激レア PICERING(ピカリング)
XV15シリーズ用モノラル交換針 4510 中古未使用未開封品

 

 

のっけから偉そうにお前は、ブラシぶら下げたピカリングのXV-15シリーズなんて、ついこないだまで出回っていたし何が激レアだよ大袈裟に、と思った方もおられるでしょう。
ハイ、そうですネ、私もそう思います、事が単純にXV-15の交換針と言う事なら。

 


写真は一般的なXV-15/400 前方のブラシが特徴ですね
この状態のまま針先交換でモノラル盤対応出来ます

 

XV-15が大き目のブラシ下げてレコード盤をトレースする姿を眺めるのが好きで、態々その姿が眺めやすい様にショートシェルまで誂えて三個ほど使ってました。
ピカリングは共通ボディ方式なので、XV-15/○○○と後ろに色々な型番、例えば400とか750Eとか1200とか続くのですが、実はボディは皆同じで、針先の違いで製品ランクが変わる方式なのですネ。
エンパイアの4000系列もそうですが、シリーズとしてはXV-15の方が種類が多いです。SHUREにも一部この考え方の針があったので、米国系のメーカーの当時の嗜みなんでしょうかね、確かにアームからカートリッジを取り外さずに交換針だけ着け替えて音が変えられるのも面白いと思います。日本ではグレースのF-8がこの考え方でしたね、最終的には´10も共通だった様な記憶が・・・
それはさておき、つまりXV-15/400所有者が何かの機会に1200の交換針に差し替えてグレードアップを図れるのです。
ピカリングも最近はすっかりアナログビジネスは終息化したので、交換針の入手はかなり面倒になって来て居ますが、JICOの様な国産でよければ代替え対応でまだまだ手に入ります。
では今回の紹介のお品がどう珍しいかと言うと、こちらモノラル専用針。
XV-15の頭差し替えてモノラルにするの。
これは本当に流通少なくて貴重品、何しろ今でこそモノラル盤やそれ用の針を珍重する風潮になりましたが、アナログ全盛期と言うのは即ちそれが最新であって流行りな訳で、モノラル盤やモノラル針自体が既に旧世代の過去の遺物として扱われていて、それ自体を聴く事がみっともなく感じられる時代があったのです。
だから流通全然少ない品で、三十年近くオーディオ関わって来た私も存在は知ってましたが現物は今までにこれを含めて二回しか見た事ありません、驚いた。
ネット上でも全然情報が無いですが、米国側覗くと、他の一般的XV-15用交換針は各タイプ日本円換算で4000~6000円程度で流通していますが、この4510だけは軽く10000円超すプライスタグが付いてます、米国でもきっと珍しくて、珍しいだけでは本来高い必要はないのだけど、必要とする人が居るから高値が付いてんでしょうね。
日本ではあまりに知名度が無さ過ぎて存在自体誰も知らない様なアイテムなので、そこまで高価な事言っても通じないでしょうが、XV-15ユーザーでかつモノラル盤も所有の方には必聴のアイテムとなること間違いなしでしょう、古い品なので中古扱いで販売しますが、開封未使用品です。これは早い者勝ちです。

Pickering 4510 中古未使用未開封品 販売価格:7,000円(税込)

完売しました。

TEL:0466-20-5223 (お問い合わせはこちら)

 

 

 

以下、上記を書いてるうちにはみ出した、ゴタク及び駄文、未編集ノーカット版なので読まれる方はいつもの大人の対応と自己責任でどうぞ。

1950年代のジャズや英国オリジナルのビートルズなんて、今やオリジナル盤のモノラルなんてどれも目が飛び出る様な価格で取引されていますが、1970年代の時代の空気感ではステレオの方が新しくてカッコいい訳で、モノラル音源でもってた盤も、新しくステレオ表記で再発されたら態々ステレオ盤に買い直したり、両方選べた時は積極的にステレオを選択された方の方が遥かに多かった事でしょう。とどめに4チャンネルステレオとかね。
それはCD発売時にも言える事で、態々優秀なアナログ盤や造りの良いプレーヤが手元にあるの手放して、無条件にメディアが垂れ流すデジタル高音質半永久の謳い文句と、この国特有の古い物を馬鹿にし笑い物にし貶める風潮そのままに、半ば思考停止状態の様な購買行動で、僅か数年でアナログからあっという間にCDに切り替わった事でも頷けます。一般人ならともかく相当なマニアまでもがね。
先日TV番組でタレントが道を訪ねた地元民が、T字路(ティージロ)を丁字路(テイジロ)と答えた事を、さもT(ティー)の発音が悪い田舎者の様に嘲笑うような編集をしていましたが、自分たちが馴染みがないだけで本来の美しい日本語を笑ってみたり、ただ古いと言う理由で新車売りたさに旧車に異常な高額な課税を課したり、先日町議会選挙に富士山が見えないから、公園の樹齢何百年の立派な木を切り倒すみたいな公約掲げて出て来たゆとりみたいな候補者とか、このウンザリする様な行動や思想や志向が一定の市民権を経てまかり通りいつの間にか主流になって、いつの日か丁字路が駄目でT字路が正しくなってしまう辺りなどが、結局モノラル捨ててステレオ買ってLP馬鹿にして捨ててCD買って4:3テレビを無理やり放送もしてないワイドテレビに置き代えさせて、それを横伸び補正技術で画面いっぱいに伸ばしてごまかして、更にデジタル化名目でデジタルチューナーさえ繋げば使えるアナログ用モニター全部廃棄させたり、全村上げて明るい未来の原発誘致して取り返しのつかない事態に追い込まれてそれでもまだそれにしがみつきみたいな事を繰り返した、私自身がそれ(原発じゃないよ)を大量に販売する側に加担した事を含めた、こういう行動容態と本質的には何も変わらないでしょうね。
だから今になって1970年代のアナログ製品が中古相場で異常な高値を付け、1950~60年代のモノラル盤がオメメの飛び出る様な高値で取引される事態に陥るのですよ。
古い物も新しいメディアも緩やかに互いが共存しつつ、良い物は良いで末長く残りどうしても代替えが効かない物から徐々に新しい物へと入れ替わる風潮ならばこんな事になろうはずも無かろうにネ。自戒の意味を込めて・・・
私は初めてオーディオが買える身分になった時に、予算的にはヤマハのGTが買えたはずなのに、ボタンたくさん付いて光り物満艦色でジョグダイヤルまで搭載したテクニクスのCDプレーヤーがカッコよく見えて黒い円盤がダサく見えてしょうがなくて、結局後者を選んでCDを聴く様になった、今となっては痛恨の選択をした人間です。
その後テクニクスのCDプレーヤーは彼らの事業終了と共に修理もして貰えないゴミとなり下がり、当時見送ったヤマハのGTは、それ自体への現在のヤマハと言う企業の対応は最低ですが、物自体は軽く30~50万近い価格で取り引きされる存在として今でもマニアの間で人気ですネ。