が出てたりして作業している私の方がショート直前のその姿に青くなったりする時もあります。

 

 

こちらはとあるメーカー既成品をプラグ交換の依頼で頭を外した姿です。端末を半田処理されているのが確認出来ますね、せめてこれぐらいの処理が完成品でも自作でも安全性を含めての理想です。あとは撚り線をプレート螺子留めがどれくらい均等に線材に対して接触を確保できるのだろうかという点に思いを抱くか否かでしょう。

 

 

如何でしょう?こんな仕上げは。英国QED AIRLOC応用の、専用工具にて全周囲角圧着処理です。相当のプレス力でもって撚り線を金属スリーブごと圧縮しして一本の金属棒化してあります。一般的な圧着方法と比べても、圧縮部断面を覗いた時の各線材の収縮度合いがまるで違うのが確認出来ます。

 

 

こちらがなかなか衝撃的眺めの角圧着処理端末の輪切り断面の顕微鏡拡大写真です。内側の色が変わって見える部分が圧縮された『元』撚り線達の圧縮凝縮一体金属化した姿です。手で撚った隙間だらけの線材と、この状態でのプラグへの螺子留めで、同じ線材に於いても接触効率、電気的伝達面で大分結果は違う様にこの写真を見るだけでも感じ取れませんでしょうか?因みにQEDの言うAIRLOCとは、このケーブルが圧着され密集した状態での各線材間から完全に空気が追い出された事に対する彼らが称した造語ですね。

 

 

こちらも仕上げは同じですがアース線不要と判断した方への二芯処理のバージョンです。一般家庭の大概はアースの接地は行われていないので、お使いが3Pタイプの機材や壁コンセントでも、ややこしいアースループの事等を考えると二芯仕様に直した方が結果が好ましい事が多いようですね。

 

 

やっぱりですね、この角圧着処理した端末をプラグに挿入して締め上げた時の感触と手応え、その留め具合いへの信頼感は撚り線とは全く違う物ですよ・・・

 

 

完成させてしまえば中の端末処理がどうなっているかなんてわからない物ですが

 

 

でんき堂に依頼頂いた電源ケーブルは、持ち込み、自作手直し、新規作成ともに、綺麗で確実な接点の得られる内部処理が行われている事をお約束致します。
連休中に電源ケーブルの中の処理の事でも見つめ直してみませんか?→0466-20-5223