皆様今晩は

巷では、先日最終日を迎えた『100日後に死ぬワニ』って言うツイッター上で公開されていたWEB漫画が話題だったようですね。
内容やその賛否はここでは触れませんが、読者にその結末を予め提示した上での擬人化されたワニの何気ない毎日の繰り返しが、100回の連載を繰り返して最終回に至る所が表現として斬新だったようです。
で、何を言い出したかと言いますと、このままでは

『100日も持たない業界』

って言われても仕方ないオーディオ業界の状況なので、私達でんき堂も精々頑張りますので、オーディオと音楽を愉しむ皆様方、当店及びオーディオに専従する全国のオーディオ専門店を何卒宜しくお願い致しますと、まぁそう言う事です。
因みにオーディオが売れても売れなくても社業自体が傾かない超大型家電カメラ量販店の事は、取り敢えず脇においてお考え頂ければ尚更宜しいかとは個人的には思いますが・・・

さてお仕事。
でんき堂では各種オリジナルケーブルを作成していて、勿論その音楽再現性での皆様からの評価頂ける事が何よりですが、5~10cm単位での細かな長さのオーダーや、お客様の要望に沿った追加加工でも評判を頂けています。
今回はそういった細かい何かしらの要望を頂いた、市場レギュラー品ではなかなか得られない作例を3点ご紹介致します。

 

こちらはデジタル用同軸ケーブルです。MIL規格の22AWGの同軸構造線を使っています。普段当店のオリジナルケーブルで使っているswitchcraftの米国流通仕様で、日本ではあまり店頭では手に入らないオリジナル3502(良く見かける“3502A”にあらず。先端孔開きショートボディ仕様)と一見同じ様に見えて実はRFタイプ( =Radio Frequency / 高周波対策仕様 )のプラグを使ってあるのが特徴です。その型番は一応企業秘密とさせていただきます、すいません。写真は20cmと言う極めて短い仕様をお客様の要望で作成致しました。
標準としての1.0mならば8,900円税込、10cmの増減なら175円を足し引きでお作り致します、即ち30cmならば7,675円、2.4mならば11,350円といった具合ですね。

 

 

こちらもMIL規格同軸線を用いた、ステレオミニプラグ⇔RCAステレオケーブルです。どちらもswitchcraftの端子で作成してあります。スマートフォンやウォークマン系のステレオミニジャック出力にもよりよい音を求めての、このタイプのケーブルの、これだと言う物になかなか巡り合えない方々から非常に高い評価を頂戴出来ています。勿論長さも自由に応じられます。
1.2m標準として10,050円税込、10cmの増減に対し350円の足し引きで応じられますので、0.9mなら9,000円、3mなら16,350円ですね。

 

 

こちらは当店で一番人気があって評価も高いMIL規格同軸線使用のRCAタイプのステレオラインケーブルです。22AWG同軸線に先程のオリジナル3502で組んであります。0.9mを標準として15,850円、10cmの増減毎に350円の足し引きで対応致します。例えば5mなんていうのも作れますよ、30,200円です。音声ケーブルは、長い程音が劣化する様なイメージが御座いますが、この同じ仕様のケーブルの0.6mの仕様と5mのを店頭で比較してみて、少なくともその環境下では何の変化も無かったと言う、なかなかの性能を誇ります。
写真はお客様よりの要望で、見えない部分ですが使用する半田に注文が入って居て、更に今当店では非常に注文の増えて来ている中村製作所のアモルメットコアを、今回は特に多めに手挟んであります。
やり過ぎと言えばやり過ぎかもしれない姿ではありますが、確かに効果が体感できる訳でして、こちらからこうするべきと言う押し付けは当店は基本的には致しませんが、お客様からの要望が、私の技量での対応の範囲で有る限り、喜んで各種要望承りますよ。

 

今後とも『でんき堂』及び、全国の真摯な姿勢のオーディオ専門店に引き続き皆様の応援を宜しくお願い致します→0466-20-5223