本日関東地方では、天地を轟かす雷鳴が響き渡り、場所によっては雹が降ったのだとか。ここ藤沢でも店内の明かりが明滅し直に振動を体感する様な状況に、慌てて外の様子を確認しに地表に出ると、頭上でピカッと来た刹那タイムカウントする間もなく轟音が炸裂する直上雷雲状態。こりゃ酷いなと、天空を狭しと暴れまわる雷光の演舞を物陰から恐る恐る眺めていると、篠突く雨の中を平然と傘さして歩いてる方々の多さに違う意味で驚いてしまいました。余計なお世話でしょうが、落雷に対する認識が欠けているのでしょうね。以前自分が避難した直後に、その近くにいた人間が落雷で亡くなったり、自宅へのTVアンテナへの落雷直撃で家電製品一式吹き飛んだ経験のある私としては、あまり雷ナメて掛かる気にはなれません。あの落雷事故はいつだったかなと調べたら、ちゃんと記録に残ってた、1981年7月21日秋川渓谷キャンプ場だってさ。そうだった、雷の幹が枝葉が分かれながら垂直に突き刺さる様な天地創造的な神秘的光景と恐怖は、36年経った今も未だに鮮明に脳裏に焼き付いています。これを書いてるのは7/18ですが、やっぱりこういう気象状況は大体同じ時期に起こるんでしょうね。
閑話休題、天地が轟こうが地表が天変地異で阿鼻叫喚の騒ぎで有ろうと、でんき堂スクェアは営業継続できる限りお仕事です。近辺に直撃でもあったのか、地鳴り伴う轟音と共に、時たま電圧降下で照明が消え掛ける瞬間を、いつだったか観た戦争映画の、陥落間近のベルリンに迫るソ連軍の猛烈な砲爆撃下、地下深くの総統大本営で不安げな面持ちで天井見上げてた連中の表情思い出したりしながらの作業です、音楽聴きながらフンフンってな感じで。不謹慎に捉えられると困るのですが、この天変地異下でのこういった作業って、普段より集中力が増して個人的には好きです、まぁそんな事どうでもいいでしょうが。

 

さて、赤軍の砲爆撃が止んだ頃に無事針は取付完了です、音出し済ませて写真も撮って、一伸びしてから地表に出たら(でんき堂スクェアは地下のお店なんです)為政者のお陰で何も無かったなんて世界にだけはならない事を願って、今日はお終い。

追記、本日使ったDENONの専用シェルは、現在日本以外の国で作られている様子です。だからと断定する気はさらさら御座いませんが、私が良く知っている日本で作っていた頃の古のシェルと比べると、リードピンの固定が大変に柔らかく、また、抜け難い構造への配慮もなされてない様に見受けます。このシェルに新たなリード線をピンに差し替えると、いとも簡単にピンが基部から反対側へ押し出されて来ます。メーカーがそれで良しとして大量に生産して販売している以上、それを不良だとまで申し上げる気は私には御座いませんが、取り付けに当たっては細心の技術と配慮が必要である事は間違いなさそうです。皆様もこういったシェルへのカートリッジ換装やリード線付け替えを御用命の際は、是非とも技術的に信用出来るオーディオ専門店まで声を掛けて下さいね。また、そういったお店に行き当たらなかった際には遠方でも構いませんので、でんき堂スクェアまで一度連絡下さいな。

 

天変地異に対して比較的強靭な地下のオーディオショップへの連絡先はコチラ→0466-20-5223