皆さんこんばんは。今朝は昨日の荒天と打って変わって台風一過みたいな気持ちよい天記でした。午前の静かな時間をラバー・ソウルなんか聴いているとつくづく幸せな気分になりますね。

 

 

さて、以前からご案内しているAETのステンレス製中空螺子のご案内です。
2.6㎜径のステンレス螺子の中心に約0.9㎜の孔をうがいてあるという、アナログカートリッジ再生における取り付け螺子の重要性を改めて知らしめた驚異的な効果のアクセサリーです。螺子の中心に孔が開いただけで、なぜこれほどアナログ再生時の解放感を得られるのかは正直なところ私には正確に説明は出来ません。が、もともと螺子の材質によっておおきくその再生音が変化する事自体は以前から知られていて、一般的なアルミ製の他に真鍮やチタン、ステンレス等が音質追及型製品として流通しています。
今回ご紹介のこちらはステンレス製で中心を孔が貫通している中空構造、製品としては8.5㎜及び12.5㎜各二本のセット売りで13,000円ほどします。たかだか螺子でそりゃ高いよとまぁ普通の感覚なら思うでしょうが、さて、二本で6,500円だとして、今お客様のアナログシステム上で、アクセサリーで6,500円分の何かを施してこれ程の効果を得られるものが他にあるでしょうか?
勿論どんなアクセサリーであっても適切に効果的に用いれば、必ず価格の多寡に関わらずにオーディオは何かしらの変化を得られるものですが、その効果が投じた金額に必ず一致すると能天気に言うほど私もあまくありません。

 

 

そんな中でコチラのAETのアナログカートリッジ用螺子は間違いなく、螺子としては高いが効果としては安いと言い切って間違い無いと思います。発売以来知る人ぞ知る的な感じで静かに広まりながら、今では当店での人気アクセサリーの地位を占めています。ただ残念ながら、今までは製造上の都合でその長さは首下から計測で最長12.5㎜まででした。メーカーとしてはそれで十分と考えての製品化だったのでしょうが、当店に限らずNHKを初めとした放送業界他、日本中のアナログファンにはお馴染みのDL-103に対しては残念ながら取り付けにはその長さが足りないんですよね。
それで今まではどうしてもDL103+中空螺子の効果を体感頂きたい方には、SHELTERのModel1011と言う、僅かに薄型で手掛け部に螺子が切ってあるシェルにギリギリで装着していました。勿論コチラは大変良いシェルで使い易く、お勧めの組み合わせですが、お客様毎に使いたいシェルは各社各製品と多岐に亘るでしょうし、既にお使いで手元にあるシェルも自由に使えないのは物足りない思いでしょう。
当店としてはこの素晴らしいい螺子の効果をより広く皆さんに体感頂きたく、発売以来本来2種4本セット売りの製品を、当店のみ8.5㎜或いは12.5㎜の各2本づつのバラ売り対応までして訴求に努めながら、AETさんに対しては長尺タイプの一日も早い供給をお願いし続けていました。
そうこうして待つこと1年ちょっと、漸く15.5㎜の発売が開始されました、これで市場の大概のシェルとDL103系列の中空螺子取り付けが可能となりました。これは嬉しいですね、しかも取り扱いは基本的に当店のみ!
その理由は分かりませんが、既存製品としての8.5㎜/12.5㎜各組4本セットに変更は無く、かつ15.5㎜仕様の単売予定は無いそうなので、当面は長さに関わらず必要な長さを2本のみで購入できるのは『でんき堂スクェア』だけの施策となりそうです。お使いのカートリッジをお持ち込み頂ければ勿論取り付けにも応じます。その際に合わせてリード線の交換等も是非どうぞ、正式発表はまだしていませんが、当店オリジナルのMIL規格線使用のリード線が今とても好評ですよ。

 

 

写真は先日も紹介させて頂いた、DL-103へ当店オリジナルの欅ボディ換装を施しリード線は先程のMIL規格線、螺子は勿論AETステンレス製中空螺子15.5㎜、かつ螺子の長さを活かしてスペーサーも噛んで有る姿です。そもそもDL103の音とは何であるのか?と言う疑問が湧いてくるほどの変化は、コチラを手にした全てのお客様方からの共通した感想です。勿論一般シェルに素組のDL103でもこの中空螺子を用いるだけで十分楽しんでいただけます、皆様のオーディオスタイルに応じてどんどん中空螺子をお使いいただけると良いと思いますね。

 

でんき堂では8.5㎜/12.5㎜/15.5㎜の三種のAETステンレス製中空螺子を用意して皆様のご来店、ご注文をお待ちしています!勿論取り付けも致しますよ→0466-20-5223