皆さん今晩は、やっぱ今タイムリーに聴くべきは超人気男性アイドルグループっしょ!
とのっけから書き出すと

『またこいつはなんか余計な憎まれ口叩こうとしてるよ』

と期待を胸に身構えた一部の皆さんごめんなさい、どうも生まれる時代を間違ったらしい私の知ってる超人気男性アイドルって、モンキーズとかベイシティローラーズなんですよ、勿論。と言う事で、

『へぇへぃうぃわずぃもんきぃ~ず ♪ 』

などとと鼻歌交じりに久方ぶりにコチラでお仕事です。因みに現在土曜の夜です、まぁどうでもいいか(笑)

さて、その皆さんが知ってる男性アイドルグループが私の良く知るそれと一緒かどうかは些か不安ですが、モンキーズとかはやっぱりオリジナルのレコード盤で聴くと成程大したものなのです。80年代のリバイバルブーム時の当時の世相を象徴するかのような薄い再発ビニール盤とか、安易なベスト盤の格安CDが酷い編集と音質で彼らの本来の良さを随分と貶めてくれたので、世間一般の彼らに対する安易なステレオタイプ的イメージである『演奏も出来ない寄せ集めの売る為だけの大人の都合で作られたグループ』と言う安っぽいイメージを、実際に間違ってはいないけど的を得て居るともいえないその風評を、十分には覆せないどころか悪い方に増幅するには申し分ない物でした。
そもそも現在のアイドルこそがその論法の最たる物なのでしょうが、彼らが出て来た時代は『本物の音楽とかロック』みたいな存在を神聖視する傾向が強かっただけに、キャッチーさを前面に押し立てて、4人のとぼけたお兄さんのドタバタコメディのTV放送とCMでの露出、それに並行してのレコード発売とコンサート回避と言う形でデビューした彼らに付いて回る印象は、デビュー後50年以上60年近くが過ぎ、カリフラワー頭のミッキーを残してメンバー三人が鬼籍に入ってしまった今尚、未だになかなか拭えないのも事実です。
かくいう私も彼らのオリジナル米国盤やモノラル英国盤、日本盤でもワン公失礼ニッパー犬ロゴがVictorの横にプリントされている時代の、盤が厚手の仕様を耳にするまでは、彼らの曲自体は好きでもその音質はアイドル故の適当な録音音源なのは仕方がないのだと勝手に納得しておりました。
因みに彼らは実際には、舞台俳優あがりの英国人とホームコメディドラマでの人気子役出身者、更に売れてはいないけど実力のあった二人のミュージシャンを加えた混成で、カメラや聴衆の前でのパフォーマンスの部分においては、デビューの段階で既に十分な物であった事と、その音楽を支えた作詞作曲及び録音ミュージシャン達は錚々たるメンバーであった事も書き添えておきますね。

閑話休題、そんな彼らをまぁ所詮アイドルって捉えるのも良し、一度オリジナル盤を耳にしてみるのも良し、皆様の耳にそれがどう届くのかはそれぞれに委ねますが、なんであれキチンとそれを知るにはまともに整備されたオーディオが必要なのは論を待ちません。その上でやはり音出しの最初の要はレコード針と言う事になりますが、少し良いプレーヤーを持てば当然針もシェルもリード線にも選択の自由が伴います。
せっかく手に入れたそう安くもないオリジナル米国盤を、やはり米国のエンパイヤの針で聴いてみたいな、なんて贅沢を愉しむのも悪くはないじゃありませんか。そうすると今度は軽針圧傾向の華奢なボディのこのカートリッジには、あまり重くないシェル奢ってアームへの荷重の負担を減らして軽快に響かせてみたいなとか、メンバー中唯一の英国人のディビーの『灰色の影』での鼻に掛かった声を柄沢さんとこのK’sRemastaのリード線あてがえば気持ちよく聴けるかな?等と、たかがアイドルグループされどモンキーズでも相当遊べる訳です。

 

 

それでは実際にシェルにカートリッジ、今回はエンパイヤを据えて、勿論使うプレーヤーに適切な針先位置調整即ちオーバーハングを合わせる訳です。尚使用プレーヤーは先日登場したばかりのDP-3000NEを用意しました。コチラはシェル根元位置から見ての針先位置は50㎜、つまりここ暫くのDENONの主力モデルであった500/1300系列がそれを54㎜に指定してあった事を知る人からすれば、今回のモデルが選択した針先位置に対しての驚愕の事実に気が付くのですが、まぁ誰も驚いてくれないかな、とても大事なんだけどね。つまり古のデンオンのプレーヤーの基準値に立ち返った訳で、今回DP-3000NEが採用したアームは1980年頃に存在して居た同社のDA-309そのものなのですが、その話はまた別項に譲るとして、本日は話が長くなりすぎたのでま後日!

 

続きは『秋の夜長に超人気男性アイドルグループをレコードで聴く②』で、実際に書きあがりましたら、⇧コチラをリンク状態に致しますのでそれまでは暫しお待ちくださいませ…

 

30年前だったかな、今話題の変態オーナーが支配していた芸能事務所所属の、その頃丁度人気が出始めた話題のアイドルグループのTV番組をたまたま目にした僕はその内容に思わず

『このモンキーズショーをパクった様な番組はなんかの冗談ですか?』

と極めて素直な感想を洩らしたら、モンキーズは知らないけどSMAPとかには詳しい女の子達の顰蹙を大層買ったのも今は懐かしいですね…

 

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