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写真の右を御覧下さい。
この仕事を長くやっているとごく当たり前の様に見掛ける一般的な光景です。メートル辺りは結構な金額を張るケーブルをお使いになる方は多いのですが、ただ剥いて捩って繋いだだけという方々がまた実際の所ほとんどです。写真で確認頂ける通り撚り線を捩って留めているという事はこういう形になります。あまり美しくはないですね。機器間を接続するケーブルの役割は、信号の確実な受け渡しです。使われている線材やグレードに拘るのも勿論大事なのですが、その確実な受け渡しの根本的な部分に関わる接続部に対して、見過ごされがちなものを感じます。

写真の左を御覧下さい。
右に写っているのと同じケーブルを先端を切り落とした上で、端末加工処理を施し仕上げを美しく整えた物です。長年の使用に伴いケーブルの被覆も相当汚れておりましたので、綺麗に拭き取りました。さて、皆さん、どちらも線材は全く同じです。左右のケーブルが同じ音だと思いますか?
商品を商う立場としては、皆様がどんどん新しい物に買い替えていくのは勿論歓迎です。しかし、20年経ったケーブルが被覆が溶けて銅線が酸化でもしてない限りは、黒ずんで縮れて団子になった両端を剥き直せば新品同様です。更に、この様な綺麗な加工を施す事によって確実な接続を得てオーディオが鮮やかに蘇る事は請け合いです。
同じく新規にケーブルを興される場合も私共は綺麗な端末の処理と接続を皆様にお薦め致します。新規購入時は勿論の事、写真の様に今お手元でお使いのケーブルも、遠慮無くお持ち込み頂き、お客様の予算に合わせた形でリ・ケーブルする事を喜んでお受け致しますので、どうぞ今お使いのケーブルをお持ちになってご来店或いはお問い合わせ下さいませ。
最後に、余計なお世話ですが写真に写っている様なケーブルは15年位前には、大型家電量販店にいくらでも並んでいました。専らそういう所とは取引が得意なブランドだったものですから。

だからってその黒ずんだケーブルを、かつて購入したお店だからといって
「手数料払うから綺麗にしてくれ」
と言って持ち込んだところで、全く話が通じないか
「少々お待ち下さい」
と言われたまんま、延々と待たされた上に何故かメーカーのサービスに電話している様な頓珍漢な行動を横目に見ながら、何故だか最初に声を掛けたのとは違う人間が出てきて、
「申し訳御座いません、当社ではそういったサービスは行っておりません」
と言われるのがオチです。
よって、初めから結果が分かっている上に不毛で不用な無駄な時間を使わない為にも、皆様どうぞ、かつて大型家電量販店の売り場で購ったケーブルでも全く問題ございませんので、私達でんき堂スクェアか、近所の気持ち良く作業を面倒臭がらずに受けてくれる様な志高いオーディオ専門店をぜひ訪ねてみて下さい。
もし近所にその様なお店が見つからなかった場合は、ご遠方の方でも遠慮無く一声ご連絡頂いた上で、私達のお店まで復活再生されたいケーブルをお送り下さいませ。

TEL:0466-20-5223 (お問い合わせはこちら)