今店頭で結構な率でお受けしているのが、LUXMANのJPS-100と言うスピーカーケーブルに同じく同社のJPB-10やJPY-10を組んだ完成品状態ですね。これらの製品は大抵のオーディオショップで入手出来、それを扱うお店ならばまず間違いなく幾許かの手数料でそれはそれは大層綺麗に仕上げて貰えるでしょうし、腕に覚えがあれば個人でも作成できるでしょう。但し、こればっかりは他店でも個人でも出来ない作成例を以下にご紹介いたしますのでご覧くださいませ。

 

 

まず適度な長さに外皮を剥いて根元は伸縮チューブで見栄えを整え、先端を剥いた上でAIRLOC応用の角圧着処理を施します。のっけからですが、この時点で他店さんや個人では行えない処理となります、一般的リングスリーブを圧着工具で締め上げてもこうはならないのですね。写真はJPS-100の先端を剥いて撚り線にAIRLOC専用のリングスリーブを全方位から相当の圧力で均等に撚り線が締めあげられ一本の金属棒であるかのように生まれ変わらせた状態です。

 

AIRLOC応用角圧着状態の全景です

 

プラグ組み付け状態です

 

その上で角圧着処理された状態からプラグを組み付けます。写真はラックスマンのJPB-10バナナプラグを組んだ姿です、どうです?綺麗な上がりでしょ。外見からはわからないのですが、この中に件のAIRLOCが内包されている訳ですね。ラックスマンに限らずこの手のプラグは留め方は押並べてイモ螺子留めで、剥いたままの撚り線状態にただそれらを螺子留めただけのモノをメーカー市販品でも個人作例でも非常に沢山見かけますが、まぁちょっと強く引っ張ればまず間違いなくすっぽ抜けます。或いは使っている内に自然と緩んでいきます。ですがこのAIRLOC応用の角圧着処理状態からのイモ螺子留めは相当強固で確実です。故にその接続度合いの強度は、結果的にオーディオ機材同士を接続する際に大きく音質や再現性に影響する接点の確実性に影響すると言えなくないでしょうか?

ご興味の湧いた方は上記組み合わせ以外でも構いませんので一度店頭までご相談なさってみて下さい。

 

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