皆様こんばんは

5月に入ってコチラに顔を出すのも全くのご無沙汰です、引き続きケーブル作製作業とか衛星ラジオの番組ゲスト収録お呼ばれ連続3本とか、要するに相変わらずの忙しさだったんですよ、ごめんなさい。その間世の中でも実に色々な出来事が御座いましたね、皆様はつつがなくお過ごしでしたか?
業界的にはオンキョーがいよいよ完全に逝ってしまった事が最大の話題でしょうか、私個人としてもこの業界で販売側として最初に関わる切っ掛けは実はこのオンキョーだったので思う処は多々あるのですが、まぁその辺の事はもう少し落ち着いたら書きますよ。何一つ個人的には哀れみも喪失感の一つも湧かない30年間に及ぶ彼らとの出来事を、オーディオブランドを標榜しながらオーディオ専門店にはろくな条件も提示しないでひたすら家電量販店に媚びとヘルパーと呼ばれる無償の人的保障と特別条件品と山盛りのインシュレーターと展示什器と廃棄前提のカタログとバックリベートの伝票の束を提供しねじ込み続けたオーディオ愛に満ちたその行動を、30年に亘って色々な立場で関わって来た当事者目線でね。

閑話休題、元パイオニアの関係者(←今回のオンキョーの一件で、買収内包されていたパイオニアブランドも一緒に吹飛びましたが、それとは別件です)が10数年以上前に立ち上げたCAVブランドが御座いまして、真空管を中心としたオーディオ製品を展開しています。今回その彼らの展開する製品中で、時期的な入れ替わりや更新の関係で、当店との仲と言うと偉そうですが、実際に普段より大変良くして頂いてる関係で特価商材を用意頂けました。

5881/6L6真空管をプッシュプルで素直に組んだアンプです。詳細はコチラにリンクを貼っておきますね。価格から考えると随分贅沢に真空管もトランスもシャーシも奢られた造りで、フルサイズボディ(←所謂42~47cmの横幅で造られた機材)ではないのにその総重量は18㎏を超すと言う、一昔前の誉め言葉で表現すればコスト度外視の様な構成です。
恐らくこの豪勢な内容でも、このアンプを企画/設計した10年前当時はそれでもまだ利益は計算出来たのでしょうが、昨今の社会情勢を語る迄も無く、今後この内容で価格を維持していく事は間違いなく無理でしょう。仮にこのままの内容で生産継続するとすれば最低5割は値上げするか、価格を維持するなら造りと内容を半分程度に簡素にするしか無さそうですね。
故にメーカーとしては一旦生産を諦め手持ちの在庫を手放すと言う流れになり、数台が当店の預かりとなったと言う訳です。勿論メーカー保証の生きた在庫品扱いで、数台と書きましたが、ここに紹介する前に箱積状態で店頭において判断の早いお客様方の目に留まり、最早残り一台となった次第。間違いなくお値打ちと言う事ですね。販売当時の税込標準価格が148,500円、今回ラスト1台限りの100,000円税込み、軒並み物価もオーディオ製品も値上げが予想される今、こういった理由での特価品の選択は悪くないですよね、お早めにどうぞ。

完売致しました、ご成約有難う御座います

お値打ちの真空管AMPでオーディオを組んでみませんか?→0466-20-5223