皆様今晩は
懐かしの給食当番マスクを2枚も頂けるって話に匹敵する掴みがどうしても思いつかないので、今日は枕は抜きでいきなり本題です。まぁそりゃ国家権力の中枢が国費即ち税金を数百億円投じて実行する必殺のジョークに、僕レベルが頭で考えた程度では如何ともしがたく、こりゃモンティ・パイソンの連中でも呼んで来ないと太刀打ちできないレベルのジョークだな・・・

 

 

さて、写真は英国QEDのスピーカーケーブル Signature Revalation の端末作成作業に取り掛かっている姿です。同社のフラッグシップモデル Genesis Silver Spiral を手頃な価格で楽しめるように企画されたされた新製品で、低インピーダンスを維持するために、テフロン誘電体を採用とのこと。
手頃な価格とは言え、あくまでも最上級機との対比の話であって、1mあたり6,000円もする様な高級品で、構造も上位機種譲りの凝った内容即ち作業手数も凄いです。勿論それは、彼らが理想とする音楽再現性の為への理想のアプローチなのですが、故に大概の方にとっては、切り売り状態のこの線から自力の処理でその理想形に近付くのはまず無理と言い切ってもいい、専用工具やプラグを含めた一種のシステムなのです。QEDは大変良いケーブルなのですが、そういった理由も踏まえて、このケーブルは是非QED AIRLOC処理対応可能のオーディオ専門店にご依頼下さいませ。
私が把握する限り日本国内ではAIRLOC処理対応店が当店を含めて3店あり、輸入元に伺う限り、それに用いる専用プラグを仕入れている数は当店が圧倒的との事ですが、日本に入荷したプラグの7~8割を当店が消化する事をそう呼んでいいのかどうかは、同じくそれを扱う何かと煩そうな販売店もおありの御様子なので、私自身から申し上げるのは差し控えて判断は皆様にお任せ致します・・・
尚、QEDケーブル自体は、本来AIRLOC処理前提構造かつ処理用の工具が専用品であって、市販流通品では無理なのです。故に実質個人処理は不可能に近いのですが、有名な大型カメラ家電量販の店頭でQEDのこのクラスを在庫で切り売りする姿を目にするに、彼らはこのケーブルを買って下さったお客様方にいったいどうやって使って欲しいのだかは大変気がかりですね。
当店では他店購入のケーブルの持ち込みも勿論喜んでお受けしていますので、是非AIRLOC処理だけでも申しつけ下さいませ。実際に当店が端末処理するQEDスピーカーケーブルの3割程度は、切り売り売り散らかしフォローなし系超大型カメラ家電量販店で、そのケーブルが、まさか個人処理向きに適しては居ないとは知らずに説明も受け(られ)ずに購った方々が、途方に暮れた後に当店のサービスを見つけ出せれての御依頼ですよ。

さて、回りくどい話が過ぎました、ごめんなさい。
写真の様にこのSignature Revalationは各線がドレンを 取り囲むように10本の各々の撚り線状態の線材で構成されていて、それぞれが更に被覆に覆われています。即ち上の写真の姿から更に10回の被覆剥きだし作業が生じます。アンプ側左側chプラスマイナス外皮を2回剥いて中を10回づつ剥いて、これで22回ですね?よってスピーカーケーブルとしてのステレオペア分一セット剥きだすのに88回の剥き作業が必要となります。因みに最も構造がシンプルなケーブルならば、一般論左右上下流プラスマイナスの8回の剥き作業で完了ですから、工程数が11倍、手間も時間も相当の・・・
故にこのケーブルの仕上げは通常のAIRLOC処理料金に加えてどうしても追加料金を頂戴しておりますが、そこから得られるこのケーブルの完成系が皆様のオーディオシステムもたらす音楽再現性は、これはもう体感体験して頂くしかないと、正直私の語彙での文章力での説得はほぼ諦めかけています。要するにそれを知る人と知らない人の間に横たわる溝が、少し深過ぎるなぁ、と感じている次第と言う事ですね・・・

 

 

はい、完成。今回はプラグ全体から導体まで深く伸縮チューブを被せて高級品の見栄えを愉しんで頂く仕様と致しました。AIRLOC処理依頼時に多少の追加料金で承れますので一声お掛け下さいね。

 

QEDケーブルも AIRLOC処理も他店購入品の持ち込み処理も『でんき堂』までどうぞ、来店叶わぬ遠方の方でも勿論構いません→0466-20-5223