○○にも愛を、なんてタイトルだと、萩原健一の『傷だらけの天使』みたいですが、たまに再放送でこの名作ドラマを見掛けると、二十代前半のチンピラ然とした水谷豊があの有名な「アニキィ~」と発しながらぴょんぴょん飛び跳ねてる姿が今では信じられないですね、あの若さが羨ましい・・・。
因みに私は岸田森が大好きです。

閑話休題

でんき堂スクェアではお客様に任意のスピーカーケーブルとバナナプラグ等を選択頂いて、端末処理をした状態で完成形として納品させて頂くメニューを用意しています。お陰さまでその依頼も多く、相当数の色々なケーブルとプラグの組み合わせでの作成事例の積み重ねが、当店としても実際の作成者の私自身にも経験として蓄積されていますので、最近は余程特殊な依頼でない限りは、様々なケーブルや、プラグ、仕上げのリクエストにまず間違いなくお客様に満足いただけるレベルでお応え出来ています。
例えばスピーカー側を高低上下分割のバイ接続でバナナプラグ仕様にしたうえで、アンプ側をプラスマイナス各線二本束ねたシングル接続でYラグ仕上げや、スピーカーやアンプが古いから太いケーブルでも挿せる様に小口径の端子を誂える等といったオーダーは数多くお受けしています。
さて、今回のお仕事ですが、前回ラックスマンの人気高級スピカーJPS-100に同じくラックスのJPB-10/JPY-10のバナナ、Yラグの双方の組み合わせで一度ご依頼頂いたお客様からの再度御依頼です。写真で確認頂けるように、今回は片側がでんき堂お得意のQED AIRLOC応用の角圧着処理が施されています。

 

 

事の経緯を簡単に説明しますと、先に納めたケーブルを作成する時に、直接装着方法までは依頼時に含まれてなかったのですが、撚り線にプラグをイモ螺子止めっていう、世間一般ではあまり深く疑問も呈されずに施されている装着方法がどうしても幾ら見えない部分とはどうしても好きになれない私は、一般的にはケーブル先端半田処理してプラグ留めなのですが、サービスの積りで全端子を角圧着処理仕上げした上でプラグ留めをしておいたのですね。この角圧着処理と一般プラグ併用は、現在考える限り、QED AIRLOCプラグ処理以外では、ケーブルに対して最も確実な接続方法ではないかと経験上ですが感じています。
で、話を戻しますが、その納めたケーブルの端子をお客様が何らかの理由でイモ螺子を回して外したそうなのです。その上で初めて目にするその内部での端末処理、即ち角圧着処理が施されているその姿を目にして、なんたる凄い事をといたく関心頂き、もう一セット前回と同じ仕上げでお願いする、ついては今回は片側をプラグなしで使うのだけど、てっきりプラグ内部は撚り線そのままか良くて半田だと思っていたが、是非あの処理で願いたい、と、まぁそういう事で、今回の作例と相成りました。

まぁ回りくどい話で申し訳なかったですが、要するに普段見えない所にも丁寧な仕事をしておくことも大事ですねってお話でした、皆様も角圧着処理ご希望でしたら一度ご相談下さいませ、一部加工に手間の掛かる特殊なケーブルを除き、左右ペア4端末プラスマイナス計8箇所処理で4,000円からお受け致しています、勿論お持ち込みのケーブルで構いませんよ。

 

ケーブルの綺麗な端末処理なら→0466-20-5223