皆さん今晩は、ここでお会いするのは台風前夜の更新以来ですね。
いつもなら台風で大変だった話などを話の枕に持ってくるのでしょうが、各地から伝わる嵐の過ぎ去った後の惨禍を見るにつけ、とても気軽にそういった話題を触れられない様な状況でしたので、被災された皆様の一日も早い日常生活への復帰と平穏を願い、この話題はここまでといたしますね。

さてお仕事。
引き続きQEDのAIRLOC処理を全国よりお受けしています。私自身がまだ見ぬ組み合わせも沢山あります。値段や性能の多寡に関わらずに組み合わせたケーブルの性能を活かしきる、QED AIRLOC端末処理を未だ未体験の方々から、様々なケーブルとQED AIRLOC組み合わせの御依頼を心よりお待ち申し上げ致します。以下にここ数日間の処理例を紹介致します。

 

 

こちら一頃かなりの人気を誇ったカルダスケーブルです、勿論今でも人気はありますが、私が秋葉原の老舗にいた頃だから20年近く前かな、毎日の様にカルダスケーブルが次々と売れて行く様なイメージの時期がありましたね。
このケーブルは正にその頃に、現在当店にお越しのお客様がその秋葉原の老舗で求められたケーブルとのことで、それじゃその頃私はお客様ときっと店頭でお会いしてたんでしょうねぇ、なんて当時の思い出話をしたりしながらのリフレッシュ作業です。ケーブルって何年経っても基本、被覆が溶けてどろどろにでもなっていない限りは、切って剥き直せば新品みたいなものですから、勿論お店的にはどんどん新しい物に買い替えられる方も歓迎ですが、古びた物を丁寧にメンテして使い続ける方もでんき堂的には大歓迎ですよ。
さてコチラ、4芯のケーブル構造のコチラに、アンプ側がシングル接続のYラグ、スピーカー側がバイワイヤ仕様でピストル型のプラグが撚った線先にストレートにイモ螺子留めされていたので、早速QED AIRLOC処理応用の角圧着処理を8箇所施し改めて既出のプラグを強固に留め直します。アンプ側は今回バナナ仕様に変更で、コチラは二本を一組としてABS BANANAタイプをAIRLOC処理掛け致しました。外見的には持ち込まれた際と殆ど変らぬ姿で再びお客様の手に返されましたが、後日『なんでこんなに同じケーブルで音が変わるのか?』と驚かれた様子のコメントを頂戴出来たのが私にとっての満足ですね。

 

 

こちらは半日作業でした、QED GENESIS SILVER SPIRALという、度々こちらでも登場する超高級ケーブルです。不思議な事にこのケーブルは、実質AIRLOC処理前提の構造でありながら圧倒的にAIRLOC処理非対応店での購入での当店持ち込みが多い点ですね。
勿論でんき堂は喜んで持ち込み処理をお受け致しますが、何分一組仕上げるのに、普通のケーブルなら8回剥けば圧着作業に臨める所を、コチラは84回の剥き作業と結構な技術と時間が必要な特殊な線で、一組仕上げるのに2時間以上はかかります、故に通常のAIRLOC作業よりは多少追加料金が生じますのでご依頼の際にはその旨お知り置き頂ければ幸いですね。今回はその高級ケーブルをバイワイヤ接続すると言う豪勢なお話のお客様で作業はその倍、168回剥いて云々・・・
因みに写真の仕上げはプラグ上から更に全周を伸縮チューブで覆うもうひと手間掛けました仕様になっています、気になる方はこのケーブルに限らず、ご依頼時に相談頂ければ僅かな追加料金でお受け出来ますよ。

 

 

こちらは最近出て来た製品で、話題のHSE処理が施されたTIGLONとSUNSHINEのWネームの付いたSSP-REFERENCE1.0です。とても手触りの柔らかいケーブルで取り回しに優れ、その音もしなやかで濃密と、注文も増えて来ているのも頷けます。そんなこのケーブルの能力を最大限活かすAIRLOC処理で是非お楽しみ頂きたいと思います。

 

 

最後はみかん色も鮮やかなortofon Reference SPK-BronzeにAIRLOC処理です。音は勿論良い物ですがそれ以上に私は、この組み合わせとこの色実の見栄えが気に入っています。
このケーブルは4芯ケーブル構造ですが、今回はシングル接続で、二本ずつを伸縮チューブで纏めておきました。こちらもさっきと同じもうひと手間仕上げになりますので、4芯タイプをシングル仕上げで使う際にこの見栄えをお望みの際は一声下さいませ、多少の追加料金で仕上げますよ。

 

以上とりとめもなくアレコレ書き連ねましたが、スピーカーケーブルの種類は恐ろしいくらい存在いたします。皆様もどんどんいろんなケーブルを当店へ端末処理ご依頼くださいね、当店、他店、オークション購入構わず持ち込みなんでもどうぞ、喜んでお受け致しますよ!

 

ケーブルの接続に拘りたい→0466-20-5223