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最近二眼レフカメラががブームなのだとか。
街でカメラ女子とでも呼ばれてるのかな、その子たちがそういったカメラを下げている姿を見かけて感心したりしています。
私自身は学生時代にカメラを道具として酷使する立場で接していたので、多くの周りの学生達がニコンF2或いはF3、キャノンNewF-1やT90を使い、丁度ニコンF4やキャノンEOS-1と言った、漸くプロの使用に耐えうるAF機が市場に出回った頃に、撮影手段の道具としての速写性や機動力優先の思想でファインダーを覗いていた身には、どうにもクラシカルなスタイルのローライフレックスやリコー、ヤシカにミノルタと言った二眼レフに特に何の感慨も持てませんでしたが、今改めて触ってみるとその精緻な構造や機構に惚れ惚れしてしまいますね。
もう少し若い時分にこう言った物の素晴らしさを理解出来ていればなぁ、と、ドイツの職人が造った機械を見るにつけしみじみと思います。
勿論当時は月に100本近いフィルムの撮影と現像に暗室籠って焼きつけと大変慌ただしかったので、このタイプのカメラでのんびり露出計片手に光量図って機械式カメラにその数値設定して一枚一枚シャッター切って、ましてやブローニーフィルムでなんて状況では無かったですけどね。
ある程度歳を重ねてきて、特に締め切りも期限も機動性の確保の必要もなく、一枚の画を丁寧に時間を掛けて撮って良いんだと気が付いた時に、急にこのタイプのカメラに魅力を覚えました。
二眼では無いですが、ゼンザブロニカを手に入れたのも40歳過ぎてからで、学生の頃は、自分より遥かに年配の方や一部教授が固執した、どうにもダサくて重い機械に見えて、まるで魅力を感じなかったですが、実際このブロニカで撮影してみると、機動性以外では35mmカメラでは全く歯が立たない存在である事を教えられ、上がったフィルムをルーペで覗いた瞬間に驚愕した覚えがあります。
実際に四つ切程度で焼いた画など見ると、その奥行き感と深淵性、粒状感の滑らかさに画の立体感に、ある種の恐怖に近い感情を覚えます。

話が長くなりましたが、私達でんき堂スクェアは純粋なオーディオ店ですが、店主の氏素性の関係で多少カメラも理解出来ています。
オーディオをやられる方もカメラを嗜む方もその両者の根底には相通じる空気がある事に気が付きます。
ソフト主導のデジタルカメラには全く疎くて申し訳御座いませんが、そんな流れで多少の光学機が私達の手元にも入ってくる事があります。

 

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今回は、何年か前に入手したローライのB-1と呼ばれる規格のオリジナルのメタルフード、ケース付きで必要な方へご案内です。

 

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程度も良い方ではなさそうですが、オリジナルを求められる向きには宜しいかと思います。
主にローライコードVb等に用いるタイプですが、詳細はこの写真を見て理解できる方へどうぞとだけ申し上げ、カメラ専門店では無い価格でのご提供です、とだけ述べさせて頂きますネ。

 

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個人的にはローライフレックス用メタルフードB-Ⅲが欲しいなぁ、後カニ爪じゃない時期のストラップも・・・

Rollei F&Hロゴ入りメタルフード B-1 程度それなり ロゴ入りオリジナルケース付き
中古販売価格6,000円(税込)

完売しました。

TEL:0466-20-5223 (お問い合わせはこちら)