e250

 

今日これを書いてる時点で夏至の日。
一年で一番日の長い今日、もう今年も半分近く経ったかと思うと時間の過ぎる速さに恐ろしさを覚えます。

それはそうと、でんき堂スクェアでは現在ラックスマンキャンペーン絶賛開催中
どんどん素敵なラックスマン推して行きますよぉ~

今日はフォノイコライザーのご紹介、LUXMAN新製品、E-250

世の中はアナログブームと言う事で、それに纏わる色々な物に光が当たっていますね。
ところがどうもそのどれもが極端に感じられる物が多く、つまり凄い安いか凄い高いと言った塩梅で、アナログ製品が最も輝いていた70年代中後期の市場に揃っていた価格的中間ゾーンの製品群が非常に選びにくい。
プレーヤー等その顕著な例でしょうね。
何しろ基本的な操作や使い手の意思を反映できるユニバーサルタイプのアームを積んだマニュアル機が、具体的に言えば当時のパイオニアやデンオン、ヤマハ辺りの当時10万円未満だったクラスの同程度の物を求めようとしても30万では足りない状況です。
物価的に見れば現在のそれが当時の価格の二倍程度はしてもやむを得ないのですが、市場に並ぶ物が3万円以内で何でもありのプレーヤーと100万以上注ぎ込んで漸く形になる様な製品ばかりでは、健全な意味でのアナログブーム等とは手放しで喜んでいる場合いでもないでしょう。
趣味としてのオーディオですから、作りの良い物を購えばお金が掛かる事はどなたでもご理解は頂けるはずですが、やはりそれぞれの生活に於いての趣味ですから、物には限度、風呂には温度がありましょうが、限度も温度も個人差は当然あるので一概に断定は出来ません。
要するに「いいな、コレ買いたいな」と思ってもらえる範疇で皆さんに選んでもらえる物が私は正しいと思っています。

プレーヤーの問題は次回に譲りますが、フォノイコライザーも丁度いい物が少ないんですよねぇ、価格的にも機能面的にも。
今回のラックスのこのE-250、これはそんな状況下でよくぞまぁと賛辞を送りたくなる内容と価格です。
価格的には中級と言って問題無いゾーンでしょうが、機能面は大概のモデルより充実していて、カートリッジごとの特性に合わせた細かい入力設定への対応に加えて、Wアームや二台使いに対応できる二系統の入力保持、モノラルモード、ローカットスイッチ、消磁機能等、フォノイコライザーに求められる殆どの能力や機能が全て搭載されています。更にMCカートリッジの対応にはトランスを用意
と、大量生産大量販売による低コスト化が到底望めないこのジャンルの製品に、これだけの能力をこの価格で臨むラックスマンの真摯な姿勢が伺える間違いなく良品です。
確かに同価格帯に選択出来る同レベルの製品は幾つか見受けられますが、多岐に渡る使い手の幅広い要求を一手に引き受けられる存在として、このラックスマンのフォノイコライザーは間違いなくアナログユーザーのどなたにも安心してお薦め致します。

最後に、プリメインアンプをお使いで内蔵のフォノイコライザーでアナログを再生されている皆様に蛇足ながら申し上げます。
確かに一部高級機などは随分凝ったイコライザー回路の搭載など謳うモデルもありますね。
ただ誤解の無い様に申し上げると、このE-250の様な単体のフォノイコライザーは、ここ最近数の増したフォノ信号非対応のラインアンプの為に存在する物等では決してなく、大概のフォノイコライザー内蔵のプリメインアンプ使用ユーザーの方々にとっても、もし趣味としてアナログ再生に取り組んでおられるならば、このクラスのフォノイコライザーの導入で間違いなく1ランク上の世界を覗き見る事が適うと申し上げさせて頂きます。
例えば中上級クラスのフォノイコ内蔵のプリメインアンプユーザーの方が、適当なプレーヤーにDENONのDL103程度の針でキチンとセッティングが出来ている状況下であったとして、10万円程度で新たにカートリッジとフォノイコライザーどちらか選びませんか?という話になると、大概の方、殆どの場合、イコライザーはアンプに入っていると言う理由で10万円の針を欲しがられます。
そこには針で10万円って一体どんな音がするんだろうという純粋な憧れも感じ取れます。
一般論針を変えた方が音が変わるというか音の支配力が強いという傾向の解釈ですね。
確かに針を換えれば音は変わります。
しかしアンプを換えればもっと変わります。
知ってる積りの針からまだ聴いた事がない音が出てきます。

お金の使い方は自由なので細かい指図は勿論致しませんが、一度物の視点を変えて、同じ針からフォノイコライザー次第で如何様にも音は変わるという体験も、是非皆様にして頂きたい物ですねと書かさせて頂いて今日の結びと致します。

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