毎度くどいよと思われている向きもありましょうが、今日も繰り返しDENONのカートリッジ値上げネタです。だって必ず値上げ後に文句言う人いるんだもん、私としてはやる事やって書く事書いておくんで、ノアの箱舟建造中に散々小馬鹿にしといていざ雨降って神の怒りに触れたかのような大洪水が来てから慌てふためいた人みたいにならんように、皆様もお早めにDENONカートリッジの購入意思表示して下さいませ。値上げ予定は6/21です、その前日までにはお願いします。
さて、ここのブログは比較的DL103の登場機会が多いのですが、軽やかで繊細な響きが身上のDL301/2だって値上げなんですよ、これを機会に手元に折れたまま存置されてた方々の持ち込み交換取り付け依頼が、何故か両者ともパイプ交換式ストレートアームご利用のお客様から続きました。

 

 

 

上記どちらも1970年代後半から80年代前半に多くみられた、アーム根元での交換パイプ式を採用したモデルですね、S字型とストレート方が選択出来て、ストレート系が標準でS時タイプがオプションだったパターンが案外多いのですよね。当時は軽針圧思想が幅を利かせて居たのとデザイン的にスマートに映えたのとで結構ストレートタイプを好んだ方が多いのですが、実際にユニバーサルアームのメリットを活かしての針を複数所有しての交換遊びでは、ストレート系はその音はともかくとして使い回しには圧倒的に不利で、故に現在では交換パイプ用のS字パイプはオークションサイトで目も当てられない様な高値で取引をされています。そもそもメーカーの在庫なんて私が秋葉原にいた2000年頃に、あ、これはまずいなと気が付いて、パイオニアのもクラフトのもデンオンのも粗方各社のサービスセンターに電話して残りは殆ど抑えて必要な方へ販売しちゃいましたよ、当時はそれが必要になるなんて観点の方あんまり居なかったんですよね・・・

交換パイプにもメーカーごとに思想が違って、下の方のDENONのはシェルこそ固定ですがリード線は替えられるんですよ、だので今回はDL301/2への針交換と同時に10,800円もする高価な仕様に差し替えです。予め資料も用意頂き針先位置も正確に導き出してあります。取り外せてもパイプ式の針装着は案外面倒ですから、皆様もパイプ折らない様にそっと引き抜いてでんき堂まで針装着ご依頼くださいな、上の写真の方は遠方より宅急便で送られてきた分です。こう言う作業を受けるショップが地元では壊滅したそうです・・・
ともあれDENONのカートリッジ大幅値上げです、お早めに、即納分は既に予約で尽きましたが納品が遅れましても値上げ前に購入意思を示された方の分は遅れましても必ず旧価格でお納め致します。

 

DENONカートリッジ値上げまで後6日・・・→0466-20-5223