皆さん今晩は、連日冷えますねぇ。
でんき堂は神奈川県にあるので、当店の入るビルの飲食店は、今回の非常事態宣言に呼応して店を早仕舞している様子です。表にに出たら電気が消された真っ暗の通路の状態に、店舗に残って作業のある私は寒さも相まって心底震え上がりました。

さて、暗闇のビルに残って今日もお仕事です。

 

 

年明け後もでんき堂の仕事は変わり有りません。今回はお客様が自作用途に入手されたままに、諸般の事情で手を付けられずになっていた切り売りの電源線を、お預かりしての新たな一本の作成です。ケーブルはアコースティックリバイブのPOWER STANDARD-Triple C8800と言うメートル当たり8,800円もする大変高価なものですね。高価であっても切ったままではただの線材ですから、プラグを誂えて是非とも価値ある電源ケーブルへと昇華させたいですよね。線材端末を両端剥き終えたら毎度お馴染みのQED AIRLOC処理応用の角圧着処理を施し、FurutechのFI-11/11MのCuタイプを用意して強固に締め上げます。シースにはお客様の好みをお伺いして今回は赤色を被せました、なかなかパワフルな見栄えで個人的にも気に入ってます。出来上がったら安全確認も兼ねての音出し後、納品となります。
皆様も手元に手つかずの電源線があって作成に躊躇された際には、是非当店までご相談くださいませ。他店購入のケーブル、プラグ持ち込み歓迎です。個人作成の手直しやメーカー製のリフレッシュ作業も喜んで応じておりますよ。昨今の状況もあり、例年以上に近所遠方問わずに送り込みも増えております。ご来店頂かなくとも確実な作業はお約束できますので、電源作成などが気になった方は一度当店まで相談くださいませ。

 

 

お次は昨年末の発表以来人気著しい『中電』のMMカートリッジ、MG-3675/楕円針12,600円税込みです。同時に丸針のMG-3605も発売され、その人気は完全に拮抗しています。敢えて言えばオーソドックスで安心して聴き疲れない丸針の3605、現代的な解像力を眼前に提示する楕円針の3675と言った感じでしょうかね。
今回はその楕円タイプのMG-3675に対して、でんき堂が扱いを得意とする肉厚シェル(約6,000円ほど)を用意し、リード線の鬼のKS-Remast柄沢さんが用意した銅単線のKS-VWS-SpiritⅡ/11,000円税込みを奢ります。このリード線は決して扱い易い作りでは有りませんので、柄沢氏も常々腕の確かなお店に装着は任せてほしいとおっしゃってますね。幸いにして当店はその任せて問題ないお店として柄沢さんにOK頂けております、嬉しいですね。
ところで、そう高価でもないMMカートリッジに対して、強度のあるシェルや高価なリード線を奢って意味あるのか?と感じた方もおられるかも知れません。特にそういった方に対して何か理屈でねじ伏せるような気持ちも私には御座いませんが、気になったら是非試して頂きたく、その取り付けは是非お任せいただきたく、まだ知らない世界がある事だけは確かですよと記して今日はおしまいです。

しかし冷えますね、今日は…

 

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